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反抗期がひどい子供への対応はどうすればいい?原因についても紹介

反抗期がひどい子供への対応はどうすればいい?原因についても紹介

ひどい反抗期を迎えているからこそ、重要なのがきちんと子供なりの主張する理由を聞くことが重要です。また約束を破った時、何か問題を起こしたとき、きちんと本人の言い分を聞くことが重要になります。

決して頭ごなしに怒ったり、正論だけをガミガミ説教したところで、子供の心にはしみこんでいきません。保護者が冷静に子供なりの理由を聞くことで、子供は自分の理由を話し、話すことで自分の言い分や主張をあらためて見つめなおすことができます。

7:会話の途中で遮らずに最後まで話を聞く

ついつい反抗期の子供の言い分や主張に黙っていられなくなり、口を挟みたくなります。しかし、決して会話を途中で遮るべきではありません。会話を遮ることは、子供にとって大切に接してもらっていない、というメッセージになってしまいます。

ひどい反抗期を迎えている子供ほど、会話の途中で遮らずに最後まで丁寧に話をきくことが大切です。

8:他の子供と比較しない

反抗期がひどい時ほど保護者がやってしまいがちなのが、他の子供の状況と比較してしまうことです。しかし、ひどい反抗期を迎えているほど、他の人と比べないという対処法が非常に重要です。

一人ひとりの顔が違うように反抗期のありようも一人ひとり違います。ひどい反抗期を迎えていても、成長の一時期の姿なので、少し距離をおいて達観するように子供に対処することが重要です。

9:子供に構いすぎずに見守る

反抗期の中でも特に二次反抗期を迎えている子供には構いすぎない、という保護者の態度が必要不可欠です。特に管理的な関わりを行えば行うほど、反抗心は強くなり悪循環ばかりになります。

反抗期は保護者が構いすぎたり、なんとかしようとしても何ひとつできません。遠くから見守りつつ必要不可欠な時はすぐにかかわれる距離にあることが非常に大切になります。

10:子供に保護者の意見を押し付けない

一次反抗期でも二次反抗期でも保護者の意見を押し付けるのは解決にはなりません。ますます反抗が増す結果になります。

ひどい反抗期ほど保護者の意見を押し付けないことが大切です。正論は反抗期に効き目はなく、むしろ自分で考え、自分で答えを出す、というプロセスが非常に大切な時期が反抗期になります。

遠くからそっと見守るようなイメージで対応することが、ひどい反抗期をしのぐためには必要不可欠でしょう。

ひどい反抗期で考えられる4つの原因

ひどい反抗期の背後にはどんな思いが隠れているのでしょうか。ひどい反抗期を迎えている子供の心の背後には次の4つが存在すると考えられています。

1つ目が人間関係の悩み、2つ目が劣等感、3つ目が保護者と子供の距離感、4つ目が将来への不安です。詳しくそれぞれについて紹介します。

1:学校や部活での人間関係の悩み

第二次反抗期の時期は特に友達関係が中心に置かれる時期です。学校や部活での人間関係の悩みはつきません。心と身体の成長がアンバランスになり、精神的に不安定なところへきて友人や部活の人間関係に悩むので精神的には余裕などありません。

幼いころなら泣きついた子供も自立の道へと歩み始めていて、保護者に八つ当たりするぐらいでしか甘えることができません。人間関係の悩みが深ければ深いほど、ひどい反抗的な言動が目立つ可能性が高いです。

2:劣等感からくる焦りや不安

思春期の難しさは周りと自分が見えてきて、自分のことに対して非常に劣等感を抱きやすくなります。思春期は自己評価も特に下がってくる時期としても知られています。

この劣等感が強くなると、その心の焦りや不安、やるせなさから保護者への反抗的な言動はひどくなることが予想されるでしょう。

3:保護者と子供の距離感

ひどい反抗期になった場合に保護者と子供の精神的な距離感を、一度立ち止まって見直してみることが重要です。

あまりに過干渉、つまり保護者の不安や心配から細々と学校や人間関係のことを尋ねたり、一から十まで口出しをしてしまったり、やたら高圧的に抑えつけるようなことばかりということであれば、反抗的な言動はより一層強く激しくなり親子ともに疲れていくことになるでしょう。

反抗期を乗り越えるのは思春期を迎え、心身ともに不安定になっているのは子供自身であり、保護者は心の安全基地として同じ場所で見守ってあげることが大切でしょう。

また、喧嘩を繰り返すことは子供の心の安全基地としての機能を果たせなくなり、子供はますます不安定になる可能性があります。

少し距離を置いて見守るぐらいの位置で関わっているかを、大人である保護者が時々点検するぐらいの余裕をもてるのが理想でしょう。

4:将来への不安

思春期は高校受験などもあり、まわりもよく見えてくることもあって将来への不安を抱きがちです。不安が強いほど、精神的にも不安定になり、そのことが保護者への反抗的な言動の激しさとなり、ひどい反抗期を迎えやすいでしょう。

自分の思いを語ることも少なく、何を考えているかもはっきりしないことが多いですが、将来への漠然とした不安からもひどい反抗期を迎えることがあると分かれば保護者としても不必要に感情的にならずに済み、見守り、そっと関わることで心の支えになることができるでしょう。

反抗期の子供に怒りすぎた場合の対処法

子供が反抗期を迎えると、なかなか話や言うことを聞いてくれず、つい怒りすぎてしまう方もいるのではないでしょうか。ここからは、子供に怒りすぎてしまった場合の対処法を紹介していきます。

以下の内容を参考にして、反抗期を迎えた子供との間に距離ができてしまわないようにしましょう。

1:怒った理由を伝える

まずは、なぜ怒ってしまったのかを子供が理解できる言葉で伝えましょう。ただ怒りすぎてそのままにしていては、保護者の気持ちは伝わりません。なぜ怒られたのか、どうすれば良かったのかを子供に理解してもらうためにもきちんと説明する時間を設けて、お互いに仲直りすることが大切です。

2:何がしたいのかを聞いてみる

子供が反抗的な態度をとってしまうのには、なにかしらの理由があることがほとんどです。反抗期は保護者もついカッとなって怒りすぎてしまうでしょうが、何か思い通りにならないことがあって反抗しているんだと考えるようにしましょう。

そして、子供に「何がしたかったの?」などと優しく聞いてあげることが大切です。本心を聞いてもらえたり自分の意見が尊重されたりすることで、少しずつ反抗期から抜け出せるでしょう。

3:手紙交換をしてみる

つい怒りすぎてしまうと、子供も自分の話や意見を聞いてもらえないことに腹を立て、コミュニケーションがとりにくくなる場合があります。そのときに使えるのが、手紙交換です。手紙を書くことで、自分1人でできるという感覚を味わい、子供の心は満たされます。

また、面と向かって話しづらくなってしまっても、手紙であれば正直な気持ちを聞けたりより言葉が伝わりやすくなったります。個人差はありますが、怒りすぎてしまって子供と距離ができてしまった場合は、ぜひ取り入れてみてください。

反抗期に対応するには保護者自身のストレス解消も大切

子供が反抗期を迎えると、子供からの想像を絶するひどい言動に腹を立てたり、落ち込んだり、そのストレスはかなり強い状況が続きます。しかし、保護者も保護者である前に一人の人間です。

反抗期は子供の反抗期だからと我慢ばかりになってしまいがちでしょう。また、母親であればちょうど更年期にさしかかる時期と重なったりもします。

保護者という立場を失くするわけにもいかない中、ひどい反抗期に向き合うためには保護者自身のストレス発散も非常に大切です。気分転換できること、気分転換できる場所やストレスのはけ口を、激しい反抗期が来る前に見つけておくと良いでしょう。

ひどい反抗期への対応方法を理解しておこう

子供の反抗期がひどい時ほど対処できるように、子供と距離を置き、子供と悪循環に陥らないよう対処法を理解して対応することが大切になります。

対処法を知ることで距離をおき、反抗期の怒涛の波にできるだけ巻き込まれずにすむように、保護者もうまく息抜きをすることが、不安定な時期を生きる子供の立場を守ることにもつながるでしょう。

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