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算数が苦手な中学受験生におすすめの勉強法とは?受験に必要な3つの力も解説

算数が苦手な中学受験生におすすめの勉強法とは?受験に必要な3つの力も解説

表現力

中学受験においての表現力とは、自分の考えを記述することで、算数では途中式にあたります。

 

最近では、途中式を書くように求める中学受験も増えています。正解にたどり着くまでの考え方を知りたいからです。定義や公式の説明を求める問題も増えつつあります。こうした途中式や説明問題に対応するには、普段から途中式を省略せずに丁寧に記述することが大切です。

 

家庭で「この定義ってどういう意味なの?」と子どもに聞いてみるのも良いでしょう。説明する練習にもなりますし、曖昧な定義や公式を再確認することができます。

計算力

計算力は短期で身に付くものではありません。そのため、毎日の積み重ねが大切です。

 

とはいえ、毎日計算問題を解くのは子どもの負担になりやすいです。ポイントは毎日の行動とセットにして、習慣にしてしまうことです。

 

後でも説明しますが、例えば、朝ご飯の前に計算問題を1ページ解くと決めておくと、毎日食べる朝ご飯と学習をセットで行えるため、学習習慣が身に付きやすくなります。

思考力

中学受験での思考力とは、1つの問題を様々な視点から考えられる力です。

 

思考力を身に付けるためには、多くの問題を解いて解法のパターンを身に付け、問題を解くための引き出しを増やすことが大切です。限られた試験時間の中で、問題に適した引き出しを素早く見つけ、活用できるように普段から訓練しておきましょう。

 

ポイントは解法のパターンを意識しながら学習することです。同じような問題が出たと際に、覚えた解法を使って解けるように繰り返し練習することが大切です。

算数が苦手な子どもが取り組むべき中学受験対策

算数の中で苦手な子どもが多い単元が、「図形」「場合の数」「割合と比」の3つです。

 

ここでは、これら3つの単元の特徴の説明に加え、具体的な中学受験対策を紹介します。

「図形」の対策

図形問題で大切なのは、補助線の引き方です。補助線を適切な場所に正しく引くことで、問題を解く手がかりになります。

 

補助線の引き方を定着させるためには、補助線を使う多くの図形問題に触れることが重要です。多くの問題を解くにつれ、問題によって補助線を引く場所や引き方がパターン化されていることが分かり、早く正確に補助線を引けるようになります。

 

また、図形を正確に書き写すことも大切です。図形を正しく書き写すことができれば、問題を解くひらめきのヒントになります。

 

しかし、注意しておきたいのは、図形問題はきれいに図形を書くことが目的ではないことです。きれいに図形を書くことに時間を使い、肝心の問題を解く時間が減るのはもったいないです。

 

図形を書き写す時はフリーハンドがポイントです。問題を解く時間を増やすためにも、普段から図形を早く正確に書き写す訓練をしておきましょう。

「場合の数」の対策

場合の数は、樹形図を用いる問題や計算で求める問題など、問題によって解き方が異なることが苦手意識を生む一つの原因であると考えられます。

 

場合の数で大切なことは、見極めることです。

 

考えられる全ての場合を書き出すことで答えは出ますが、全てを書いていては時間が足りなくなります。特に受験では限られた時間の中で問題を解かなければならないため、効率的に問題に答える力が必要です。

 

そのためにも、多くの問題に取り組み、ある程度問題パターンを理解しておくことが大切です。「この問題を解く時は、こうするのが早い」と考えられる問題が増えれば、より少ない時間で問題を解き切ることができるでしょう。

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