デカルコマニーとはどんなもの? 作品の基本的な作り方と応用方法を紹介 デカルコマニーとはどんなもの? 作品の基本的な作り方と応用方法を紹介 - 2ページ目 (2ページ中) - chokomana
ホーム >

デカルコマニーとはどんなもの? 作品の基本的な作り方と応用方法を紹介

デカルコマニーとはどんなもの? 作品の基本的な作り方と応用方法を紹介

最初に紙を作りたい形に切り取ってからデカルコマニーをすることで、出来上がった時の楽しみも膨らみます。

 

例えば、ハートに切り取った用紙にデカルコマニーをすると、これまで見慣れてきたものとは一風変わった色合いのハートが出来上がりますが、幼児にとってそれは新鮮な体験となります。

3:一つだけじゃない色々な形を作る

花や星など、左右対称な形の紙にデカルコマニーをしてみましょう。色々な形の紙を使うことで、飽きることなく制作に取り組むことができます。

 

以下に具体例として「ちょうちょ」と「こいのぼり」の2つをあげてみました。

ちょうちょを作る手順

1.紙(色画用紙など)を半分に折ります。
2.ちょうちょの横半面を鉛筆で描き、切り取ります。
3.2を広げると、左右対称のちょうちょの出来上がりです。
4.3のちょうちょの片面に絵の具を載せていきます。
5.半分に折りたたみ、絵の具が合わさるようにこすって、そっと開くと完成です。

 

出来上がったちょうちょ(3~5枚)を、たこ糸などにつけて天井から垂らせば、モビールのような飾りになって素敵です。

こいのぼりを作る手順

1.紙(色画用紙など)を半分に折ります。
2.紙を広げ、紙の片側を三角に切り取り、しっぽを作ります。
3.絵の具や折り紙などで、こいのぼりの「目」と「口」を作りましょう。
4.片面に絵の具を載せていきます。
5.半分に折りたたみ、絵の具が合わさるようにこすって、そっと開くと完成です。

 

出来上がったこいのぼりに布リボンをつけて、割りばしやストローなどに取りつけると、本格的なこいのぼりに仕上がります。

デカルコマニー制作時の注意点3つ

デカルコマニーは手軽に制作できる絵画の技法ですが、3つのポイントがあります。いずれも、作品を制作する際の「絵の具」と「用紙の開閉」に関することです。

 

幼児と一緒に初めてデカルコマニーに取り組む場合には、是非とも参考にしてください。

1:色の種類を豊富にして自由度を高める

幼児と一緒にデカルコマニーを行う際は、さまざまな色の絵の具を準備することをおすすめします。色の種類を豊富にすることで、思いもよらない色の混ざりあいを楽しむことができるからです。

 

また、色の種類が豊富にあるということは、絵の具の選択肢が増えるということであり、その結果、紙に載せる絵の具の自由度が高まります。

2:絵の具を載せてからの時間

デカルコマニーをする際、絵の具を載せてから時間が経つと、絵の具が乾いてしまって紙に模様がつきづらくなります。

 

幼児は、ついつい、絵の具を載せることに夢中になってしまうため、時間が経ってしまって、絵の具が乾いてしまうこともよくあります。絵の具を載せてから紙を半分に折りたたむまでの時間には気をつけましょう。

3:紙を閉じて開くまでの時間

デカルコマニーをした際、絵の具を載せた紙を半分に折りたたんだままにしておくと、絵の具が紙にくっついてしまって、開くときに紙が破れてしまいます。

 

紙を閉じてから開くまでの目安は、絵の具が乾いてしまわない時間です。紙を閉じたあとは、長い時間を置かずに作品を完成させましょう。

家庭での遊びにデカルコマニーを取り入れてみよう

必要な道具も少なく制作ができるデカルコマニーは、家庭でも手軽に遊べます。絵の具の代わりに、いらなくなったマニキュアでも制作可能です。マニキュアのクリアな質感のデカルコマニーが出来上がります。

 

家庭でデカルコマニーをする時は、あらかじめ新聞紙などを敷いて、思いっきり制作できるように準備しておくと良いでしょう。

関連記事一覧

関連記事一覧へ