手のかからない子って?特徴8個といい子症候群に陥らないために必要なこと
育児
2021.08.06
目次
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いい子として育つと、職場や家庭などで自己主張を踏まえた交渉ができず、トラブルが生じたときに困ってしまいます。
もちろん、相手は自分のことを何も言わない人の気持ちをわかってはくれないため、トラブルが起きたときはもちろんですが、普段から周りの人との信頼関係を築くことも難しくなってしまいます。
いい子症候群に陥らないために必要なこと3つ
お子さんたちは、自分の意思を表現していくことで、コミュニケーションを覚えたり、自分の発言に責任を持ったり、行動に自信を持ったりしていきます。
ここで重要なのが、保護者のかたの接し方です。お子さんが独立した個人であることを理解したうえで、日頃から本音をひき出すことが良いとされています。
「いい子」は周りの大人がお子さんの気持ちを尊重し、理解することで回避できるものです。
1:保護者に必要な待つ力
例えば、飲食店でお子さんの食べるものを決めるとき、「これ好きだよね、これでいいよね?」と、保護者のかたが決めて押し付けてしまうことが多くみられます。
これを繰り返してしまうと、お子さんは自分がわからないといった状態に陥ってしまい、重要な場面で選択ができなくなってしまいます。
普段の小さな選択から、お子さんが自分で決められるまで辛抱強く待つことが重要です。
2:子どもの本音・気持ちを大切にする
食べるものや着るものなどを、「子どもだから私が決めたほうが良い」という理由で保護者のかたが決めるのではなく、まずはお子さんの希望を聞き取ってみることが大切です。
その積み重ねが、「自分は認めてもらった」という自信や責任感へとつながるからです。
ただし、これは言いなりになることとは違います。社会的ルールを教える必要があると感じたときには、そのことを説明し、正しい判断を伝えてあげることが重要です。
3:子どもにあえて空気を破る練習をさせる
いい子には、周囲の空気を過剰に読もうとする特徴があり、これがいい子症候群の落とし穴でした。そのため、お子さんに空気を破る練習をさせることが大切になります。
前述したような小さな選択を日頃からお子さんに行わせることで、大人の顔色をうかがう癖をなくし、自分の意志を持つことができるようになるでしょう。これを繰り返すことがいい子症候群の予防となります。
手のかからない子の特徴を知りいい子症候群にならないようにしよう
「いい子症候群」は保護者の接し方を工夫することで回避することができます。
保護者のかたがお子さんと同じ目線に立ち、1人の人間として接していくことが重要です。できるだけお子さんの考えを尊重し、普段から気長に待って見守ってあげることをおすすめします。
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