子供への時計の教え方|読めるようにする際のポイントとメリットも紹介
育児
2022.01.04
目次
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4:短針と長針が意味するものを教える
時計の読み方を教える最初の時点では、子供は時計の短針と長針の意味も分かっていないでしょう。時計について説明するときは、短針と長針が何を示すのか教えてあげます。
短針は時間、長針は分を表すことを理解できたら、針の進み方について簡単に説明します。しかし、短針と長針が進む様子を言葉だけで伝えるのは困難です。
そこで、子供がイメージをつかみやすいよう、あらかじめ針を動かせる時計を準備しておき、それを使って説明すると良いでしょう。
5:分かりやすい区切りの時間から教える
時計は、長針が1を指すと5分、2を指すと10分、というように数字の読み方と表す時間が異なります。子供が混乱してしまわないように、まずは区切りのいい時間から教えましょう。
最初に教えるのにおすすめなのは、12時、3時などちょうどの時刻と、長針が6を指す30分の時刻です。次にちょうどの時刻と30分の間である3と9を指す15分と45分を覚えられるよう教えていきましょう。
6:時間の感覚を体験させる
何分間という時間の流れを体験してみると、効果的に時間の感覚を身につけられるでしょう。時計の読み方を学び始めたばかりの頃は、何分間という時間の流れの感覚がありません。日常の中で時間の制限を設けても、最初はあまり意味がないように感じるでしょう。
例えば歯磨きを3分行うなど、決まった時間内ですると決めたことを繰り返し行っている間に、時間の感覚は養われていく可能性があります。時間の流れに対する感覚を磨けるよう、日々の生活を工夫してみましょう。
7:簡単な時間を聞いてみる
時計の読み方に慣れてきたら、簡単な時間を聞いてみましょう。答えられると子供は自信がつき、やる気になります。答えられないことが続くと自信をなくし、時計を読むのが嫌になる可能性もあるため、初めは〇時と答えやすい時間を質問しましょう。
レベルが上がってきていると感じたら、少しずつ難しくしていきます。覚えた順番どおり、30分、15分、45分のときに時間を聞き、クリアできたらもう少し難しい時間を聞いてみましょう。
8:何時間前や後の時間を教える
時計の読み方をほぼマスターできた後は、時間の流れをつかめるよう、ステップアップしていきましょう。
時計に関する単元では、時間と時刻の違いが分からずつまずいてしまう子供が多いと言われています。小学2年生の算数で概念を理解できていないと、小学3年生で出題される時間の計算問題を解くのは難しい可能性があります。
時計や時間への関心がある時期を活かして、何時間前、何時間後、といった時間の移ろいを会話に含めるなどして、子供が意識できるように機会を作りましょう。
9:何分前や後の時間を教える
時計が読めるようになれば、少しずつ時間の感覚を意識づけていきましょう。時計を見て、何分後に何時になるかを会話中に含めてこまめに聞くのがコツです。
子供が負担を感じるような聞き方をせず、会話へ無理なく盛り込みましょう。遊んでいたおもちゃの片づけや、就寝前に歯磨きを促すときなど、時間を含めやすいシーンを考えてみるのがおすすめです。
時計の読み方を楽しく教える7つの方法
時計の読み方は、子供が興味を持ちそうなアイテムを利用して教えると、より分かりやすくなるでしょう。アイテムを使うことで、教え方のバリエーションも豊富になると言えます。
ここからは、時計の読み方を楽しく教える方法を7つ紹介します。子供が夢中になって取り組めるやり方を取り入れてみましょう。
- ・時計自体に数字を書いておく
- ・時計のおもちゃを使って遊ぶ
- ・ゲーム感覚でできる問題を使う
- ・時計を題材にした絵本で教える
- ・アプリを利用してみる
- ・算数を題材にした動画やテレビを見る
- ・復習しやすいプリントの問題集を活用する
1:時計自体に数字を書いておく
アナログ時計には3時間おきの数字のみ書かれているものがあります。すべての数字が書かれていない場合は全部の数字が入った時計と同じになるように数字を書き込んだり、数字のシールを貼ったりして、一目で時間を読めるようにしてあげましょう。
0分から1分ごとに数字を入れておくとさらに読みやすくなります。短針の動きが分かりにくいときは、数字と数字の間の余白に示している時間を書き入れておきましょう。
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