「勉強しろ」と言うのがよくない理由｜自主的に子供が勉強するようになる方法とは

mokuji_dummy

次は、自主的に子供が勉強するようになる方法を紹介します。保護者としても子供が自主的に勉強してくれれば、「勉強しろ」と言う必要がなくなります。

また、子供も自分から机に向かう方が気持ちよく過ごせるため、精神的なストレスが減るでしょう。自主的に子供が勉強するようになるには、以下の方法があります。

1：勉強から得た感動を保護者も共有する

勉強が嫌いな理由として、暗記したり、問題が解けたりしても、一人で黙々とやっていることだからつまらない、という子供もいるでしょう。

一人で勉強しているという孤独感を無くすために、新しい知識を得た感動やわからない問題が理解できるようになった喜び、目標の点数を取れた達成感など、子供と一緒に保護者も共有しましょう。

頑張ったことに対して保護者が興味を示さないと、子供も勉強へのやる気をなくしてしまうため要注意です。

2：子供が夢中になれるものを探す

子供が夢中になれるものが見つかれば、子供が自主的に勉強するようになる可能性が高まります。自分から知りたい、覚えたいと思えば、自ら進んで学習していく可能性があるでしょう。子供がどのような分野に興味を持つか、一度探してみましょう。

夢中になるものが見つかれば、そこで努力していくこと、成長していくことの楽しさも学べます。没頭できる経験から勉強の面白さを知り、自分からするようになるでしょう。

3：自分で考えて行動させるような言葉をかける

「○○しなさい」と指示してしまうと、子供が自分で考えて行動する気持ちが失われていきます。できるだけ自分で考えて行動させるような言葉をかけましょう。

まずは、「宿題頑張っているね」「今日も学校の授業頑張って受けてきたね」など、子供がしていること、してきたことを認める声がけをします。

認められると、子供は自分の行動に自信を持つようになるでしょう。自分がやった行動を認められたくなるため、「もっと褒められるにはどうしたらいいか」と考え、自分から進んで勉強にも取り組むようになります。

4：将来何をしたいのか子供と話し合う

自主的に子供が勉強するようになる方法として、今学ぶことが将来何に関係していくか子供が知ることが大切です。学力は将来の夢を叶えることや、将来の選択肢を増やすことにつながります。そこで、将来何をしたいのか子供と話し合いましょう。

たとえば、医師になりたい場合は、医学部への入学が必要になり、高い学力が要求されます。勉強しないままでいると、その夢が叶わない可能性が高くなるということを子供に伝えます。

将来の夢がまだ見つかっていない子供の場合は、勉強を通して将来やりたいことが見つかる可能性について伝えると良いでしょう。

5：保護者が勉強している姿を見せる

自主的に子供が勉強するようになる方法として、保護者が勉強している姿を見せるのも効果的です。子供は保護者の姿を見ていて、その影響を受けます。

保護者が日頃から読書や勉強をしていると、学ぶ姿勢の手本になります。子供も保護者の様子から学ぶ姿勢を覚えて、自分から勉強するようになるでしょう。

子供に伝えたい15個の勉強する意味｜伝える時の注意点もあわせて紹介

「勉強しろ」という前に保護者が子供にできること

子供に「勉強しろ」と言うのがよくない理由や自主的に子供が勉強する方法を掴んだところで、次は、「勉強しろ」という前に保護者が子供にできることについても把握しておきましょう。子供が自主的に勉強する姿勢を持つためにも、これから紹介する以下の行動を心がけてください。

学習環境を整える