こちとはどんな魚?美味しく味わえる5つの食べ方や捌き方など紹介
食育
2021.11.30

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海藻の多い海岸は、こち釣りに最適です。
海藻は「海のゆりかご」と呼ばれるように、子魚やエビ、カニにとって最適な場所になります。餌が豊富にあるため生息数が多くなり、たくさん釣ることができるでしょう。ただし、海藻が多いと仕掛けに引っかかるため、注意が必要です。
3:磯や岩場
大型のこちを釣りたい場合は、磯や岩場を狙いましょう。
磯の近くは、酸素の量とプランクトンが多いため、こちの餌となる子魚やエビ、カニがたくさん集まります。さらに、岩場はこちが擬態しやすいため捕食が盛んになり、大きく育ったこちがたくさん釣れるといわれています。
こちを手に入れるには?
こちは産地が限定されているため、ほとんどが飲食店に流れてしまい、店頭ではあまり見かけないでしょう。さらに、漁獲量が少ないためフグ並みの高級魚になります。地域にもよりますが、1kgあたり約1,000円~5,000円と値段設定も高めになっています。
入手する際は、流通量が増える初夏から秋を狙いましょう。
こちは、30~40㎝程度のものが身が締まって美味しいとされます。全体にみずみずしく、丸々と大きく膨らんでいるものを選びましょう。また、触ってみてかたさを感じられるものがおすすめです。
ここからは、具体的な入手方法を紹介します。
- ・こち釣りをする
- ・オンラインのネット通販を利用する
釣りをする
前述のとおり、こちは漁港や海岸、磯や岩場に生息し、さまざまな地域で釣ることができます。とくに、関東地方ではこち釣りが盛んに行われており、乗合船も出るほど人気を集めています。
釣りに関しての詳しい情報は、下記のとおりです。
釣れやすい時間帯
こちを釣るには、釣りやすい時間帯があります。夜明けの明るい時間帯から日の出までと、夕方の暗くなり始めから真っ暗になるまでが釣りの狙い目です。つまり、薄暗い時間帯によく釣れるといえます。
曇りの日でもよく釣れるという情報もあるため、早起きが苦手な人は曇りの日に出かけてみましょう。
テンヤ仕掛けが有効
こち釣りには、マダイ釣りに利用されるテンヤ仕掛けが有効です。
テンヤ釣りとは、「テンヤ」と呼ばれるオモリについたハリに餌をつけて魚を釣る方法のことです。シンプルな仕掛けで、こちとの駆け引きをダイレクトに楽しめます。とくに、ゲーム性の高い釣りをお探しの人におすすめです。
釣れたら血抜きと神経締めをする
こちが釣れたら、なるべく早く血抜きと神経締めを行います。
血抜きと神経の締め方は、通常の魚と同じです。エラと尾の付け根に切り込みを入れ血抜きし、こちの頭の八の字に見える部分の真ん中に穴をあけ、神経締めを行います。こちを美味しく食べるために欠かせない作業なので、しっかり頭に入れておきましょう。
ネット通販を利用する
新鮮なこちを手軽に楽しみたいなら、ECモールや活魚専門店のオンラインショップを活用しましょう。
天然こちをサイズ別で購入することができます。ただし、店舗によっては季節限定販売となっている場合もあるので注意してください。
こちの捌き方
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