子供のワーキングメモリは読書で変わる? 鍛える方法と低下によるリスク
育児
2021.08.06
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体を使わない読書とは反対に運動することでもワーキングメモリを鍛えることができます。
子供にとって体を動かすことは、身体の成長過程にとってとても重要なことですが、ワーキングメモリを鍛えることにも重要な役割があると言われています。運動をすることで自己を抑制する抑制機能が鍛えられるとされています。
抑制機能があることで自分の感情を抑え、より効率的に結果を残せる方法などを見出そうとします。また人と関わっていくうえでも必要な機能です。
子供は遊ぶ事も仕事と言いますが、子供は体を動かし遊びながらワーキングメモリを鍛えていくのです。
もし子供が勉強中にじっとしてられないという悩みがある場合、勉強の前に少し運動させることで脳がリセットされ、机に向かうときに勉強のスイッチに入れ替わるということもありますので、いきなり勉強を始めるのではなく、少し体を動かしてから勉強をさせるのも一つの手です。
2:睡眠をしっかりとる
ワーキングメモリを鍛えるには睡眠も大切です。睡眠不足がワーキングメモリの減少に関与していると言われています。
睡眠不足だと体も心もうまくコントロールできず、良いパフォーマンスができないということがあります。人によって睡眠時間は異なりますが、子供であれば、9~13時間の睡眠をとるように心がけましょう。
現代は大人だけでなく子供も習い事があったり、宿題があったりと本当に忙しい日々を送り、削るとしたら睡眠時間ということは多いにあります。しかし、ワーキングメモリを鍛えるために十分な睡眠時間を確保しましょう。
3:新しいことを記憶する
新しいことを記憶し、記憶したことがらのうち数点を思い出すということもワーキングメモリを鍛えることに役立ちます。
例えば、知らない歌の歌詞を覚えて歌詞を見ずに歌ったり、初めて見る広告を記憶して印象に残った単語4点を思い出すことを行います。そうすることで、脳の前頭前野という部分を刺激し、活性化させることで論理的・合理的に考える力が鍛えられます。
4:日本語以外を学習する
母国語以外の言葉を学ぶこともワーキングメモリを鍛えるのにとても良いとされています。
母国語以外の言語に触れることは、普段使用しない脳の部位が活性化されます。母国語以外を学ぶことは脳の発達にとても有効的です。
5:暗算をする
暗算はさまざまな数字を記憶しなければいけないため、ワーキングメモリを鍛える代表的な方法だと言われています。
例えば、100から8をひたすら引いていくという計算を暗算で行うだけでもワーキングメモリを鍛える良いトレーニングになります。その他にも数独などもおすすめの方法です。
暗算であればちょっとした空き時間に頭の中で行えるので、道具や場所が必要ありません。少しボーっとするような時間がある時に暗算をするだけで良いでしょう。簡単な暗算に慣れてきたら、桁数を増やしていくなど暗算の難易度は無限に上げられます。
6:頭の中にイメージを描く
ワーキングメモリを鍛える方法として毎日楽しいことを頭に思い描くことも大切です。楽しいことや嬉しいこと、幸せを感じることを想像することで、脳の特定の領域が大きくなり、活性化し、ワーキングメモリの増強につながります。
料理を作っている工程をイメージしたり、ある単語を絵でイメージしてみたり、聞いたことのある風景をイメージしてみたりなど、日常の中でイメージをすることでワーキングメモリが鍛えられると言われています。
このイメージがポジティブなことがらであれば、脳がさらに活性化します。
スポーツ選手が試合前に行うイメージトレーニングは最高のパフォーマンスをするためと言われていますが、理にかなっていることなのです。これを日常生活のあらゆるところに取り入れることでワーキングメモリを鍛えられます。
7:料理にチャレンジする
料理をすることもワーキングメモリを鍛えることが出来ると言われています。
料理は、キッチンという狭い空間の中で、火のもとや包丁などの危ない器機に気を付けながら、料理を完成させていかなければなりません。さらに効率も求められます。ワーキングメモリをフル活用させて料理を完成させるというゴールに向かって調理します。
子供にとって料理は食べるものだけでなく、ありとあらゆる工程を経て完成させるということを知り、さらに自分で作ることはワーキングメモリを鍛えるだけでなく、経験としてもとても良いものです。
8:自然に触れる
脳が疲労しているとワーキングメモリを鍛える効率が悪くなってしまいます。そこで脳が疲労していると感じたり、最近自然に触れあっていないと思ったら、自然に触れるようにしましょう。
自然に触れることで認知機能の回復効果が高いと言われています。子供に疲れがみえてきたり、リフレッシュする時間ができたら、自然に触れるような場所に連れて行くことをおすすめします。
学習面に影響を与えるワーキングメモリ
ワーキングメモリは賢さの中核にあるものです。人間は心の中で記憶や情報を保持し、それらを組み合わせて処理します。このワーキングメモリという力が乏しければ、情報を処理する能力に欠け、学習面以外やコミュニケーションにも影響が出てしまいます。
IQと呼ばれる知能指数が知的能力の判断基準とされていますが、これはワーキングメモリに強く関わっていると言われています。
ワーキングメモリの低下による将来的なリスク
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