高校3年生が苦手な英語を得意に変える方法とは?勉強法やポイントも解説
教育(高校生)
2022.09.29
目次
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勉強に入る前に、目標を立て、そのために必要な内容と期間から、計画を立てましょう。
まずは目標を立てます。
「次の試験で80点」「半年後の入試で70点」「2ヶ月後のTOEICで700点」など、明確な目標にしてください。ここでは、「2週間後の次の試験で80点」取ることを目標としたとします。
次に、その目標と自分の差を整理しましょう。
試験範囲の中で知らない単語が200語あったとします。
最後に勉強するスケジュールを作ります。200語の英単語を2週間で覚えなければなりません。それぞれ3回ずつ勉強する日を作るようにしたいとすると、4つに分けて1日50語勉強する必要があります。
2:文法や意味を意識して音読する
英文和訳をしていると、きれいな、自然な日本語にするために英文の「返り読み」をすることがあります。
返り読みとは、文の途中や最後まで読んでから、先頭など前に戻って読み直す読み方です。返り読みを頻繁にしていると、読むスピードが遅くなってしまいます。
そこで取り入れたいのが英語の音読です。音読では返り読みにならず、前へ前へと読み進めていきます。このときに、文型に注意して意味のかたまりを意識しましょう。
これがスムーズにできるようになると、文頭から文末まで1度読むと意味を理解できるようになります。直読直解とも言われる読み方です。
3:リスニングの訓練をする
リスニング力を鍛えるにはリスニングをするしかありません。ただ漠然と聞くだけでなく、効果的な方法をご紹介します。
まずは「シャドーイング」と呼ばれる方法です。英語の音声を聞いて、それを真似するように発声します。
また「ディクテーション」と呼ばれる方法もよく使われています。英語の音声を聞いて、それを書き取るという作業をするものです。
どちらも聞き取りが必要になるためリスニング力が鍛えられるのはもちろんですが、それぞれ特徴が異なります。
シャドーイングでは発音やイントネーションを鍛え、さらに英語を発音する口の筋肉も鍛えられるのです。
ディクテーションではリスニングをしながら文法力が鍛えられます。例えば、「it's」と「its」は同じ発音になりますが用法は全く違います。同じ発音のどの単語が当てはまるのか、文法や文型から考えなければならないのです。
4:できるだけ多くの問題を解く
英語に限らず、勉強したら多くの問題を解くことが重要です。というのも、問題を解くのは一種のアウトプットが必要になるからです。
理解するというのは、インプットして話のスジがわかる、ということです。それに対して、問題を解くにはそのインプットした記憶から情報を引っ張ってこなければなりません。問題を多く解いて、情報を引っ張り出す練習をしないと使える知識にはなりません。
5:予習と復習をする
しっかりインプットし、それをアウトプットする、こうしたサイクルを継続させることが大切です。
予習することで、アウトプットの練習と勉強の効率化ができます。
文を読んで文型から解釈したり、単語を調べたり、問題を解いたりすることで自分で使える知識を使う練習ができるのです。
そしてできなかったところ、わからなかったところを整理しておくことで、そこを重点的に勉強すればいいということがわかるでしょう。
一方、復習ではインプットができます。
新たに理解した知識は、繰り返し使うことで定着させることができます。復習して定着したのかよく確認しましょう。
6:自分のレベルにあった教材を選ぶ
英語教材は実にさまざまなものが出版されています。全くわからない教材では非効率的で、挫折してしまうこともあるでしょう。逆にこれなら簡単だという教材からでは、あまり勉強になりません。
少し難しいくらいのレベルの教材を選ぶようにしましょう。イメージとしては、4〜7割ほどは理解できるくらいを意識してみてください。
英語の勉強におすすめの参考書3選
レベルに合わせた教材選びが大事ですが、勉強したい分野をしっかりと把握することも大事です。ここでは、英文法を勉強するのにおすすめの参考書を、レベル別に3つご紹介します。
中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。
とにかく英文法がわからないという高校3年生におすすめの1冊です。
英語、特に英文法は基礎からの積み重ねが重要になります。中学の文法から理解できていないなら、そこに戻ってみるのがこの参考書です。講義も問題もあるため、自学自習にも適しています。
大学入試 肘井学のゼロから英文法が面白いほどわかる本
高校での英文法に苦手がある高校3年生にはこちらの1冊です。
高校レベルの英文法を基礎から扱っています。高校に入ってから英文法がわからないという場合、こちらの参考書は取り組みやすいでしょう。
こちらも講義と問題がセットになっています。
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