集団行動が苦手な3歳児の心理的な5つの理由|子供の特徴と対処法について
育児
2022.09.29
目次
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6:興味の幅を広げてあげる
興味のあることが限られているため、集団行動に苦手意識を持つ子供もいます。そのような子供の場合には、興味の幅を広げてあげるとよいでしょう。
普段している行動や遊びの中に、それに関する物を取り入れることで少しずつ興味の幅を広げていくことができます。また興味があることや趣味が同じ子供同士で集団を作って、ほかの子供とかかわりを持つ機会を増やしていくのもおすすめです。
子供の興味の幅を広げることで、ほかの子供たちが持つ多様な価値観を知ることができ、集団行動への苦手意識も和らぐでしょう。
7:周りに集団行動を苦手としていることを伝えておく
集団行動に苦手意識がある子供は、保育園や幼稚園などを安心できる場所だと思っていないことがあります。そのため保育園や幼稚園など周りには、集団行動を苦手としていることを伝えておくようにしましょう。
また子供の年齢が上がると、集団行動が苦手であるにもかかわらずその中で上手く振舞おうとして、集団行動へのハードルを上げてしまう子供もいます。そのような場合には、仲のよい友達など周りの人に集団行動が苦手なことを伝えておくとよいでしょう。
8:集団に慣れるよう繰り返し練習する
地域の子育てセンターなどに行って、子供がたくさんの大人や子供と接する機会を増やし、集団に慣れるよう繰り返し練習しましょう。
子供が集まる場所に出かけて集団に参加し、場数を踏んでいくうちに自然と集団に慣れる可能性があります。焦らずに少しずつ慣れるよう繰り返し練習することが大切です。
9:集団の中での役割を決めてあげる
集団行動では子供たち同士のかかわりを作るだけでなく、ほかの子供と上手く付き合うための社会的能力も必要です。
集団行動が苦手な子供の中にはこの社会的能力が未熟である場合もあります。そのため集団の中での役割を決めてあげることで、自分の居場所を確保し、自信を持つことができるでしょう。
集団の中での役割があり、居場所があれば、集団に対する苦手意識も薄れていくでしょう。
10:不安な気持ちに寄り添い取りのぞいてあげる
保護者といつも一緒にいた子供が、ほかの子供と集団行動をすることに不安を感じることもあります。子供が不安な気持ちから集団の中に入っていけない場合には、子供と一緒に集団の見学から始めてみてください。
そして徐々に子供と距離をとっていき、最終的に子供が一人で集団に参加できるようになることを目指しましょう。
子供の不安な気持ちに寄り添い、少しずつ集団に慣れさせることで不安を取りのぞいてあげるようにしてください。
3歳児の発達の特徴
3歳になると成長する速度が早くなり、体もどんどん大きくなって、できることも増え、大人と同じような生活ができるようになってきます。
ここでは3歳児の発達の特徴を体や心、生活面、友達とのかかわり方などに分けて詳しく見ていきましょう。
- 体の発達
- 心の発達
- 生活面の発達
- お友達とのかかわり方
体の発達
3歳から4歳までの1年間で、子供の体は大きく発達します。
厚生労働省の平成22年乳幼児身体発育調査報告書によると、3歳から4歳までの間に男の子の身長は95.1cmから98.7cm、体重は14.1kgから15.0kg、女の子の身長は93.9cmから97.5cm、体重は13.5kgから14.6kgへと成長します。
しかしこれは目安であるため、3歳から4歳までの間に大きく成長しなくても、後から大きく成長する可能性もあるでしょう。同じ年のほかの子供と比べてしまうことがあるかもしれませんが、成長の速さは人それぞれであるため、ゆっくり見守ってあげてください。
出典:平成 22 年乳幼児身体発育調査報告書(概要) |厚生労働省
参照:https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001tmct-att/2r9852000001tmea.pdf#page=2
心の発達
3歳児ではいろいろなことに興味が出てきて、疑問に思うことも増えてきます。そのため「なんで?」という質問が多くなりますが、子供が疑問に思うことには丁寧に答えてあげるようにしましょう。
また感情が豊かになる時期でもあるため、人の気持ちも少しずつ分かるようになり、我慢したり許容したりすることを少しずつ覚えていく一方で、自我が発達して自己主張も強くなります。
生活面の発達
3歳児になると手先が器用になるため、一人で食事ができたり、着替えられたりするなど一人でできることが増えてくる時期です。
しかしファスナーの上げ下げや、洋服のボタンを留めること、靴下を履くことなど、複雑なことがすぐにできるわけではありません。
練習することで徐々に身につくことでもあるため、子供がやりたいということは積極的にやらせてあげるようにしましょう。
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