中等教育学校と中学校の違いとは?中高一貫校の3タイプと中等教育学校のメリット
教育(中学生)
2021.03.05
目次
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3:連携型の中学校・高等学校
併設型の中高一貫校では中学校と高校に設立者が同一です。しかし、中高一貫校は設立者が必ず同一の必要はありません。設立者が異なる中学校と高校が連携を取っている中高一貫教育学校もあります。
併設型の中高一貫校と同様に、連携型の中高一貫校も他の中学からの入学は可能ですが、入試試験が行われます。ただし、連携型の中高一貫校では連携を取っている中学校を卒業していても、入学者の選抜が行われることがあります。
中等教育学校のメリット5つ
中等教育学校では6年かけて学習します。6・3・3制のように中学校と高校を完全に分けることなく、中高一貫教育で得られるメリットはいろいろとあります。
これらのメリットは6・3・3制では得られないものも多くあるので、中等教育学校への検討材料として把握しておきましょう。
1:高校入試の心配がない
中等教育学校では中高の教育を6年かけて行うので、高校受験が必要ありません。高校受験では長い時間と労力をかけて対策する必要があります。しかし、中等教育学校であればその高校受験の負担がありません。
また、中学校と高校が分かれていないことで、一貫した教育方針を保てます。そのため、6年かけて大学受験に備えた教育のスケジュールが組まれています。
2:継続で特色のある授業を期待できる
中等教育学校では一貫した教育方針を6年間保てるので、中学校や高校の3年ずつではできない教育計画が立てられます。そのため、授業では長期的な学習内容や目標を設定し、中等教育学校ならではの特色ある授業を継続できます。
3:部活も継続させられる
6・3・3制で高校受験が必要となるので、その受験対策のために部活ができなくなる時期があります。また、高校へ進学後は部活などの環境やメンバーが変わってしまいます。
しかし、中等教育学校では高校受験がないので、部活を大学受験の時期まで継続できます。また、6年間は部活の環境やメンバーが大きく変わることがありません。そのため、慣れた環境で部活が続けやすくなったり、強いチームが作れます。
4:一定水準にある生徒が集まる
中等教育学校では高校受験の必要はありませんが、中学受験や適性検査などが必要になります。また、生徒は中学生の段階ですでに大学受験を意識するようになるため、中等教育学校では一定水準にある生徒が集まることになります。
一定水準にある生徒が集まっていることから、授業についていけない生徒や、真面目に授業を受けない生徒などに合わせて教育スケジュールを調整したり、授業レベルを落としたりなどする必要がなく、安定した授業が受けられます。
5:公立中等教育学校なら学費も安く済む
中高一貫校と言えば私立をイメージする人も多いでしょう。また、私立と言えば学費が高いという印象を持っている人もいます。
しかし、中等教育学校にも公立があります。当然ながら私立と公立では、公立の学費が安い傾向にあります。
そのため、中等教育学校でも公立を選ぶことで学費が安くなり、公立の中等教育学校の学費は私立の中等教育学校の半分ほどになります。
中等教育学校のデメリットもある
中等教育学校には6・3・3制で通う中学校とはいろいろな違いがあります。その違いによっていろいろなメリットが得られます。
しかし、中等教育学校にはメリットだけでなく、デメリットもあります。そのため、中等教育学校への入学を検討する場合はメリットとデメリットの両方を事前に把握しておく必要があります。
人間関係が狭くなる
中学から高校に変われば、クラスや部活のメンバー、教師や登校中に出会う人など、人間関係が大きく変わります。そのため、中学から高校に進学することで、人間関係が大きく広がることになります。
しかし、中等教育学校では6年間、環境が変わりません。人間関係や環境が大きく変わらないことは、中だるみの原因となってしまうことがあり、勉強や部活へのモチベーションが下がってしまう可能性もあります。
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