いつから赤ちゃんの3回食が始まるの?基本的な進め方や注意点も紹介
育児
2021.11.25
目次
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厚生労働省の離乳に関する資料では、3回食になって離乳が進むと赤ちゃんが必要なエネルギーや栄養素を食べ物から摂れるようになるとされています。
そのため、赤ちゃんに与える食事は栄養バランスを意識することが望ましいでしょう。3回食におすすめの食べ物を3つのポイントで解説します。
出典:Ⅱ離乳編|厚生労働省
参照:https://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/03/dl/s0314-17c.pdf
- ・タンパク質が多く含まれている食べ物
- ・ビタミンやミネラルが多く含まれている食べ物
- ・炭水化物が多く含まれている食べ物
1:タンパク質が多く含まれている食べ物
厚生労働省のeヘルスネットでは、たんぱく質の必要性について体を構成する成分として重要な栄養素であるとされています。
たんぱく質が多く含まれている食べ物には、豆や卵、肉、魚などがあります。豆類なら豆腐や納豆など、赤ちゃんでも食べられるものを用意すると良いでしょう。
出典:たんぱく質|e-ヘルスネット(厚生労働省)
参照:https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-044.html
2:ビタミンやミネラルが多く含まれている食べ物
ビタミンやミネラルは、体の調子を整えるために必要なものです。野菜や果物に、ビタミンやミネラルが多く含まれています。
野菜であればブロッコリーやほうれん草、にんじん、トマト、かぼちゃ、さつまいも、きのこ類など、月齢に応じて食べられるものを増やしていくと良いでしょう。
果物に代表されるものはバナナ、りんご、いちご、みかん、キウイフルーツなどがあります。
出典:ビタミン|e-ヘルスネット(厚生労働省)
参照:https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-027.html
3:炭水化物が多く含まれている食べ物
炭水化物はエネルギーのもとになる栄養素です。炭水化物が多く含まれる食品は、米やパン、麺類などがあります。麺類はうどんやそうめん、スパゲッティなどを食べやすいやわらかさに茹でて与えましょう。
出典:炭水化物 / 糖質|e-ヘルスネット(厚生労働省)
参照:https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-018.html
3回食の基本的な進め方5つ
それでは、3回食の基本的な進め方について説明していきます。3回食が始まった赤ちゃんに必要な食事量などを知って、スムーズに2回食から3回食への移行を進めましょう。
- ・1日3回の食事にしていく
- ・品数を増やす
- ・1日に必要な食事量を与える
- ・手づかみで食べられるものを与える
- ・家族と一緒に食事をする
1:1日3回の食事にしていく
1日2回だった食事を、朝昼晩の1日3回に増やします。3回目の離乳食は遅い時間にならないよう調整しましょう。
食事の時間は多少ずれても構いませんが、生活のリズムを整えるため毎日バラバラではなく決まった時間にできると良いでしょう。
2:品数を増やす
3回食になったら、食事の品数を増やしていきましょう。離乳食が進むと、赤ちゃんの食べられる品目は徐々に増えてきます。
今まで食べたことのない種類の野菜や魚、海藻など、色々な食材にチャレンジしてみることをおすすめします。少量ずつから始めて、赤ちゃんが食べられそうだったら量を増やして与えてみましょう。
食べられる食材の種類が増えれば、離乳食のバリエーションも広がります。
3:1日に必要な食事量を与える
離乳食の3回食を始める頃の赤ちゃんは、1日にどれくらいの食事量を必要とするのでしょうか。厚生労働省の離乳食に関する資料に基づいて、1回の食事で摂る目安量について確認してみましょう。
米は全がゆ90g〜軟飯80g、野菜・果物は30g〜40g、たんぱく源となるものは魚15g、または肉15g、または豆腐45g、または全卵1/2個、または乳製品80gと記載されています。
これは1回あたりの食事で摂る量であり、3回食ならこの量を1日3回与えましょう。
参照:Ⅱ離乳編|厚生労働省
出典:https://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/03/dl/s0314-17c.pdf
4:手づかみで食べられるものを与える
手づかみ食べは、赤ちゃんの発達を促すのにとても大切な役割を持っています。赤ちゃんは目で食べ物の大きさや形を確認し、手でつかんで硬さや温度を確かめます。
そして、手でつかんだ食べ物を口まで運ぶという一連の動作は、目・手・口を同時に使って食べるという機能を発達させるものです。
手づかみ食べが上手になると、その先の段階である皿やスプーンなどを自分で使って食べることにつながっていきます。保護者からスプーンで食べ物を口に運んでもらうだけでなく、自分でやってみたいという意欲を養うことにもつながるでしょう。
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