こちとはどんな魚?美味しく味わえる5つの食べ方や捌き方など紹介 こちとはどんな魚?美味しく味わえる5つの食べ方や捌き方など紹介 - 3ページ目 (4ページ中) - chokomana
ホーム >

こちとはどんな魚?美味しく味わえる5つの食べ方や捌き方など紹介

こちとはどんな魚?美味しく味わえる5つの食べ方や捌き方など紹介

こちは鮮度の劣化が早い魚です。また、寄生虫の心配があるため、新鮮なうちに内臓を取り除く必要があります。

 

しかし、どう捌いたらいいか分からない人もいるのではないでしょうか。コツをつかめばそれほど難しい魚ではありませんが、ほかの魚と比べて骨が太いため、小骨までしっかり処理するのがポイントです。

 

ここからは、こちの捌き方を順を追って説明します。

  • ・トゲとヒレを取り除く
  • ・ウロコを取り除く
  • ・こちの表面のぬめりを取る
  • ・こちの頭を切る
  • ・内臓を取り出して綺麗に洗う

1:トゲとヒレを取り除く

こちには、背ビレと尻ビレ、エラの部分に鋭いトゲがあります。刺さると大変危険なため、捌く前に取り除きましょう。包丁やキッチンバサミを使ってトゲを切り落とします。

 

また、こちの表面にはぬめりがあるため、ケガをしないように軍手をはめ、慎重に行いましょう。

2:ウロコを取り除く

つぎにウロコを取り除き、水で洗い流します。

 

頭を左にしてまな板の上に置き、ウロコ取りや包丁の背を使ってウロコを取り除きます。尾から頭に向かってスライドさせ、丁寧に除去しましょう。お腹側も忘れずに処理してください。

3:表面のぬめりを取る

キッチンペーパーやふきんを使い、表面のぬめりをふき取りましょう。

 

ぬめりを取り除くことで、生臭さをおさえることができます。こちのぬめりはなかなか落ちないため、塩や酢、スチール製のスポンジを試すなど、自分に合う方法で手際よく除去してください。

4:頭を切る

ウロコとぬめりが取れたら、頭を外します。胸ビレの付け根に包丁を当て、中骨にあたるまで切ります。反対側も同じように包丁を入れ、頭を切り落としましょう。頭を取るついでに、頭についてる内臓も引き抜きます。

 

中骨がかたいため、力を入れすぎてケガをしないように注意してください。

5:内臓を取り出して洗う

お腹を上にし、肛門から頭に向けて包丁を入れます。お腹を開いたら内臓を取り出し、洗い流しましょう。血合い部分は、ブラシを使うと綺麗に取れます。最後に、キッチンペーパーなどでしっかり水気をふき取って完了です。

 

子持ちのこちだった場合、卵を綺麗に取り出すと料理に活用できます。

こちを美味しく味わえる5つの食べ方

こちには「コチの頭は嫁にくわせろ」ということわざがあります。こちの頭は食べる部分が少ないことから嫁いびりと思われがちですが、「秋なすは嫁に食わすな」と同様に、嫁を可愛がったことわざといわれています。

 

こちは白身や頭だけでなく、卵から肝まで美味しい魚です。さらに、骨からもいい出汁が取れます。岡山県には、こちと野菜の旨みを堪能できる「こちかけ飯」という名の郷土料理もあります。ほかにも、あら汁や味噌汁、ちり鍋にすると、余すことなく味わえるでしょう。

 

ここからは、こちのレシピや具体的な調理方法を紹介します。

  • ・こちの刺身
  • ・こちの唐揚げ
  • ・こちの天ぷら
  • ・こちの頬肉の塩焼き
  • ・こちの煮付け

1:刺身

鮮度のいいこちが手に入ったら、刺身や薄造りがおすすめです。ぷりぷりの食感と上品な甘みが堪能できます。皮を引き薄造りにし、わさび醤油でいただきましょう。塩やポン酢醤油、梅肉などでも楽しめます。

 

ただし、こちにはウオビルやアニサキスなどの寄生虫がいる場合があります。アニサキスによる食中毒の症状には激しい腹痛や悪寒、嘔吐などがあり、重症化する恐れもあるため注意が必要です。心配な人は唐揚げや煮つけなど、火を通してから食べるようにしてください。

 

出典:寄生虫による食中毒に気をつけましょう|農林水産省
参照:https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/foodpoisoning/parasite.html

関連記事一覧

関連記事一覧へ