「おひなまき」ってなに?巻き方やメリットと注意点もあわせて紹介 「おひなまき」ってなに?巻き方やメリットと注意点もあわせて紹介 - 2ページ目 (4ページ中) - chokomana
ホーム >

「おひなまき」ってなに?巻き方やメリットと注意点もあわせて紹介

「おひなまき」ってなに?巻き方やメリットと注意点もあわせて紹介

3:うつぶせ寝を防ぐ役割がある

おひなまきをしている赤ちゃんは、両手足を丸めている状態にあるため、自分の力ではうつぶせに寝返ることはできません。

 

乳幼児突然死症候群(SIDS)は、睡眠中の赤ちゃんが突然亡くなる悲しい病気ですが、この発生原因や予防法は残念ながらまだ確立していません。

 

厚生労働省の「乳幼児突然死症候群(SIDS)について」の発表によると、SIDSはあおむけよりうつぶせで寝た時の方が発症率が高いとされています。

 

うつぶせ寝は窒息の恐れもありますので、医師からうつぶせ寝を指導されている場合以外は、赤ちゃんはあおむけで寝かせるようにしましょう。

 

出典:乳幼児突然死症候群(SIDS)について|厚生労働省
参照:https://www.mhlw.go.jp/bunya/kodomo/sids.html

4:モロー反射を防ぐ役割がある

モロー反射とは、新生児から生後4ヶ月頃の赤ちゃんまでが持つ原始反射の1つです。大きな音や明るい光に反応して両手足を広げる反射行為で、赤ちゃんは寝ている時ですらモロー反射をしてしまうことがあります。

 

赤ちゃんが自分のモロー反射に驚いて起きてしまわないようにするためには、両手足を丸めて固定するおひなまきは有効な方法です。

 

出典:小児神経学的検査チャート作成の手引き|一般社団法人日本小児神経学会
参照:https://www.childneuro.jp/modules/about/index.php?content_id=29

5:赤ちゃん自身が安心する

おひなまきが作る赤ちゃんの体勢は、子宮の中にいたころと同じため、赤ちゃんにとってはよく知っている場所にいるかのような感覚になれるでしょう。

 

赤ちゃん自身が安心するためにも、おひなまきは取り入れてみたいアイテムです。

おひなまきの巻き方について

ここではおくるみや大判のガーゼなどの布で巻くおひなまきの方法を紹介します。横長に布を置き、その上に赤ちゃんの頭が半分出る状態で寝かせます。赤ちゃんの両肘を曲げ、脇を閉める形で赤ちゃんの両手を顎の下に持っていきます。

 

左上の布を赤ちゃんの左脇腹の下に入れ、右上の布を同じように反対側に被せてください。この時、赤ちゃんの両手が重なった布の下からきちんと出ていることを確認します。

 

赤ちゃんの両膝を折り曲げ、あぐらの形を作ります。難しければ両足裏を合わせる形で大丈夫です。

 

左下の布を赤ちゃんの右肩の方向へ折り上げ、右下の布も反対側へ同様に行います。両方の布の端を赤ちゃんの首の後ろの布の中に入れ込めば完成です。もしすぐに緩みそうであれば、布の端を結んでください。

おひなまきに使えるアイテム

先述したように、おひなまきは株式会社青葉の商品名ですが、おくるみの巻き方の1つとして知られるようになりました。

 

ここでは、専用品の代用として使えるアイテムを紹介します。

  • ・バスタオルの場合
  • ・おくるみの場合

バスタオルの場合

おひなまきの期間は、新生児期から生後3ヶ月から4ヶ月までと短いものです。加えて、おひなまきを受け入れてくれる赤ちゃんばかりではありません。

 

おひなまき専用の布を買うことに躊躇する場合は、大きめのバスタオルで代用することが可能です。

 

タオル生地のバスタオルであれば、吸水性や吸湿性も良いため、赤ちゃんも快適に感じてくれるでしょう。

おくるみの場合

関連記事一覧

関連記事一覧へ