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ギャラン反射とは?いつまで見られるのか・反射を起こす方法も紹介

ギャラン反射とは?いつまで見られるのか・反射を起こす方法も紹介

3:モロー反射

赤ちゃんを抱き起して、顔を正面に向けます。急に頭を下げると、腕を外側に伸ばし、背中が弓なりに反りかえります。これがモロー反射です。

 

モロー反射は、急な上下運動や大きな音に反応します。生後4ヶ月までに消失するといわれ、それ以降も反射が残っているようなら脳の異常が疑われることもあるでしょう。

 

出典:モロー反射 (Moro reflex)|一般社団法人日本小児神経学会
参照:https://www.childneuro.jp/modules/about/index.php?content_id=29

4:パラシュート反射

赤ちゃんをうつ伏せで抱きかかえ、身体を水平にして下降させます。すると、手を広げて身体を支えるような動作をします。これがパラシュート反射です。パラシュートで降りるように見えることから、この名前がつきました。

 

安全に身体を支えるように備わった反射です。転倒したときに、とっさに手が前に出るのも、このパラシュート反射のおかげです。生後7~8ヶ月で出現し、消失時期はなく一生続きます。

 

出典:パラシュート反射|一般社団法人日本小児神経学会
参照:https://www.childneuro.jp/modules/about/index.php?content_id=29

5:探索反射

口の周りを触ると、顔を向けて口を開く動作をします。これが探索反射で、母親のおっぱいやミルクを求める原始反射です。生まれてすぐに見られ、生後4~6ヶ月で消失します。出生後すぐに母乳が飲めるのは、この吸啜反射のおかげです。

 

出典:乳探し反射 (rooting reflex)|一般社団法人日本小児神経学会
参照:https://www.childneuro.jp/modules/about/index.php?content_id=29

ギャラン反射が見られる期間はいつまで?

ギャラン反射は、お母さんのお腹の中にいるときから始まっています。そのため、新生児のときから見られる動作です。その後、赤ちゃんの成長とともに見られなくなります。個人差もありますが、4~6ヶ月ほどで消失します。

 

ほとんどの赤ちゃんは生後半年で、お尻をフリフリしなくなるということです。この期間にギャラン反射が見られない、いつまでもギャラン反射をしているという場合は、心配ならお医者さんに診てもらいましょう。

ギャラン反射を起こす方法

ギャラン反射を起すやり方を説明しましょう。赤ちゃんをうつ伏せにして、水平に抱き上げます。背骨に沿って、外側を上から下へさすります。こうすると、赤ちゃんはさすられた側のお尻を持ち上げフリフリします。

 

うつ伏せに寝かせても大丈夫です。しかし、足が床についていない方が、ギャラン反射の動作がよく分かります。そして可愛いからといって、長時間続けるのは止めましょう。赤ちゃんのストレスになります。

ギャラン反射をしなくても大丈夫

ギャラン反射は、他の原始反射に比べると健診チェックの機会も少ないようです。ギャラン反射を知らないお母さんも多いでしょう。そのため、ギャラン反射が見られないからといって、あまり心配することはないようです。

 

背中のさすり方によって、赤ちゃんが反応しないというケースもあります。また、赤ちゃんにも個人差があり、目立つようなお尻フリフリではない場合もあります。他に目立った心配の症状がない限り、心配する必要はありません。

ギャラン反射を確認してみよう

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