反抗期がひどい子供への対応はどうすればいい?原因についても紹介
育児
2021.03.05
目次
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反抗期とは
反抗期とは身近な保護者や大人、周囲の人の指示や言葉に対して拒否的な態度や言動をとる時期をさします。
この反抗期は2歳頃から始まる「イヤイヤ期」とも呼ばれる第一次反抗期と、思春期にはじまる第二次反抗期の2つです。
第一次反抗期が自分の力を自分の望むかたちで実現してみたい、という思いが背後にあるといわれており、第二次反抗期は肉体的な変化への戸惑いや、自分像の揺らぎ、自立と依存に揺れる思いなどが背後にあるといわれています。
いずれも成長途上における自然な反応です。
しかし、反抗期という言葉は「大人の立場」から子供の言動や態度をみたときに使われる言葉でもあります。このポイントをふまえると反抗期への対処法も見つかりやすいです。
反抗期の子供の特徴
反抗期の特徴と言えば、とにかく保護者や周りの大人に対し拒否的で抵抗する態度や言動が目立つということです。
第一次反抗期は2歳ぐらいから4歳ぐらいにある一般に言う「イヤイヤ期」とも呼ばれ、安心できる相手に反抗的と思われる態度をとるのが特徴です。とにかく何から何まで「イヤ」と抵抗し、すんなり着替えや食事なども行えなくなるでしょう。
一方、小学校高学年から高校ぐらいまでにおこる反抗期を第二次反抗期と呼び、反抗的な態度のみならず、保護者を無視したり、関わりを避けたりという姿も目立ちます。ひどいときには暴言を言ったり、物を投げたりという乱暴な態度も見られるでしょう。
ひどい反抗期への対応方法10選
反抗期がひどい子供への対処法10選を紹介します。
対処法10選には「感情的にならない」「子供に共感して受け入れる」「子供の話に耳を傾ける」「無理なことは限界を教える」「怒りすぎない」「理由を聞く」「会話の途中で遮らない」「他の人と比べない」「子供に構いすぎない」「保護者の意見を押し付けない」があります。
これら1つ1つについて詳しく紹介します。
1:感情的な対応をしない
まず第一次反抗期の幼い子供でも、第二次反抗期の思春期の子供でも対処のコツとしては、何より感情的になって反応しないということです。感情的に反応してしまうと大喧嘩になったり、幼い子供であれば大泣きをして余計に大変なことになりかねません。
忘れてはいけないのが保護者を困らせよう、保護者が嫌い、そんな気持ちがあり、反抗しているわけではなく、成長に必要な「反抗的態度」であるということです。
第一次反抗期の幼い子供は自分の力で世界に働きかけ、その結果で自信をもち、さらに自分の力を発揮しようとしているだけです。自分でやってみたいと思っている背景を思い起こして一呼吸おいてみてください。
第二次反抗期の子供たちは身体も心も不安定です。自分の理想と現実、まわりが見えてくるからこそ劣等感にさいなまれるようにもなります。そんな心のグラグラ、イライラが背後にあることを思い出してみましょう。
2:否定せずにまずは言い分を受け止める
感情的にならなければ、落ち着いて反抗期の子供に対応することができます。まずは子供の言っていることに対して、真偽などはいったん置いておきましょう。
最初の第一歩として否定するのではなく、まずは言い分を受け止め、子供に共感して受け入れてみましょう。
幼いイヤイヤ期の子供の場合、例えばこの服はぜったいに着たくない、と主張するのであれば「このお洋服は着たくないと〇〇は思っているんだね」と伝えましょう。
また、例えば門限が8時であることに納得しない思春期の子供たちには「門限が8時ということに納得いかないと考えているのね」と相手の思いをまずは受け止めてみます。
受け止められることで、少し子供たちも心に落ち着きがとりもどされやすくなるでしょう。
3:子供が何を主張しているのか耳を傾ける
反抗期がひどい子供に対処するにあたって、次に重要なのが「子供の話に耳を傾ける」ということです。
幼い子供であれば、まだ理屈もごねず、大人がカチンとくるという場面は少ないです。急いでいる時や時間がない時などにイライラしたり、対応に余裕がなくなってしまう場面が多いのではないでしょうか。
しかし思春期の反抗期となると、カチンとくるようなことや大人として黙ってはいられないことを言うのが常ではないでしょうか。しかし、重要なのは一人立ちのために起きている成長の姿だということです。
理不尽で不条理なことばかり言われたりする保護者が、さらに保護者としての成長を期待されている時期でもあっても、保護者としては非常に精神的な負担が大きくなります。
とにかく子供が何を主張しているのかを聞きましょう。何をどうしたいのか、どう考えているのか、ただイラついて八つ当たりしているような内容なのかなどを冷静に聞きましょう。
イライラすることで反応して口論になるよりも、冷静に話を聞き、その内容をそのまま子供に伝え、「~ということでイライラしているのかな」など理解したことを返すことで、子供は子供自身を見つめることにつながっていきます。
4:無理なことは無理であると伝える
この先、社会の中で一人の人として一人立ちする以上、無理なことは無理であるという限界を教えることは保護者として非常に重要です。
幼い子供であれば無理だといっても、まったく理解できない場面も少なくないでしょう。
限界を伝えるというよりも他のことに興味をそらせたり、すこしクールダウンを待ってあげるのも方法です。ただ、命の危険につながる場面では理由を伝えてはっきりとダメであることを説明します。
一方、思春期の反抗期については無理なことは無理だと限界はきちんと伝えます。この先、社会に出ていく存在である以上、限界があることはきちんと説明し、伝えることが重要です。
そのことに対し、素直な対応や言動は期待しなくてもいいですが、保護者として、社会人として伝えておくべき情報はきちんと伝えます。
5:決して怒りすぎない
幼い子供はもちろんのこと、思春期の子供たちにも反抗期に怒りすぎないということが非常に大切な対処方法になります。しかし、怒りたくなるのが当たり前の反抗期であるため、保護者にとっては本当にストレスフルでしょう。
ただ言えることがあるとすれば、保護者を困らせようとして反抗している訳ではないということ、そして保護者が嫌いだから反抗している訳でもないということです。
そのことを踏まえ、決して怒りすぎないことが大切です。一次反抗期、二次反抗期ともに「自分の力を伸ばしたい」という願いが根底にあることで起きます。
その為、それを怒りすぎてしまうと自分を主張すること、自分を持つこと、保護者から自立することが否定されるメッセージになりかねません。
とはいえ、怒りすぎることも多い反抗期です。そんな時は保護者も反省して、少し子供と精神的に距離をおくことも大切でしょう。
6:子供なりの理由を聞く
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