【小学生】簡単にできる自由研究65選|テーマを選ぶときのポイントも紹介
「夏休みや冬休みが来るたびに悩む自由研究、どんなテーマが面白い?」
「短時間、できれば1日で自由研究を終わらせたい!」
小学校が長期休みに入るとたくさんの宿題が出ますが、なかでも自由研究のテーマ探しに悩んでいる子は多いのではないでしょうか。
この記事では、「作る」「調べる」「観察」「その他」の4つのテーマに分けて、簡単にできるおすすめの自由研究テーマを豊富に紹介、解説しています。
記事を読むことによって、さまざまな研究テーマを知ることができ、子供の興味や好みに合わせて、実験や制作物などを選べるでしょう。自由研究を選ぶ際のポイントも解説していますので、時間や状況に合わせたテーマ探しにもおすすめです。
簡単で手軽にできる、小学生の自由研究のテーマを探している方は、ぜひ参考にしてみてください。
▼この記事を読んだ方はこんな記事も読んでいます。
目次
- 1 小学生が簡単にできる自由研究は何がある?
- 2 【作る】小学生が簡単にできる自由研究33選
- 2.1 1:石鹼を作る
- 2.2 2:スライムを作る
- 2.3 3:バスボムを作る
- 2.4 4:万華鏡を作る
- 2.5 5:テラリウムを作る
- 2.6 6:さまざまな物から虹を作る
- 2.7 7:砂鉄を集める
- 2.8 8:ボルケーノを作る
- 2.9 9:アルミシートでアニメーションを作る
- 2.10 10:ペットボトルを使ってモーターを作る
- 2.11 11:プラネタリウムを作る
- 2.12 12:ちぎり絵を作る
- 2.13 13:一瞬で凍る水を作る
- 2.14 14:草木染めをする
- 2.15 15:くず野菜で菜園を作る
- 2.16 16:あさがおで色水を作る
- 2.17 17:押し花を作る
- 2.18 18:太陽時計を作る
- 2.19 19:モビールを作る
- 2.20 20:スノードームを作る
- 2.21 21:スマートボールを作る
- 2.22 22:ミョウバンを使って結晶を作る
- 2.23 23:マヨネーズを作る
- 2.24 24:アイスを作る
- 2.25 25:バターを作る
- 2.26 26:温泉卵を作る
- 2.27 27:カッテージチーズを作る
- 2.28 28:色が変化する焼きそばを作る
- 2.29 29:ダンボールで迷路を作る
- 2.30 30:ダンボールでガチャガチャを作る
- 2.31 31:マイバッグをカレンダーで作る
- 2.32 32:マイバッグをクリアファイルで作る
- 2.33 33:マイバッグをスカーフで作る
- 3 【調べる】小学生が簡単にできる自由研究18選
- 3.1 1:物の酸性とアルカリ性を調べる
- 3.2 2:電気を通す身近な物を調べる
- 3.3 3:氷の溶け方の変化を調べる
- 3.4 4:紙の強さを調べる
- 3.5 5:色水を使って花の色の変化を調べる
- 3.6 6:ペットボトルを使って色と温度を調べる
- 3.7 7:カメラの仕組みについて調べる
- 3.8 8:車内の温度の変化と危険性を調べる
- 3.9 9:さまざまな種類のボールの跳ね方を調べる
- 3.10 10:薬が粉状と固形状に分かれている理由を調べる
- 3.11 11:ウイルスと石鹼の関係について調べる
- 3.12 12:凝固剤の種類や違いについてゼリーを使って調べる
- 3.13 13:甘いトマトを見分ける方法を調べる
- 3.14 14:国旗について調べる
- 3.15 15:全国のお城を調べる
- 3.16 16:スポーツ選手について調べる
- 3.17 17:天気図の見方を調べる
- 3.18 18:自分が住んでいる土地について調べる
- 4 【観察】小学生が簡単にできる自由研究8選
- 5 【その他】小学生が簡単にできる自由研究6選
- 6 自由研究を選ぶときの7つのポイント
- 7 【小学生におすすめ】自由研究の材料の揃え方
- 8 小学生の自由研究は簡単にできるテーマを選ぼう
小学生が簡単にできる自由研究は何がある?
小学生の自由研究はおおまかに、何かを作る、調べる、観察するなどのいくつかの選択肢があります。
何かを作る、というだけでも、マイバックを作るなどの家庭科に特化したものや、モーターを作るといった実験に近いものもあるため、子供が興味を持って楽しく取り組めるようなテーマを選ぶのがおすすめです。
【作る】小学生が簡単にできる自由研究33選
まずは「作る」自由研究から、実験や制作などのテーマを紹介していきます。
作る自由研究には、小学1~2年生向けの簡単にできるものや、料理が好きな子向けの調理実験なども多いのが特徴です。本格的な工作物なども紹介していますので、参考にしてみてください。
火や電気、刃物などを使う作業は、安全のため保護者も見守りながら作業しましょう。
1:石鹼を作る
オリジナルの石鹸は、作業が少なく簡単に制作できます。本格的な石鹸作りは強い薬剤を使用しますが、小学生でも簡単に作れるよう、ネットなどで販売しているグリセリンソープを使う方法がおすすめです。
細かく切ったグリセリンソープと食用色素やカラーチップを紙コップに入れ、500~600Wで20秒ほど温めてかき混ぜ、常温で30分ほど置くと半透明のカラー石鹸ができあがります。
表面が固まったら別の色の石鹸を注いで2色にしたり、切って宝石のような造形にしたり、アロマオイルで香りをつけるなどのアレンジもおすすめです。
2:スライムを作る
小学生にも人気のスライムは、手作りキットも販売されていますが、簡単な材料で作ることができます。
使い捨てコップに洗濯のりと水をコップ半分ずつ入れ、好きな色の絵の具を少々足して割り箸でかき混ぜます。別のコップにお湯スプーン1杯半とホウ砂ひとつまみを混ぜあわせ、洗濯のりを入れたコップの方にスプーン1杯程のホウ砂水を入れて、全体が固まってきたら完成です。
コツは、溶け残ったホウ砂を入れないようにすることです。ほかにも、砂鉄を少量入れて磁石に引き寄せられるスライムや、蓄光パウダーを入れて暗闇で光るスライムなどのアレンジがあります。
▼スライムを作ってみた!詳細記事はこちらから
3:バスボムを作る
家の掃除に使う重曹やクエン酸を使えば、小学生でもオリジナルのバスボム作りが楽しめます。好きな色や香りを使って作ってみましょう。
ビニール袋に重曹と、重曹の半量のクエン酸と片栗粉、食紅をごく少量混ぜ合わせます。アロマオイルを数滴入れて、水をスプーンや霧吹きで少しずつ足し、固められる程度になったら、手で丸めるかお菓子の型などに入れて固めてください。
水を入れすぎると作る途中で炭酸が出てしまうため、少しパサパサしている程度がちょうどよい水加減です。固まりすぎると型から抜きにくくなるため、30分ほどで様子を見て、型から外した状態で乾かしましょう。
4:万華鏡を作る
牛乳パック(大)で、簡単に美しい模様が楽しめる万華鏡を作ることができます。
牛乳パックを3角形の長い筒ができるように折り、アルミホイルを3角形の筒の内側になるように両面テープで貼りつけます。筒の片側を真ん中に覗き穴を開けた黒い画用紙でふさぎ、反対側は透明カップのフタを固定して、カップにビーズを入れてフタを閉めます。
牛乳パックを回しながら穴を覗けば、模様が動くのを楽しめるでしょう。好きなビーズを何種類か入れたり、牛乳パックの筒部分を折り紙や絵の具で飾りつけたりして、オリジナルの万華鏡作りを楽しんでください。
5:テラリウムを作る
苔などの小さな自然を楽しめるテラリウムも、簡単に制作できるおすすめのテーマです。フタつきのガラス瓶に好みの庭を作ってみましょう。
ガラス瓶の中に土(バーミキュライト)を深さ1cm以上入れ、石を埋め込むように飾りつけます。土の高低差と石の位置を決め、水差しで水を全体にかけ少し湿らせてください。ピンセットで苔の根元を縦につまみながら植え込み、小石などを土の表面に置いて完成です。
苔や土、ガラス瓶などの材料は、園芸店や100均で取り扱っています。苔や土を他人の敷地や公園などから採取しないようにしましょう。
6:さまざまな物から虹を作る
身の回りのさまざまな物から虹を作り、実験結果をまとめてみましょう。よく晴れた日に霧吹きやホースで水をまいたとき、空中に虹を目にすることがあるのではないでしょうか。
洗面器に深さ5cm程度の水を入れ、手鏡をふちに立てかけるように水の中に入れて太陽の光をあてると、天井に虹が映るでしょう。白い紙を使って反射した光の虹を映してみてください。
ほかにも、CDやDVDのデータ面に懐中電灯の光を当てると虹色に光る、水を一杯に入れたペットボトルに懐中電灯の光をあてると、ペットボトルの両脇に虹が見えるなどの実験もできます。
▼虹を作ってみた!詳細記事はこちらから
7:砂鉄を集める
砂鉄を集めて、採取場所や一定量の砂から採れた砂鉄の量をラベリングし、コレクションを作ってみましょう。
割り箸の先に磁石をテープで固定し、画用紙で割り箸と磁石が通る太さの筒を作ります。筒は割り箸より短い長さにしてください。筒の先端にビニール袋でフタをすれば、砂鉄の採取装置の完成です。
筒の内側からビニールに磁石を押しつけて砂をかき混ぜ砂鉄を集めます。くっついた砂鉄は容器の上で磁石から離し、飛び散らないようゆっくりと落として採取しましょう。家の中で作業する場合は新聞紙を敷き、目鼻を保護する眼鏡やマスクをつけると安心です。
8:ボルケーノを作る
砂糖で作るカルメ焼きの材料で、ボルケーノ(火山の噴火)を再現してみましょう。
アルミホイルで空洞の山を作り、火口部分を開けておきます。重曹小さじ1杯と卵白小さじ半分を泡立て器でかき混ぜ、砂糖を1つまみ入れて混ぜます。次に、小さめの鍋に砂糖大さじ5杯半と水大さじ1杯、食紅を少量入れて中火でかき混ぜ、110℃になったら弱火にします。
125℃~130℃になったら、山の半分ほどまで流し込み、重曹卵を大豆1粒ほど入れ、割り箸で30秒以上しっかりかき混ぜてください。クリーム状になったら火山のように砂糖液が噴火します。
9:アルミシートでアニメーションを作る
8角形のガラス瓶とキッチンで使うガス周りのアルミシートでアニメーション作りに挑戦してみましょう。
ガラス瓶に折り目をつけたアルミシートを巻き、8枚のパラパラ漫画風のイラストを描いて瓶の周りを回転させ、アルミシートに絵を映すことでアニメーションになります。
絵を描く部分のカラーボードや瓶、アルミシートなどの材料はすべて100均で揃うため、小さなアニメーションが手軽に手元で楽しめるのが魅力です。
10:ペットボトルを使ってモーターを作る
電気と磁石を使い、ペットボトルがコマのように回るモーターを作ってみましょう。
銅板と磁石、エナメル線、乾電池などを使う簡易的なモーター作りです。コイルを作ったり、乾電池から電気を流したりと本格的な理科実験が楽しめます。
感電の危険性もある実験のため、保護者も一緒に作業するのがおすすめです。
11:プラネタリウムを作る
黒い画用紙に穴を開け、光を当てて星空のプラネタリウムを作ってみましょう。
丸く切った黒い画用紙にコンパスの針や鉛筆の先で穴を開けます。色をつけたい場合は透明テープを貼って色マジックで着色しましょう。円すい状に丸めて、暗い部屋で下からライトを当てれば、壁や天井に星空が照らし出されます。
本格的なプラネタリウムを作る際には、星座の型紙を専門サイトなどからダウンロードするのがおすすめです。
▼プラネタリウムを作ってみた!詳細記事はこちらから
12:ちぎり絵を作る
おしゃれでかわいい自由研究の制作物に、小学生でも簡単にできるちぎり絵はいかがでしょうか。
ハサミを使わず、手で折り紙や千代紙を好きな形にちぎり、紙の上で組み合わせてのりで貼りつけ、絵を作っていきます。細かいパーツはピンセットを使うと貼りやすいでしょう。
いきなり作り始めると柄が決めにくいため、先にイメージ画を作るとスムーズに作成できます。
13:一瞬で凍る水を作る
水をゆっくりと冷やすことで過冷却状態になり、一瞬で凍る不思議な現象が楽しめます。
ペットボトルに4分の3ほどの水を入れてフタを閉め、お皿と一緒に-5℃前後に設定した冷凍庫で4~5時間ゆっくりと冷やします。この間、振動や衝撃を与えないよう気をつけましょう。
揺らさないように気をつけてペットボトルを取り出し、高い位置から空気が入らないようお皿の上に水をそそぐと、水が一瞬で凍って山になっていきます。フタをしたまま強く振れば、ボトルの中でそのまま凍る水を観察できます。
▼一瞬で凍る水を作ってみた!詳細記事はこちらから
14:草木染めをする
いろいろな植物を使って、小学生にもできる草木染めに挑戦してみましょう。ラズベリーやブルーベリー、玉ねぎの皮など、それぞれの植物による色の出方を楽しめます。
綿や麻の布を煮洗いし、2倍に薄めた豆乳に20分ほどつけ置き、一旦乾かします。植物を30分ほど煮出してこせば、染め液になります。布を染め液で20分ほど煮ている間に、ミョウバンひとつまみと1リットルほどのぬるま湯でミョウバン液を作りましょう。
布をミョウバン液につけて軽く水洗いし、色を定着させて乾かせば完成です。染め液につける前に布を輪ゴムで縛ると、簡単に模様をつけられます。オリジナルの手ぬぐいなどを作ってみてください。
15:くず野菜で菜園を作る
料理の後に出る野菜くずの根元部分を使って、ミニ菜園を作ってみましょう。
大根やニンジン、カブなどの根元部分を水平に切り、少量の水に浸しておくと、新しい葉っぱが出てきます。この部分はベビーリーフとして食べることができ、ネギや水菜の根元などでも、この方法で新たな葉の部分を育てられます。
ほかにも、カボチャやスイカ、ミカンなどの種を土に植えて、発芽の観察をするのもおすすめです。
16:あさがおで色水を作る
小学校でも育てることの多いあさがおを使って、簡単な色水作りに挑戦してみましょう。
透明のプラスチックコップに半分ほど水を入れ、あさがおの花を指で揉みつぶしながら水につけ、色を溶かしていきます。濃い色水を作る場合には、しぼんだ花なども冷凍保存しておいて、水を入れずジップロックなどに入れて揉みつぶすと色水が抽出しやすくなります。
濃い色水を使えば絵を描くことも可能です。色水の写真を撮ったり、濃い色水を使って絵を描いたりしてみましょう。
17:押し花を作る
庭の花などを使って、家にあるもので押し花を作るのもおすすめです。
新聞紙にティッシュペーパーを重ね、その上に花を置き、形を整えてさらに上からティッシュペーパー、新聞紙の順に重ねます。複数の押し花を作る場合は、花の厚さごとに分けてください。薄いものは3日~1週間、厚いものは1~2週間、本などに挟み重しを置いておきます。
額縁や写真立てに飾ったり、ラミネートしてしおりにしたり、さまざまな作品作りが楽しめるでしょう。
▼押し花を作ってみた!詳細記事はこちらから
18:太陽時計を作る
空き箱と鉛筆を使えば、人類最古の時計といわれる太陽時計(日時計)を作ることができます。
15cm四方ほどの紙の空き箱に十字の線を書き、線の交わる中心に方位磁石を置いて南北を合わせます。中心に短い鉛筆をさして、日の当たる場所に箱を固定し、1時間ごとに鉛筆の影に合わせて箱に線を引き、時刻を記入していきます。
影の位置を見ることで、おおまかな時刻がわかる太陽時計の完成です。よく晴れた日に制作するとスムーズに作業できるでしょう。
19:モビールを作る
子供の好きなモチーフを取り入れて、簡単でおしゃれなモビールを作ってみましょう。
針金や木の棒に糸を括りつけ、その先に気球や魚、花などのモチーフを飾りつけます。モチーフは色画用紙や折り紙で作るほかに、毛糸のポンポンやフェルト、ビーズなどを取り入れても違う雰囲気が楽しめます。
針金や木の棒を使いますが、木の枝を使ってもオリジナリティのある作品に仕上がるでしょう。
20:スノードームを作る
フタつきの空き瓶で、オリジナルのスノードームを作りましょう。スノードーム用の空き瓶は、口が大きいものを使うのがポイントです。
フタの裏にプラスチック製の模型や貝殻など好きなモチーフを接着剤で固定します。瓶の中に水と透明度の高い洗濯のりを7:3の割合で入れて、スノーパウダーやラメを加え、モチーフを固定したフタを閉めてひっくり返せば完成です。
透明度を上げたい場合は、洗濯のりの代わりにグリセリンを使い、水とグリセリンの割合は10:1程度にしてください。
21:スマートボールを作る
木材と釘を使って、実際に遊べる簡単スマートボールを作ってみましょう。
木の板にボンドと釘で外枠を作り、釘と輪ゴムでビー玉の発射台部分を作ります。板にランダムに釘を打って、点数が高いポケット部分はビー玉が入りにくいよう、八の字に釘を打っていきます。最後に台に傾斜をつけて完成です。
木材や釘の扱いが難しい場合は、ダンボールやペットボトルのフタを使って製作するとよいでしょう。
22:ミョウバンを使って結晶を作る
ミョウバンを使って、宝石のような結晶を作ってみましょう。
耐熱性のコップに結晶ミョウバンを40gほど入れ、60℃以上のお湯を計量カップ1杯分注ぎ、溶かします。発泡スチロールの箱にコップごと入れてフタをし、1~2日後にできた結晶から形のよいものを選び、釣り糸で割り箸に結びましょう。
残りの結晶とミョウバン液を電子レンジで温め、溶け残りを溶かします。冷ます途中でコップの底に結晶ができ始めたら、上ずみ液を別のコップに移し、割り箸に結んだ結晶を上ずみ液に沈めます。繰り返すことで結晶が大きく育っていくのを楽しめるでしょう。
23:マヨネーズを作る
水と油の乳化作用を学ぶために、手作りの簡単マヨネーズ作りに挑戦してみましょう。小学3年生くらいからおすすめできる調理実験です。
酢と卵黄、サラダ油を用意し、ボウルで酢と卵黄をかき混ぜ、少しずつサラダ油を加えながら混ぜ合わせていきます。徐々に酢とサラダ油が卵黄の力で乳化作用を起こし、白いマヨネーズに変化していくのがわかるでしょう。最後に塩などの調味料を加えて完成です。
酢と卵黄、サラダ油の比率を変えて、どのようなマヨネーズができるか記録していくのもよいでしょう。
24:アイスを作る
塩と氷を使えば、冷凍庫に入れなくても簡単に手作りアイスができます。食べてもおいしく、自由研究のテーマとしてもおすすめです。
卵黄1個、グラニュー糖大さじ2杯を小さめのボウルで白っぽくなるまでかき混ぜ、大さじ3杯分の牛乳を少しずつ加えていきます。大きいボウルに氷と塩を3:1ほどの比率で入れ、小さいボウルを氷の上に重ねて、カップ半量のクリームとバニラエッセンスを加えて混ぜます。
少しずつ冷やされて固くなっていくので、木べらなどでひっくり返しながら、好みの固さになるまで混ぜましょう。チョコチップやフルーツを飾れば、オリジナルアイスの完成です。
▼アイスクリームを作ってみた!詳細記事はこちらから
25:バターを作る
小学生でも生クリームから、本格的なバターを作ることができます。ペットボトルに材料を入れて振るだけの、簡単な実験です。
きれいに洗って乾かしたペットボトルに冷やした生クリームを入れ、20~30分ほど振りましょう。途中、氷水などで冷やしながら振ると、バターが溶けにくくなります。
バターが固まってきたらペットボトルを切り、バターを取り出して重さをはかってみましょう。自由研究のテーマにした後は、パンやホットケーキにのせて食べられます。
26:温泉卵を作る
黄身が固まって白身が半熟の温泉卵はどうやってできるのかを、作りながら調べてみましょう。
お湯の温度を60℃以上の何段階かに分けて温度を維持し、卵を入れ30分おきに割って、中身がどうなっているのかを調べます。温度と時間を細かく調べていくことで、温泉卵ができる状況がわかるでしょう。
27:カッテージチーズを作る
牛乳と酢を使って、カッテージチーズを作ってみましょう。小学生でも簡単に作れておいしいカッテージチーズは、食育にもおすすめです。
小さめの鍋に500mlパックの牛乳を入れて、鍋のふちに気泡が出てくるくらいまで温めます。火を消して大さじ2杯分の酢を入れ、おたまで全体をゆっくりと混ぜてからしばらく置きます。豆腐のようなものと水分が分離してきたら、キッチンペーパーなどでこします。
キッチンペーパーに残るのがカッテージチーズ、分離した水はホエーとよばれるものです。ホエーは砂糖やレモン汁、オレンジジュースを入れて飲んでみましょう。
28:色が変化する焼きそばを作る
紫キャベツとレモン汁で、色が変化する不思議な焼きそば作りに挑戦しましょう。
フライパンに水を入れ加熱し、紫キャベツを炒めてフライパンから取り出し、ゆで汁を残します。麵を入れて炒めながらゆで汁の色がついたら、焼きそばを3等分してお皿に盛ります。
焼きそばにレモン汁をかけるとピンク色の焼きそばに、ウスターソースをかけると普通の茶色の焼きそばに変化し、3色焼きそばの完成です。
29:ダンボールで迷路を作る
ダンボールでビー玉を転がして遊べる、簡単迷路を作ってみましょう。実際に遊べる自由研究は、小学生にも人気のテーマです。
お菓子などの紙箱のフタをそのまま外枠にすれば、簡単に制作できます。フタの内側部分に迷路の設計図を書き、切ったダンボールで壁を作ってボンドで固定していきましょう。
低学年の場合、設計図の作成は難しいため、自由に通路を作るのがおすすめです。トンネルを作ったり、迷路の中に絵を描いたりして、オリジナルの迷路作りを楽しみましょう。
30:ダンボールでガチャガチャを作る
ダンボールとペットボトルを使えば、オリジナルのガチャガチャも作れます。ダンボールのカットは力がいるため、カッターを使うときは保護者が見てあげましょう。
ペットボトルにカプセルが入るサイズの穴を開け、カプセルがボトルの中で動かないよう両端をふさぎます。底がハンドル側になるようにダンボールの本体に突き刺せば、カプセルをひとつずつキャッチして落とす、回せるハンドルの完成です。
カプセルが見える窓をクリアファイルで作り、ボディに色を塗ったり色紙を貼ったりして、カラフルに仕上げましょう。
31:マイバッグをカレンダーで作る
カレンダーに使われる写真やイラストを、そのままマイバッグの柄にしてみましょう。
使い終わった大きめのカレンダーを使い、マチのある紙袋状に折ってのりで貼りつけるだけの、簡単マイバッグ作りです。取っ手はティッシュの空き箱で紐を通す補強部分を作り、バッグの内側に貼りつけます。
お気に入りのカレンダーの絵も、おしゃれなバッグとしてよみがえるエコな工作です。
32:マイバッグをクリアファイルで作る
クリアファイルと好きな柄のマスキングテープを使って、簡単におしゃれなマイバッグができます。涼しげな透明のバッグは、小学生の夏休みの工作にもおすすめです。
クリアファイルを広げて折り目をつけ、マチを作ります。同じものをもう1つ作り、両面テープで貼り合わせてつなぎ、継ぎ目をマスキングテープで隠しながら飾りつけましょう。
厚紙で紐を通す穴の型紙を作り、クリアファイルに重ねて穴部分を切り抜きます。縫うようにビニール紐を通して、結んだら完成です。
33:マイバッグをスカーフで作る
きれいな柄のスカーフや大きめのハンカチで、おしゃれなエコバッグを作ってみましょう。針や糸を使わず、結ぶだけで制作できるため、小学生でも簡単に作れます。
2枚のスカーフを重ねて四つ角を結び、片方のスカーフをまとめて持つだけでバッグの形になります。2枚の柄が楽しめる、普段使いにもおすすめのエコバッグです。
1枚のスカーフで作る場合は、取っ手に帽子クリップを使ったり、結び目にカラビナを通して紐をつけたり、いろいろなアレンジが楽しめます。
【調べる】小学生が簡単にできる自由研究18選
ここからは、子供の好奇心に合わせて選べる、「調べる」自由研究を紹介していきます。
理科の実験に近いテーマから、普段から疑問に思っていることを調べるテーマまで、豊富に紹介していきますので、参考にしてみてください。
実験などが必要な場合は、その場でメモを取っておけばスムーズにまとめられます。スマホやタブレットで動画や写真を撮るのもおすすめです。
1:物の酸性とアルカリ性を調べる
身近な植物を使って、周囲にあるものの酸性とアルカリ性を調べてみましょう。
紫キャベツやあさがおの花にある色素は、酸性やアルカリ性に反応して色が変わります。重曹の水溶液や酢、レモン汁、石鹸水などをかけて、色の変化で酸性とアルカリ性を調べて記録しましょう。
漂白剤などの強い薬剤は、取り扱いを間違えると有害なガスが発生するものもあります。安全のため扱わないように保護者が見守ってください。
▼身近な液体が何性か調べてみた!詳しくはこちら
2:電気を通す身近な物を調べる
乾電池と豆電球を使って、電気を通すものを探してみましょう。
硬貨やアルミホイル、クリップなど、電気を通しそうなものを予測して集め、実際に電気を通してみます。豆電球の反応を見て、電気を通すもの、通さないものに分けてみてください。
最後に、電気を通す物体がどのようなものかを調べて、まとめましょう。
3:氷の溶け方の変化を調べる
さまざまな条件下での氷の溶け方の変化を調べてみましょう。
同じサイズの氷をお皿の上において、片方には扇風機の風をあて、もう片方はそのまま放置します。一定時間ごとに、それぞれの氷の変化を記録してください。
ほかにも、ガーゼや新聞紙、アルミホイルなど素材の違うもので氷を包み、溶けるスピードに変化があるかを調べます。牛乳パックを使って作った大きな氷の棒に糸をかけ、水を入れたペットボトルをぶら下げて、糸と氷がどうなるかを観察するのもおすすめです。
4:紙の強さを調べる
古いハガキやコピー用紙、新聞紙など、身の回りのいろいろな紙の強さを調べてみましょう。小学生でも簡単にでき、時間もかからない調べる自由研究です。
それぞれの紙を丸い筒状や3角、ジャバラ型に折って立てて置き、缶詰や本を上に置いていきます。何個重ねられたか、どの形の折り方が丈夫なのかを記録してまとめましょう。
身の回りで同じような折り方をしている紙の箱などがないかを調べるのもおすすめです。
5:色水を使って花の色の変化を調べる
白い切り花をカラフルに染める、楽しい実験をしてみましょう。低学年でも手軽にできる簡単な実験です。
赤や青、緑などの食用色素を水に溶かしたコップを準備します。白いバラやカーネーションをそれぞれの色水が入ったコップにつけ、3~4時間観察します。色の変化を記録しておきましょう。
ガーベラやスズラン、カスミソウなど、白い花はさまざまな種類があります。複数の花を使って花びらの染まり方の変化を観察してみてください。
6:ペットボトルを使って色と温度を調べる
ペットボトルと色水を使って、色と温度の関係を調べられます。使う色と同じ本数の温度計があるとスムーズに実験ができます。
それぞれのペットボトルに高さ3cmほどの水を入れ、絵の具を少量入れてかき混ぜ、色水を作ります。温度計をさし、日光の当たる場所でダンボールや発泡スチロールの上に並べ、一定時間ごとに水温の変化を記録していきます。
水温を計るタイミングで、晴れや曇り、風の有無も記録しておきましょう。色水を透けないくらいの濃いめに作ることがポイントです。
7:カメラの仕組みについて調べる
最近はスマホなどで写真を撮ることも多いですが、昔からあるフィルムを使ったカメラの仕組みを調べるのもおすすめです。
フィルムカメラで撮る写真の仕組みを簡単に説明しましょう。レンズを通して写したい画像をさかさまにフィルムに写し、現像液につけて画像を浮かび上がらせ、印刷紙に焼きつけて写真ができあがります。
どういった原理でフィルムに写るのか、現像液には何が含まれているのかなど、カメラの仕組みには多くの疑問がわくでしょう。1つ1つ調べてまとめましょう。
8:車内の温度の変化と危険性を調べる
夏は車内の温度高温になるため、さまざまな危険があります。実際に車内の温度を計り、どのような危険があるか調べてまとめましょう。
自宅の車を実験に使う場合は、必ず保護者と一緒におこなうようにしてください。車内のダッシュボードの上や空間内の温度を計り、外の気温と比較して記録していきます。サンシェードやエアコンをつけた場合も調べてみましょう。
晴天時に、日の当たる場所でおこなうと結果がわかりやすくなります。ライターやスプレー缶を車内に置く実験は、大変危険なため避けましょう。
9:さまざまな種類のボールの跳ね方を調べる
さまざまな素材でできたボールを使って、跳ね返り方を調べてみましょう。
使うボールはピンポン玉やゴムボール、野球の硬球、軟式のテニスボールなど、身近にあるものを使います。各ボールを決まった高さから何回か落とし、跳ね返った高さを記録して平均値を出していきましょう。動画や写真を撮っておくのがおすすめです。
落とす高さを変えてみたり、落とす場所を変えたりして、さらに詳しく跳ね返り方の変化を調べてみてください。
10:薬が粉状と固形状に分かれている理由を調べる
病気のときに飲む薬は、なぜ粉状と固形状に分かれているかを調べてみましょう。小学生の自由研究は、身の回りにある小さな疑問について調べるチャンスでもあります。
粉状と固形状のほかにも、塗り薬や目薬など患部に直接つけるものや、点滴や注射などの体の中に直接入れるものもあります。薬の形状が違う理由をそれぞれ予想して、調べていきましょう。
子供はどんな薬が飲みやすいか、また、お年寄りの場合はどうかなど、薬を使う側の意見を聞いてみるのもおすすめです。
11:ウイルスと石鹼の関係について調べる
新型コロナウイルス感染症の影響もあり、石鹸を使ったこまめな手洗いは私たちの習慣にもなっています。ウイルスがなぜ石鹸で落ちるのか、調べてみましょう。
石鹸に含まれる界面活性剤が、ウイルスを守る脂質の膜を壊すことにより、感染力が弱まるといわれています。この界面活性剤が石鹸に含まれる理由や、固形石鹸と液体石鹸の違いなども調べてみましょう。
液体石鹸から食塩を使って固形石鹼を作ることもできます。石鹸作りの結果も自由研究に含めて提出してみましょう。
12:凝固剤の種類や違いについてゼリーを使って調べる
凝固剤とは、ゼリーやムースなどのお菓子を固めるために使う材料で、さまざまな種類があります。実際にゼリーを作りながら、凝固剤の種類や違いを調べてみましょう。
アガーやゼラチン、寒天、ペクチンなどの凝固剤それぞれの原材料や使い方、食感を調べたり、お菓子を作ったりしながら記録していきます。
溶ける温度や固まり始める温度、固める力など、気になる点を先にピックアップして調べるとスムーズにまとめられるでしょう。
13:甘いトマトを見分ける方法を調べる
夏野菜の代表格でもあるトマトですが、甘いトマトを見分けるにはどうしたらよいのでしょうか。いろいろな方法で甘いトマトを見分けて、その結果を自由研究でまとめましょう。
まずはトマトを観察して、甘いものを探してみます。トマトのお尻の部分にある白い筋がくっきりしているものほど甘いといわれるため、実際に食べてみて検証してください。
ほかにも、砂糖水にプチトマトを数個落として、浮くものや沈むものの甘さの違いを比べてみましょう。
14:国旗について調べる
国旗にはいろいろな意味や国のそれまでの歴史が詰まっています。世界中の国旗について調べてみましょう。
国によって見た目が似ているものもありますが、意味を調べてみると全く違うといったこともあるでしょう。国旗について調べれば、その国の歴史にも詳しくなれるため、調べ学習や小学生の自由研究にもおすすめです。
15:全国のお城を調べる
日本全国にある、さまざまなお城について調べてみましょう。
地元や旅行先にお城や城跡がある場合は、実際に現地を見に行き、資料館などにも足を運ぶのがおすすめです。お城に関する情報は、書籍や情報サイトでも豊富に公開されているため、好きな城や、地元にゆかりのある城を選んで調べるのもよいでしょう。
16:スポーツ選手について調べる
好きなスポーツ選手を、自由研究のテーマにしてみてはどうでしょうか。サッカーや野球など、小学生にも人気のスポーツ選手に関する自由研究なら、子供も熱中して取り組めるでしょう。
好きな選手の経歴やポジション、プレースタイル、記録、受賞歴などを調べてまとめます。子供が同じスポーツをしているなら、同じトレーニングの一部を実践して、感想を記録する方法もおすすめです。
17:天気図の見方を調べる
気象予報士は小学生の間でも人気が高まっている職業です。興味のある子供には、天気図の見方を自由研究のテーマにすすめてみてはどうでしょうか。
実際の天気図や気象衛星の雲の画像を見ながら、高気圧や低気圧、台風の位置などを比較します。雨の降る仕組みや、台風ができる仕組みを図などでまとめるのもよいでしょう。
18:自分が住んでいる土地について調べる
自分が住んでいる土地の特徴や歴史、地名の由来などを調べるのも、小学生の自由研究のテーマとしておすすめです。
年間を通しての気候や土地の形状、人口、名産物などに焦点を当ててまとめたり、歴史についてまとめたり、といった方法があります。土地の名前には歴史と深くかかわる由来などもあるため、歴史と土地の名前を一緒に調べるのもおすすめです。
▼身近な文化財について調べてみた!詳しくはこちら
【観察】小学生が簡単にできる自由研究8選
小学生でも簡単にできる自由研究のテーマとして、おすすめなのが「観察」をメインとしたものです。
身近なものを観察して記録したり、旅行先で観察対象を探したり、いろいろな方法があります。イラストや写真を添えて、観察結果をきれいにまとめましょう。
1:蟻の観察をする
私たちの身近にいる昆虫、蟻の生態をじっくり観察してみましょう。探しやすい昆虫のため、街中に住む小学生でも観察が安易な対象の1つです。
蟻の行列を見つけたら、列の途中に紙を敷いて、蟻がどのような動きを見せるかを観察します。紙の位置を少しずらすと、蟻の列も紙の上を通るようにずれるのがわかります。このことから、見えない目印をつけながら列を作っていることがわかるでしょう。
水をまいたり、途中に砂糖などを少量置いたりして、蟻の行動を観察し、記録しましょう。
2:昆虫を観察して記録をする
小学1~2年生なら、カブトムシなどの好きな昆虫を観察して記録するのもおすすめです。
カブトムシとクワガタを同じ棒の上に向かい合うように置き、戦う様子を観察します。どちらが強いかだけでなく、ツノやハサミをどのように使っているのかも記録するのがおすすめです。
ほかにも、セミの羽化の観察や、鳴き声の違いなどをまとめるのもよいでしょう。子供が好きな昆虫を、観察の対象にしてみてください。
3:ミクロの世界を顕微鏡で観察する
家に顕微鏡があるのなら、ミクロの世界を覗いて観察し、自由研究としてまとめてみましょう。最近では小学生でも簡単に扱えるような、スマホにつけて使える簡易的な顕微鏡なども発売されています。
植物の葉や野菜の皮、お札の表面などを顕微鏡で見ると、予想もしなかったような世界を見ることができます。観察結果を絵にしたり、予想と比較したりするのも、興味深い内容になるでしょう。
4:砂浜にある貝殻を観察する
海に行ったときには、ぜひ砂浜の貝殻を観察してみてください。
自然が多く残る砂浜には、微小貝とよばれる大きさが数ミリしかない小さな美しい貝殻が落ちています。採取する際にはざるなどでふるいにかけ、砂を落として探してみてください。
とても小さな貝殻ですが、丸いものやとがったうずまき状のものなど、多種多様な種類が見つかります。見つけた貝殻は、情報サイトや図鑑などで名前を探してみましょう。
▼砂浜に落ちているものを調査してみた!詳しくはこちら
5:もやしの観察をする
もやし用の種を使って、成長の様子を観察してみましょう。1週間ほどかかりますが、小学生でも簡単に育てられるため、観察日記にもおすすめです。
栽培用のスプラウト専用の種を準備し、カビが生えないように広口の瓶を煮沸消毒しておきます。瓶によく洗った種を入れて、水を種の3~4倍入れてください。瓶の口はガーゼで覆って、輪ゴムでとめておき、光が当たらない箱の中などで1晩置きます。
水が腐らないよう、1日3回種をガーゼ越しに水洗いします。1週間前後繰り返して、種に起こった変化を記録していきましょう。
6:星を観察する
星空の観察も、昔から小学生の自由研究ではよく使われるテーマです。夏の星空では、南に見えるさそり座や、頭の真上に見える大きな3つの星をつないだ夏の大三角形が目印にちょうどよいでしょう。
時間や月日による星の位置を観察して記録し、どのように移動していくかを調べます。街灯のない暗い場所の方が星空はよく見えますが、遠くへ行く場合は保護者がつき添ってあげてください。
▼天体観測をしてみた!詳細記事はこちらから
7:月を観察する
夏休みを使えば、月の満ち欠けの観察もゆとりを持って取り組めます。月が見える窓があれば、毎日同じ場所から観察できるでしょう。
透明なシートを窓ガラスにテープでとめ、月の位置や窓から見える屋根や建物のシルエットを油性ペンで描き写します。
観察記録を記した透明シートを重ねれば、月の動きと満ち欠けの様子がわかるでしょう。毎日同じ時刻に記録していくのがポイントです。
8:料理を作って記録をする
料理を作って記録するだけでも、自由研究にすることができます。料理実験が楽しめるような内容にすれば、テーマを掘り下げて取り組めるでしょう。
たとえば、縄文時代の食材だけを使用して料理を作ったり、プリンの材料の比率を変えて作ってみたりなど、料理するだけでなく研究テーマを決めてメニューを選ぶのがおすすめです。
おいしく作ることだけを目的にせず、失敗例もきちんと記録してまとめることで、自由研究としての幅を広げられます。
【その他】小学生が簡単にできる自由研究6選
小学生の自由研究のテーマや制作物はさまざまな種類があります。しかし、周囲と研究内容がかぶってしまう、と悩むケースもあるのではないでしょうか。
ここからは、簡単にできる個性的なテーマを紹介します。
1:10円玉をピカピカにする
日常生活で見かけるさまざまな液体を使い、10円玉をピカピカにしてみましょう。
色が黒くくすんだ10円玉を5~7枚と、家にある液体の調味料を5種類ほど準備します。10円玉を台所洗剤で水洗いし汚れを落とした後、白い小皿などに10円玉を並べ、調味料を綿棒の先につけてそれぞれの10円玉の一部に塗っていきます。
15分ほど経過したら、ティッシュペーパーで余分な調味料を吸い取り、色が明るくなった結果を写真に撮り、なぜこのような現象が起きるのかを調べてまとめましょう。
▼10円玉をきれいにしてみた!詳しくはこちら
10円玉をピカピカにするには?さまざまな調味料を使って調べよう
2:振り子を使って実験をする
振り子のおもりを違うものにしたり、糸の長さを変えたりして、振り子運動がどう変化するか実験してみましょう。
おもりの重さや糸の長さが変わるとどうなるか、まずは予測を立ててみましょう。実際に実験して、それぞれの結果を記録します。次に、糸の長さを何パターンかに分けて、振り子の1往復の時間をストップウォッチで計測します。
ほかの条件下が変わらないよう、エアコンの風などが当たらない場所での実験がおすすめです。
3:身近にあるバリアフリーを探してみる
身近にあるバリアフリーを探して、研究結果としてまとめてみましょう。
わかりやすいものとして、歩道や駅構内の点字ブロックがあります。歩道橋にエレベータが併設されていたり、障がいがある人も使いやすいバリアフリーのトイレであったり、街中を探せばいろいろなものが見つかるでしょう。
見つけたものをイラストや写真として記録し、どのような工夫がされているのかを調べてまとめましょう。
4:割り箸を使って工作をする
スーパーやコンビニでもらう割り箸で、割り箸工作に挑戦してみてはどうでしょうか。
割り箸と輪ゴムを使って作るマジックハンドや、輪ゴムを飛ばす割り箸鉄砲、割り箸を丸太に見立てて小さなログハウスを作るのもおしゃれです。
割り箸はサイズがそろっているため、木材などのようにサイズを合わせて切るよりも安易に工作ができます。時間をかけずに簡単にできる工作を探すなら、割り箸工作をチョイスするのがおすすめです。
5:片栗粉をじゃがいもから抽出する
家にある道具で簡単にできる実験として、片栗粉をジャガイモから作ってみるのもよいでしょう。
ジャガイモ3個を洗い、皮をむいた後、おろしがねですりおろします。大きめのボウルに水を入れ、別のボウルに布巾を敷き、すりおろしたジャガイモを入れて包み、輪ゴムでとめます。布巾で包んだジャガイモを水を入れたボウルの中で10分、揉み洗いしてください。
ボウルの水をしばらく放置すると、底の方に白い粉がたまります。水だけを入れ替え白い粉を洗い、同じように水だけを捨てて、もう一度同じように水を入れ替えて洗います。底に残った白い粉をお皿に移し、半日ほど乾かすと片栗粉のできあがりです。
6:野菜や果物を育てる
いつも食べている野菜や果物の種を発芽させて育ててみましょう。種から育てて収穫するまでを自由研究にするのは難しいですが、発芽までなら短い日数で観察できます。
料理の際に出る野菜や果物の種を取っておき、カビなどが生えないよう丁寧に洗います。お弁当などに使われるプラスチック容器の底にキッチンペーパーを敷き、水を含ませた上に種を置いてください。
フタを輪ゴムでとめて暖かいところに置き、キッチンペーパーが乾く前に水を入れて毎日観察します。観察結果を記録し、実験方法や使った種、発芽の様子のイラストなどをまとめましょう。カボチャやトマト、スイカ、リンゴなど、いろんな種で試してみてください。
▼植物を育ててみた!詳細記事はこちらから
自由研究を選ぶときの7つのポイント
自由研究にはさまざまなテーマがありますが、できるだけ簡単に済ませるためには、子供の興味や得意分野、かかる時間などを重視して選ぶ必要があります。
ここから解説する7つのポイントをおさえながら、子供と一緒にテーマを探してみましょう。
- 短い期間でできるテーマを選ぶ
- 自分が興味や得意なものからテーマを選ぶ
- 好きな科目からテーマを選ぶ
- 楽しみながらできるテーマを選ぶ
- 簡単にできる工作系のテーマを選ぶ
- 簡単にできる実験のテーマを選ぶ
- 家にあるもので材料が揃うテーマを選ぶ
1:短い期間でできるテーマを選ぶ
夏休みといっても塾や習いごと、実家への帰省などもあり、時間がないという小学生も少なくありません。
とにかく時間をかけられない場合は、短い期間でまとめられるテーマを選びましょう。準備するものが少なく、作業や実験が家の中でできるようなテーマがおすすめです。
2:自分が興味や得意なものからテーマを選ぶ
子供の好きな物やこだわり、得意分野がはっきりしている場合は、それを自由研究のヒントやテーマにするのもよいでしょう。
戦国武将が好きなら戦国時代について詳しく調べたり、YouTubeに夢中なら実験動画を作ってまとめたりなど、子供が夢中になれるようなテーマや内容に挑戦させてみてはどうでしょうか。
子供が興味のあるものなら、自発的な取り組みも期待できるでしょう。
3:好きな科目からテーマを選ぶ
子供が好きな科目を掘り下げて、自由研究のテーマを探すのもおすすめです。
漢字が好きなら漢字の成り立ちを調べてまとめる、家庭科が得意ならミシンを使う制作物に挑戦するなど、授業の延長線上にあるテーマを探します。
好きな科目なら、子供が自信を持って楽しく取り組めるでしょう。
4:楽しみながらできるテーマを選ぶ
できるだけ子供が楽しんでできるテーマを選びましょう。
保護者がテーマを決めてしまうより、子供の好きなものややりたいこと、知りたいことを重視して、自分で決めてもらうようにします。
思いつかないようであれば、前述した得意なものや好きな科目からヒントをあげてみてはどうでしょうか。自分が楽しんで取り組めそうなテーマを見つけてくれるでしょう。
5:簡単にできる工作系のテーマを選ぶ
1日でできるような簡単な工作系のテーマは、時間がない場合に重宝するでしょう。乾くのに時間がかかるボンドや、大掛かりな仕掛けがいらない工作を選んでください。
また、材料や道具を探しに行く時間もない場合は、身近なもので完成するテーマを選ぶのも重要です。
6:簡単にできる実験のテーマを選ぶ
短時間で結果がわかる、簡単な実験の自由研究もおすすめです。
簡単な実験でも、面白い結果が出たり、普段は見られないような現象を観察できたりするものは豊富にあります。短時間で実験が終わる分、結果について詳細を調べ、まとめる時間が取りやすいでしょう。
7:家にあるもので材料が揃うテーマを選ぶ
簡単な自由研究は、材料を集める時点からできるだけ手間がかからないようにしたいものです。家にあるもので材料が揃い、完成するテーマを選びましょう。
ペットボトルや牛乳パックが必要な場合もありますので、テーマが決まったら材料を確認し、早めに確保しておくのがおすすめです。ペットボトルはごみの分類などでキャップを別に捨ててしまう場合もあるため、必要な分は取っておきましょう。
【小学生におすすめ】自由研究の材料の揃え方
自由研究に使う材料は、できるだけ家にあるもので揃え、足りない分は100均で揃えるのがおすすめです。
紙粘土や折り紙、小さな家具工作に使える木箱など、いろいろなものが100均で揃います。ただし、人気商品が売り切れやすい傾向にあるため、時間がない場合は店舗に在庫状況を確認してから来店するとよいでしょう。
小学生の自由研究は簡単にできるテーマを選ぼう
ここまで、小学生が簡単にできる自由研究をさまざまな実験や観察、制作などから紹介し、テーマ選びのポイントを解説してきました。
ぜひこの記事を参考に、子供が楽しく取り組める自由研究のテーマを見つけられるよう、テーマ探しのヒントを与えてあげてください。