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シリカゲルを再生させる際はどうすればいい?活用法についても解説

シリカゲルを再生させる際はどうすればいい?活用法についても解説

1:シリカゲルはもともと軍事目的で生まれたもの

もともとシリカゲルは、20世紀初頭のアメリカにおいて、軍事潜水艦内部の湿気対策に開発・量産されたものだと言われています。その他にも毒ガスの吸着剤に使われるなど、シリカゲルは軍事目的で生まれたものでした。

 

それが年月を経て工業化され、家庭でも気軽に使えるような広範囲の用途のものへと変化しました。

2:シリカゲルは食品以外にも使われている

食品の湿気対策に使われているものは「A型シリカゲル」や「シリカゲルA型」と言われています。A型よりも大きな面積に使用され、より高い吸湿性があるものが「B型シリカゲル」や「シリカゲルB型」と呼ばれるものです。

 

B型は建物の床材や壁材の中に組み込まれたり、ピアノの調湿剤として使用されたりします。ベッドのシーツの下に敷くシリカゲルシートもB型シリカゲルです。

 

A型B型のタイプで分けられた中にも、ドライフラワー用や半導体用などの用途に合わせて、粒子の大きさや小袋を調整したものがあります。

3:シリカゲル以外にも使われている乾燥剤がある

食品の袋に入っている小さい袋はシリカゲル以外にもあります。石灰乾燥剤と脱酸素剤です。

 

石灰乾燥剤はシリカゲルと同様、お菓子や食品の湿気対策として同封・同梱されています。石灰乾燥剤は吸湿することで粒状の生石灰から粉状の消石灰へと変わります。石灰乾燥剤はシリカゲルのように再生することはできません。

 

生石灰は水に触れると発熱するため、水に触れさせないように注意しましょう。やけどの危険があります。一方で、消石灰は土に混ぜると酸性の土壌をアルカリ性に変える効果があります。土に混ぜて使うときは、消石灰であることを確認し、やけどのリスクを抑えてください。

 

脱酸素剤は、その名の通り、酸素を吸収してお菓子などの袋の中を無酸素状態にします。無酸素状態にすることで、水分を多く含んでいる食材のしっとりとした状態を保持しながら、カビの発生と酸化を防いでいるのです。

 

脱酸素剤の中には鉄粉が入っており、鉄が酸素を吸収して酸化鉄になる原理を利用しています。そのため脱酸素剤の中の鉄粉が酸素を吸収し切れば、それ以上の酸素吸収はできません。再生もできないため、使用後は不燃ごみとして処分してください。

地球環境のためにもシリカゲルを再生させて活用してみましょう

お菓子や乾物などを買ったときについている乾燥剤、シリカゲルについて解説しました。

 

シリカゲルは簡単に再生できることや、その再利用方法は多岐にわたるということを知らない方も多かったのではないでしょうか。

 

再生したシリカゲルは、自分の使用用途に合わせて量を調整することができます。衣替えシーズンのクローゼットや、雨が降った日の靴の中、春に植えた種が残った袋など、アイデア次第で使い方もさまざまです。

 

地球環境のためにもごみを増やすのではなく、再生・再利用ができるものは賢く活用してみましょう。

 

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