しらすの離乳食はいつから食べられる?栄養素や下ごしらえの方法などをご紹介
育児
2021.11.25
目次
「しらすはいつから食べられるの?」
「しらすにはどんな栄養素があるの?」
「離乳食でしらすを食べさせるときの下ごしらえの方法や注意点は?」
離乳食が始まり食べさせる食材が増えていくなかで、離乳食の進め方や調理方法に疑問をもつこともあるでしょう。新しい食材にチャレンジさせるときは、正しい調理法なのか、時期は適切なのかなど不安を抱えがちです。
この記事では、そのような疑問や不安を抱える保護者の方向けに、しらすに特化した離乳食の進め方や栄養素について紹介しています。
しらすにはどのような栄養素が含まれているのかを理解し、いつから食べさせるのが適切なのか、月齢ごとの調理法を知ることで、スムーズに離乳食に取り入れられます。
ぜひこの記事を参考に、離乳食にしらすを取り入れてみましょう。
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しらすの離乳食はいつから食べられる?
しらすは離乳初期の生後6ヶ月ごろから食べさせることができる食材です。ただし、離乳食を始めて1ヶ月ほど経過し、食べることに少し慣れてから与えるようにしてください。
またしらすは動物性たんぱく質の食材にあたりますが、初めて口にするたんぱく質の食材は植物性のものが良いとされています。そのため豆腐等の植物性たんぱく質に慣れてから食べさせましょう。
出典:離乳食のキホン・月齢別食材マップ べビママ離乳食手帖|JAグループ
参照:https://life.ja-group.jp/food/babymama/map/
しらすに含まれる3つの栄養素
しらすには主にカルシウム、ビタミンD、DHA(多価不飽和脂肪酸)が豊富に含まれています。ここからは、しらすに含まれるこれら3つの栄養素について紹介していきますので参考にしてください。
出典:食品詳細|日本食品標準成分表2020年版(八訂)
参照:https://fooddb.mext.go.jp/details/details.pl?ITEM_NO=10_10056_7
1:カルシウム
1つ目は、骨や歯を作るために必要不可欠なカルシウムです。しらすには可食部100gあたり520mgのカルシウムが含まれています。カルシウムは牛乳や魚類に豊富に含まれる栄養素で、なかでもしらすは離乳食の早い段階で食べさせることができます。
出典:カルシウムの働きと1日の摂取量|健康長寿ネット
参照:https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/mineral-ca.html
2:ビタミンD
2つ目はビタミンDです。ビタミンDはカルシウムの吸収を助け、骨や歯の成長を助ける働きがあります。
しらすには可食部100gあたり61.0μgのビタミンDが含まれています。なおμgは、100の1グラムにあたります。
出典:ビタミンDの働きと1日の摂取量|健康長寿ネット
参照:https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/vitamin-d.html
3:DHA
DHAの正式名称はドコサヘキサエン酸で、体内で作ることができない多価不飽和脂肪酸に属する栄養素です。体内の免疫を整える働きや、脳の情報伝達を助ける働きがあり、記憶力や集中力を向上させる役割があります。
しらすには可食部100gあたり0.95gの多価不飽和脂肪酸が含まれています。DHAは体内で作ることができないため、食品から摂取する必要があります。
出典:不飽和脂肪酸|e-ヘルスネット(厚生労働省)
参照:https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-031.html
しらすはどのくらいの量を食べさせてもいい?
上記のように赤ちゃんにぜひ食べさせたい栄養素を豊富に含むしらすですが、たくさん食べさせればいいというものではありません。
1回に与える量は、離乳初期で1さじずつ、離乳中期では10~15g、離乳後期は15g、完了期は15~20gを目安にしてください。
多く食べさせすぎると栄養が偏るだけでなく、身体の負担になってしまうこともあります。赤ちゃんのペースに合わせて、少しずつ量を増やしていきましょう。
出典:固さ・量の目安 教えて!離乳食のコツ|キユーピー
参照:https://www.kewpie.co.jp/babyfood/advice/katasa/index.html
離乳食の時期別のしらすの大きさや硬さの目安
まず離乳初期では飲み込みやすいように、滑らかにすりつぶして与えてください。ヨーグルトほどの硬さまでとろとろにしましょう。
次に離乳中期では舌でつぶせる豆腐ぐらいの硬さに調節します。少しずつ歯が生えてくる子もいる時期ですが、細かくみじん切りにして食べさせるのが一般的です。
続いて噛む練習が始まる離乳後期では、歯茎でつぶせるバナナぐらいの硬さに調節します。大きなものは少し刻み、小さいものはそのまま食べさせることができる時期です。最後の完了期では歯茎で噛めるようになってくるので、加熱したものをそのまま与えられるようになります。
ただしこれらはあくまでも一般的な目安のため、赤ちゃんの歯の生え具合や口に入れてから飲み込む様子をよくチェックしたうえで進めてください。
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