赤ちゃんが舌を出す理由とは?歯や病気との関連や頻繁な場合の注意点を解説 赤ちゃんが舌を出す理由とは?歯や病気との関連や頻繁な場合の注意点を解説 - 4ページ目 (5ページ中) - chokomana
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赤ちゃんが舌を出す理由とは?歯や病気との関連や頻繁な場合の注意点を解説

赤ちゃんが舌を出す理由とは?歯や病気との関連や頻繁な場合の注意点を解説

6:舌小帯短縮症のケース

舌小帯短縮症はつれ舌とも呼ばれ、生まれつき舌の裏側にある膜状の組織が舌の先から歯茎に伸びていることにより、舌が動かしにくくなったり動きが制限されたりする異常のことです。

 

舌小帯短縮症の場合、赤ちゃんの頃は哺乳がうまくできない、3~5歳の頃は発音がしっかりしないという影響があり、手術による治療が必要なケースもあります。

 

主な症状には、授乳時の吸いつきが浅い、眠り飲みをする、体重が増えない、舌先がハート型になると言ったものが挙げられます。気になる症状がある場合は、一度病院で相談すると安心でしょう。

 

出典:舌小帯短縮症について|新百合ヶ丘総合病院
参照:https://www.shinyuri-hospital.com/department/22_pediatrics/pediatric_surgery_03.html

赤ちゃんが舌を出す時に注意すべきサイン4つ

赤ちゃんが舌を出すからといって、必ずしも病気や疾患が疑われるわけではありません。しかし、自分の子供が頻繁に舌を出すのを見ると不安になる方も多いでしょう。

 

心配が必要なケースを見分けるために、赤ちゃんが舌を出している時に注意すべき4つのサインをチェックしましょう。

  • ・舌を出す時に苦しそうにしている
  • ・母乳やミルクを飲まず泣き続けている
  • ・舌を出したまま寝ている
  • ・いつも舌が出たままの状態

1:舌を出す時に苦しそうにしている

赤ちゃんが舌を出す時に苦しそうにしている場合、げっぷを出したいが出ずに苦しんでいる可能性があります。

 

赤ちゃんはミルクや母乳を飲む時、一緒に空気も飲んでいます。上手にげっぷが出せていないと、胃の中に空気が溜まったままになるため苦しくなります。一度抱き上げて、げっぷを出せるように背中をたたくなどしてあげましょう。

 

それでも苦しそうな場合は、吐き戻す可能性もあるため頭を高くして寝かせるようにしましょう。

 

出典:赤ちゃんが舌を出すのは何のサイン?もしかして病気?よくある心配に答えます!|EPARK歯科
参照:https://haisha-yoyaku.jp/docs/hamigakids/column/when-baby-put-out-tongue.html

2:母乳やミルクを飲まず泣き続けている

赤ちゃんが母乳やミルクを飲まず泣き続けている場合は注意が必要です。赤ちゃんは不快感を言葉にして伝えることができないため、泣くしかありません。

 

口の中に傷ができている、炎症を起こしているなどの理由で、痛みや違和感を訴えている可能性があります。口の中に異常がないか一度確認してあげましょう。

3:舌を出したまま寝ている

赤ちゃんが舌を出したまま寝ている場合、通常の鼻呼吸から口呼吸になっている可能性があります。赤ちゃんはミルクや母乳を飲むために普段は鼻呼吸をします。

 

赤ちゃんが舌を出したまま寝ている場合、鼻に風邪など何らかの疾患があるため鼻呼吸ができなくなっていると考えられます。舌を出して寝る、鼻が詰まっていたり鼻水が出ているといった症状がある場合は、耳鼻科で診てもらいましょう。

 

出典:鼻閉・鼻づまり|アレジオ銀座クリニッ
参照:https://www.hotpepper.jp/strJ000588532/lunch/

4:いつも舌が出たままの状態

赤ちゃんが舌をいつも出している場合は、先天性甲状腺機能低下症の可能性があります。先天性甲状腺機能低下症とは、生まれつき甲状腺の働きが弱いため甲状腺ホルモンがうまく分泌されず不足してしまう病気です。別名、クレチン症とも呼ばれています。

 

先天性甲状腺機能低下症の多くが、生まれてから5~7日で行われる新生児マススクリーニングで発見されますが、まれに新生児マススクリーニングで発見できない場合もあります。先天性甲状腺機能低下症では、舌が口に収まりにくい傾向があります。

 

出典:先天性甲状腺機能低下症|一般財団法人 日本小児内分泌学会
参照:http://jspe.umin.jp/public/senten.html

赤ちゃんが舌を出すのをやめさせる必要はある?

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