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イエナプラン教育とは?イエナプラン教育の特徴10個と課題を解説

イエナプラン教育とは?イエナプラン教育の特徴10個と課題を解説

2:導入している学校が少ない

イエナプラン教育の課題2つ目は、導入している学校の少なさです。現時点で本格的にイエナプラン教育を実践している学校は、2ヶ所の小学校に一部のフリースクール程度です。

愛知県名古屋市の赤星小学校でも実施されていた記録はあり、イエナプラン教育に関連するブロックアワーを導入していたり総合的な学習に注力していたりする学校も増えています。しかし、全国的にイエナプラン教育が普及するまで時間がかかると考えられます。

3:受験対策が難しい

イエナプラン教育の課題3つ目は、受験対策が難しい点です。併設の中等部への進学を前提とする大日向小学校は、他校への受験希望者に特別な対応はしないと明言しています。

またイエナプラン教育は、一般校で言う総合的な学習に注力している点、評価方法や学校生活全般において一般校との解離が大きい点から、イエナプラン教育校へ通うだけでは受験対策にならないと考えられます。

4:日本での学習効果が不明確

イエナプラン教育の課題4つ目は、学習効果が不明確な点です。現在の日本は偏差値と学歴が絶対的であり、画一的な教育のもと各教科の項目ごとに段階的に評価します。また、学校での成績は、高校や大学への進学にも就職活動にも影響を及ぼします。

一方、イエナプラン教育では社会性や表現力のような、ペーパーテストでは測れない項目に重きを置きます。そのため、言語力や計算能力を重視する日本では学習効果が薄いと言われます。

5:相対的な評価は受けられない

イエナプラン教育の課題5つ目は、相対的評価が受けられない点です。イエナプラン教育では個々の子どもだけを見て記述評価するため、他者と比較した成績はつけません。

したがって、絶対的評価を実施するイエナプラン教育は、お子様の評価がどの程度か気になりすぎる方には向かないと言えます。

イエナプラン教育を理解して子どもの教育を考えよう

イエナプラン教育で身に付くものは豊富であり、のびのびと学べる環境は魅力的です。異年齢の子どもや自分とは異なる背景をもつ子どもと関わることで、現実の社会と同じような環境も体験でき、他者を思いやる気持ちも育つでしょう。

イエナプラン教育のメリットやデメリットを見比べて、お子様に受けさせるかどうか検討してみてください。

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