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現代文が苦手な原因って?克服するポイントやおすすめの参考書を解説

現代文が苦手な原因って?克服するポイントやおすすめの参考書を解説

テーマ別にみる苦手な現代文を克服するポイント

現代文ができない理由は評論文と小説では違います。また、マーク式と記述式の問題形式によっても苦手な理由は違ってきます。

 

ここからは、現代文を克服するためのポイントをテーマ別、問題別に見ていきましょう。

評論文が苦手な場合

評論文が苦手な人は、率直に言うと文章を論理的に読むことができていないのです。論理的に読むことができないと文章の意味を正しく理解することができません。

 

論理的に読めない原因は次の2点があげられます。

評論文のパターンに慣れさせる

一つは評論文の読み方を知らないということです。

 

評論文は論理に従って書かれる文章であるため、正しく読めばしっかりと理解できるようになっています。論理とは、考えや議論などを進めていく筋道のことです。

 

評論文は、筆者が言いたいことを表現するために筋道を立てて書かれている文章です。筆者は、比較や因果関係、言い換えなどの手法を使って自分の主張を表現します。評論文の読解では、パターンに慣れることでこの筋道から外れずに読めるようになることが重要です。

頻出テーマを理解させる

もう一つはキーワードや頻出テーマが理解できていないことです。

 

評論文にはよく扱われるテーマがあり、そのテーマの背景知識を基にして文章が書かれているのですが、背景知識を知らないと評論文が大変理解しにくいものになってしまいます。

 

逆に背景知識があれば、読む前から結論が分かっているようなもので、文章を読み進めながら展開を予想することができます。

 

例えば、合理主義や科学主義についての文章であれば、中世と近代を比べながら、近代が抱える環境問題や人間関係の希薄化などを批判的に述べる、という論理の流れを予測しながら読むことができるのです。

小説が苦手な場合

評論文は得意でも、小説や随筆は苦手だという人はとても多いです。

 

評論文は論理に従って書かれているため、正しく読めてさえいれば、文の主旨をしっかりと理解することができます。しかし、小説では物語の中の情景や出来事、登場人物の言動などから登場人物の心情を読み取らなければならないのです。

慣用表現を学んで語彙力を上げさせる

小説を読むためには評論文とは違った語彙力が必要です。

 

小説には例えば、身も蓋もない、身の丈に合う、枷が外れる、目を見張る、といった慣用表現がよく出て来ます。これらの意味を知らないと、文章の意味が分からなくなり、小説も正しく読めなくなってしまいます。

 

また、共通テストにはこのような語句そのものの意味を問う問題も出題されます。小説を読むためには、語彙力があることは実はとても重要なのです。

勝手に推測しないようにさせる

小説の問題を解くときに注意しなくてはならないのは、登場人物の心情を勝手に推測してしまってはいけないということです。こういう状況なら自分はこう考えるだろうと言うように、登場人物に感情移入してしまっては正しい読解はできません。

 

小説は評論文と違って、本文中から直接答えを見つけられないことがあります。その場合、頭の中で自分の都合の良いように意味を解釈してしまいがちですが、そこは小説も評論文と同じで、答えの根拠は必ず本文中にあるという原則が変わることはないのです。

問題の形式が苦手な場合

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