集団行動が苦手な3歳児の心理的な5つの理由|子供の特徴と対処法について
育児
2022.09.29
目次
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集団行動にはさまざまなメリットがあるため、集団行動に対する苦手意識を克服させるのは大切だと言えます。しかし無理をしてまで集団行動で周りに合わせていれば、精神的な負担となって意欲や自信を失ってしまう可能性もあるでしょう。
そのため、必ず相手に合わせる必要はないことを子供に伝えてください。無理をして周りに合わせるのではなく、無理せず今の子供にできる範囲で集団行動することが大切です。
3:全員と仲良くならなくても問題はない
集団行動する中には、さまざまな価値観や個性を持った人がいます。そのため集団の中には自分の価値観や考えと合わずにどうしても仲良くなれなかったり、苦手に感じたりする人もいるでしょう。
そのような場合には、全員と仲良くならなくては問題ないことを伝えてあげてください。集団行動をする中に一人でも信用できる人や仲のよい人がいれば、そこから少しずつ周りを理解することができるようになります。
少しずつ交流の輪を広げていけば、集団行動への苦手意識も薄れるでしょう。
4:自分の意見や考えを相手に伝えられるようにしよう
集団行動では同じ意識を持った人たちが一緒になって行動をします。そのため周りとは異なる意見を言ったり、行動をしたりすると自分勝手だと思われることもあります。
しかし自分の意見や考えを伝えることはとても大切なことです。そのため集団の中で異なる行動をするときには自分の意見や考えを最初に伝えておくようにするとよいでしょう。
集団行動する人みんなの前で話すのが難しいと感じる場合には、予め信頼できる人に話しておくのがおすすめです。
集団行動を苦手に思う子供を集団に慣れさせるための10個の対処法
子供の集団行動に対する苦手意識を克服させたいと思っている人も多いのではないでしょうか。子供の集団行動に対する苦手意識を克服させるためには、集団に少しずつ慣れさせることが大切です。
ここでは集団行動を苦手に思う子供を集団に慣れさせるための対処法について解説するため、参考にしてみてください。
- 小さい集団から参加していく
- 一緒にいると安心する友人を作る
- 輪に入れずとも叱らず言葉がけをし話を聞いてあげる
- 集団でいるときも一人になれる時間を適度に確保する
- ダメなときは無理に集団の中に入れない
- 興味の幅を広げてあげる
- 周りに集団行動を苦手としていることを伝えておく
- 集団に慣れるよう繰り返し練習する
- 集団の中での役割を決めてあげる
- 不安な気持ちに寄り添い取りのぞいてあげる
1:小さい集団から参加していく
集団行動に対して苦手意識を持っている子供の場合、はじめから大人数の集団の中で団体行動をするのは難しいです。そのため、はじめは小さい集団から参加していくようにしましょう。
小さい集団の中で少しずつほかの人とのかかわりを増やしていき、子供のペースで集団の中での関係作りをしていきます。
小さな集団の中でほかの人とかかわり、相手に興味を持つようになれば、集団行動への苦手意識も薄れていくでしょう。
2:一緒にいると安心する友人を作る
集団行動が苦手だと感じる子供は、さまざまなことにとても敏感だったり、そのことが原因で集団の中で嫌な思いをしたことがあったりするケースも多いです。
このような感受性が高く敏感な子供を集団に慣れさせるには、まず集団の中で一緒にいると安心する友人を作ってみてください。
一緒にいて安心できる友人が一人でもいれば、その友人を介して少しずつ友達の輪が広がっていき、次第に集団にも慣れるでしょう。
3:輪に入れずとも叱らず言葉がけをし話を聞いてあげる
子供が集団の輪に入れない場合、子供がその集団のしていることに興味を持てないだけの可能性もあります。無理強いして興味のないことに参加させられるのは子供にとって苦痛になってしまうでしょう。
そのため子供が集団の輪に入れなくても、叱らずに言葉がけをして話を聞いてあげてください。どのようなことに興味があるのか、どのようなことをやりたいのかを子供に聞いて、子供が興味を持てそうなことで集団に誘ってみれば、すんなり輪に入れることも多いです。
4:集団でいるときも一人になれる時間を適度に確保する
集団の中にはさまざまな人がいて状況の変化も起きやすいです。そのため集団行動が苦手な子供が集団の中にいると、人に合わせたり変化する状況に対応したりすることに疲れてしまう場合もあります。
そのため、集団でいるときにも一人になれる時間を適度に確保するようにしましょう。一人になって少しぼーっとするだけでも気分転換になります。集団に慣れるためには一人になれる時間を確保して休むことも大切だと伝えましょう。
5:ダメなときは無理に集団の中に入れない
集団に慣れるためには集団の中に入っていくことが必要ですが、嫌がっている子供を無理に集団の中に入れると子供の苦手意識をさらに強めてしまう可能性があります。
子供を無理に集団の中に入れなくても、子供はほかの子供がしていることを観察していることが多いです。
子供が集団に入るのを嫌がる場合には、焦らず子供の気持ちを尊重して見守っていれば、自然と集団の中に入れるようになるでしょう。
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