モンテッソーリ教育とシュタイナー教育の特徴|家庭での実践方法も紹介
育児
2021.10.05
目次
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モンテッソーリ教育の自分で自分を育てる教育とは具体的にはどういう教育法なのでしょうか。
「自立していて、有能で、責任感と他人への思いやりがあり、生涯学び続ける姿勢を持った人間を育てる」ことを目標に掲げているモンテッソーリ教育の特徴を7つ紹介していきます。
1:敏感期を重視する
敏感期とは、発達段階にあらわれる自己成長に必要なことに対して敏感になり、置かれている環境から自分で選んだものに関心を持って熱心に取り組み、吸収していく時期を指します。
モンテッソーリ教育ではこの敏感期を重視しており、その時期を見逃さずに自分で選んだものに取り組めるようにしています。
2:子供の力を引き出す環境を用意する
モンテッソーリ教育では自分で自分を育てる自己教育力が備わっているという考えですが、育てる方法を知り、その力を使える整った環境を用意して、自発的な活動を促します。
子供たちは大人や教師の価値観の押し付けではなく、自分から興味を持って自分で選んだことに実際に取り組める環境の中で様々な能力を獲得していきます。
整えられた環境には6つの以下の原則があります。
・好奇心を持ってどんな活動するか選べる「自由」
・宇宙における「構造と秩序」
・リラックスできる「美しさ」
・木やガラスなどの天然素材を使う「自然さと迫真性」
・子供同士が交流できる「社会的環境」
・上記5つの条件を満たされている「知的環境」
3:用具や教具を使う
モンテッソーリ教育では教具と呼ばれる、身体を使って学び、興味を追求するための道具を使う特徴があります。
教具は日常生活の練習、感覚教育、言語教育、算数教育、文化教育の5つの分野に合わせて開発されているものです。教具は子供の知的好奇心を引き出し、効果の高い学びへとつなげていくことが期待できます。
4:子供の集中を邪魔しない
モンテッソーリ教育では子供が「おしごと」に集中している時は、自分で終わらせるまで邪魔しないという考えがあります。なぜなら大人が声をかけてしまったり、手を出すことで気がそれて途中でやめてしまうことがあるからです。
「まだするの?」「これもあるよ」と大人は声をかけたくなることもありますが、子供の集中を妨げないことは人的環境を整えることにもなるでしょう。
5:大人は子供がひとりでできるように手伝う
モンテッソーリ教育では子供「おしごと」の最中に邪魔をしないことは大切ですが、達成できるように手伝うことを推奨されています。大人が手を出して手伝ったりするのではなく、大人が忍耐強く丁寧にやって見せることがポイントです。
大人や教師は押し付けることなくあくまでも見守るというスタンスが大切です。自主性を大切にしながら見守り、子供達が選び、行い、学ぶことをサポートしていくことが大人や教師の役割であり、モンテッソーリ教育の特徴の一つです。
6:縦割りクラス
モンテッソーリ教育では縦割りクラス編成を採用して、年少の子供は年長の子供のすることを見て学び、また、年長の子供は年少の子供の世話や手伝いをして学び合える環境を推奨しています。
縦割りのクラス編成は思いやりの心や協調性を自ら学びながら育て、クラスは小さな社会として機能していきます。
7:知能を伸ばす
モンテッソーリ教育は大人や教師の適切な見守りとサポートのもとで、自分で選んだ教具を使って自発的に取り組むことにより知能を伸ばすという考えがあります。
0歳から3歳までは高い吸収力で社会に適応していきます。3歳から6歳は無意識に吸収していたことを意識的に整理して秩序を立てていきます。
6歳から9歳は文化の敏感期と呼ばれていて、言葉や数字以外の歴史や地理、地学、動物、植物などを学び、知能を伸ばしていくとされています。
シュタイナー教育の特徴7つ
芸術的な幼児教育であるシュタイナー教育は具体的にはどういう教育法なのでしょうか。
「からだ」「こころ」「あたま」の調和を重視して個性を尊重し、能力を引き出す教育であるシュタイナー教育の特徴を7つ紹介していきます。
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