子供のワーキングメモリは読書で変わる? 鍛える方法と低下によるリスク 子供のワーキングメモリは読書で変わる? 鍛える方法と低下によるリスク - chokomana
ホーム >

子供のワーキングメモリは読書で変わる? 鍛える方法と低下によるリスク

子供のワーキングメモリは読書で変わる? 鍛える方法と低下によるリスク

子供の読書に期待できる効果

昔から読書好きな子供は勉強ができる、東大に合格する子供は小さいころからたくさんの本を読んでいたなど、読書が子供の学力に影響すると言われています。子供が読書をすることで期待できる効果は、言葉の発達や読解力、想像力、思考力など多岐に及びます。

想像力や心を育む

子供の読書に対する効果の一つとして想像力や心を育むことがあげられます。

 

読書をすることで登場人物の状況を想像したり、自分を登場人物と置き換えて気持ちを想像することもあります。文字では表されていない部分を自分自身で想像し、考えることで想像力や心を育むと考えられています。

 

特にノンフィクションのものより小説の方が想像力を発達させる傾向にあります。

思考力が身につく

読書をすることで思考力も身につきます。読書から得た語彙力は知識を積み重ねていくことに重要な役割を果たします。

 

また脳の準備体操として学習の前に読書をすることで気持ちを落ち着かせたり、学習する姿勢をとることができるので、子供の潜在能力を引き出すことにも一役かいます。そのため、朝や自由時間の読書は心を穏やかにさせ、次の活動に向けての良いウォーミングアップになります。

国語力が向上する

日常会話やテレビから発せられる言葉は口語で、さらに表現が単調で語彙の数も少ないです。しかし、本の中には、文学的で詩的表現も豊富に使われています。

 

そのため、読書をする子供たちは複雑な文章や表現に触れる機会が増え、読解しようとすることで国語力の向上につながります。

 

よく読書をする子供は語彙力が増えるだけでなく、類推的な表現や思考が身につくと言われています。

読書時に使うワーキングメモリ

ワーキングメモリとは日常生活の中で、行動の目標や計画を記憶しておくために必要な脳の働きをいいます。発達心理学では、ある情報を短時間、心の中に保持しながら同時に処理をする能力のことを指します。

 

このワーキングメモリを読書時にも使用しています。そのため、日常生活で起きるあらゆる目標達成のために必要な脳の働きを鍛えるためには読書がとても効果的であると考えられています。

読書で鍛えられるワーキングメモリ

では、どのようにして読書でワーキングメモリが鍛えられるかというと、読書は活字を読んでいきます。まず脳は活字を見て意味を解読し、節や文全体の意味を読み解いていきます。長文になれば、読み解いた内容を記憶しながら先に読み進めていきます。

 

この能力こそワーキングメモリです。ワーキングメモリがあるからこそ本の内容を理解しながら読み進めていけるのです。
 
読書は読んできた内容を記憶しながら、次の文や章で起こりえそうなことを予測し、さらには登場人物の感情を想像して読んでいきます。このようにワーキングメモリをフル活動させて読書をするので、ワーキングメモリが鍛えられるのです。

ワーキングメモリを鍛えるそのほかの方法8つ

ワーキングメモリは読書以外にも鍛える方法があります。その中でもおすすめの8つを紹介していきます。

 

ワーキングメモリは日常生活において、非常に大切な能力です。勉強ができる以外にも子供の将来的にワーキングメモリが鍛えられていると仕事の生産性が上がる等、良いことが多いです。

 

紹介する8つの方法はあえて行うことではなく、日常生活の中で少し意識をするだけで取り込むことができるものになっています。

1:体を動かす

関連記事一覧

関連記事一覧へ