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中学校のプログラミング教育について知っておきたいこと5つ|小学校との違い

中学校のプログラミング教育について知っておきたいこと5つ|小学校との違い

ここからは文部科学省が示す中学校のプログラミング学習実践事例について解説していきます。今回は、Society5.0におけるプログラミングの役割を始めとした3項目をピックアップしていきます。

 

文部科学省が示す中学校のプログラミング学習実践事例についてご興味がある方は、参考にしてください。

1:Society5.0におけるプログラミングの役割とは?

そもそも「Society5.0」とはなんでしょうか。Society5.0とは、仮想空間と現実空間を融合させた、人間が生活しやすい超スマート社会です。最新テクノロジーを活用するため、日本で実現していくには、教育との連携が必要になっていきます。

 

Society5.0におけるプログラミングの役割は、社会や生活の中で問題を見つけ、解決することです。

 

これまでのSociety4.0は情報社会として、インターネットから他の人間の知恵を得てきましたが、Society5.0では、AIからも情報を得て問題解決していくケースがあるでしょう。そのため、プログラミングの高度な知識が必要になっていきます。

2:地図コンテンツのプログラミングで防災に関する問題を解決しよう

プログラミング教育の一環として、中学生に防災マップをつくらせる授業をしている学校もあります。授業では、自治体のwebコンテンツから避難所などの情報を集めて、教材として用意されたプログラムの地図にマークをつけていきます。

 

小学生むけの防災マップ作りでは実際に街を歩き、学校に戻ってからweb上で更新していきますが、中学生の場合は外出しません。情報収集はパソコンでこなす代わり、マークした箇所にリンクや画像をつける高度な作業を教わります。

 

フィジカルとヴァーチャルの融合を体験でき、地域の問題解決に具体的に取り組むことを実感できる授業ではないでしょうか。

3:世の中にちょっと役立つロボットを製作しよう!お掃除編

プログラミング教育の一環として、中学生にロボット製作の授業を受けさせる学校もあります。自動で走る車型の掃除機をつくり、普段目にしている自動で動くロボットのプロセスについて学びます。

 

ある中学校では、4工程で授業を行いました。第1の「設計」の段階で、個人で出したアイデアをチームで検討し合います。第2の「製作」の段階では、吸い込み口を作るために厚紙を試したり、ペットボトルを試したり、試行錯誤するシーンも見られました。

 

第3の「プログラム作成」の段階で、所定のエリア内を、ロボットが自動で全体的に掃除するようにプログラミングします。そして第4の「発表と評価」で、分かりやすい発表を心がけ、お互いに評価し合いました。

 

プログラミングを活かした「身近な生活における問題解決」を実感できるよい例ではないでしょうか。

中学校のプログラミング教育について正しく理解しよう

中学校におけるプログラミング教育について、「知っておきたいこと5つ」や「学習実践例3つ」をご紹介しました。未だ始まったばかりの授業なので、子供が学んでいく上で戸惑うことも少なくありません。

 

保護者の方のサポートも必要になってくるでしょう。プログラミング教育について、子供と一緒に正しい知識を身につけていきましょう。

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