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絵に描かれたモノや色使いから見る子供の心理総合23選|注意することなども解説

絵に描かれたモノや色使いから見る子供の心理総合23選|注意することなども解説

12:保護者の似顔絵

子供は保護者の似顔絵を描くことがありますが、その時の似顔絵の表情は笑顔でしょうか。それとも、怒っているでしょうか。

 

子供が描いた表情は、その子の見ている保護者の姿そのものです。

 

正面を見てニッコリ笑顔の顔であれば、子供は親が笑顔で見守っていると感じていますし、仕事や家事で忙しく他の方を向いている顔であれば、あまり見てもらえていないと感じている可能性があるでしょう。

13:曲線の無い絵

絵に丸みがなく、直線的で角ばったものばかり描く時、子供は不安定で余裕がなかったり、集中して絵に没頭していたりする場合があります。

 

反対に曲線や丸がふんだんに使われて、柔らかな印象の絵を描く時は、落ち着いた気持ちでいることが多いでしょう。

子供に心理的に負担を与えやすいもの

子供は自分の気持ちを言葉でうまく表現できないため、泣いたり怒ったり、体調を崩したり様々な方法で繊細な心の動きを表現します。

 

そして、無意識に描いている絵にも子供の心が反映されている場合があるということがお分かりいただけたでしょうか。

 

子供に心理的な負担を与えやすいものとして、環境の変化と子供の成長があります。以下で順に見ていきましょう。

環境の変化

子供の心理に大きく負担になるものとして、環境の変化があります。下に赤ちゃんが生まれる、幼稚園や保育園に通うようになる、引っ越す、祖父母と同居するなど、常に環境は変わっていき、その中で子供も順応していかなければいけません。

 

新しい環境に慣れるまで心理的負担は大きく、不安定になることもあるため、注意深く見守りながら励ましていきましょう。

 

環境の変化の後にグンと成長することも多いため、良い面もたくさんあります。

子供の成長

子供の身体は日々成長していきますが、その成長が子供の心理に負担を与えることがあります。身体の成長に心が追いつかなかったり、心が成長しバランスが取れたりを繰り返しながら子供は成長していくため、一時的に不安定になってしまうこともあります。

 

子供の描く絵の趣味趣向や色使いが成長と共に変わっていくように、子供も精神的に揺らぎながら徐々に成長していきます。周りの大人はじっくり見守ってあげると良いでしょう。

絵から子供の不安定な心理状態の可能性を察した場合

ここまで見てきたように、子供が絵を描く時に選ぶ色や描くもの、そして描き方には子供の心理が隠されている場合があります。

 

では、子供の絵から不安定な心理状態を感じた時はどうしたら良いのでしょうか。

 

具体的な対応策を見ていきましょう。

1:子供となるべく一緒にいてあげる

子供の様子が少しおかしい、なんとなく不安定になっていると感じる時は、なるべく一緒にいる時間を作りましょう。子供はボキャブラリーが少なく、自分の気持ちを言葉にするのが上手ではないため、そばに寄り添いながら子供の気持ちを汲み取ることが大切です。

 

幼稚園や保育園から帰ってきた後、お風呂の時間、就寝前など、スキンシップを取りながらリラックスできる楽しい時間を過ごすようにしましょう。

2:子供と改めて話をする

子供との何気ない会話の中から、繊細に揺れ動く子供の気持ちに気がつくこともあるでしょう。

 

子供が不安定になっている時は、子供と改めて話してみるのも良い方法です。「きっとこう感じているだろう」という思い込みは捨て、じっくりと子供の話に耳を傾けることで、子供の本心を知ることができます。

 

その時に大切なことは、子供の気持ちに共感し「悔しかったんだね」「寂しく感じているんだね」と気持ちを言葉にしてあげましょう。子供は自分の気持ちを分かってもらえたと安心するでしょう。

3:接し方を見直してみる

自分なりに一生懸命子育てをしてきて、それでも子供が精神的に不安定になってしまうとショックを受けることもあるでしょう。

 

子供の気持ちを知って、至らないところがあったと感じた場合や、今までのやり方でうまくいかなかった場合は、子供に対する接し方を見直してみましょう。

 

完璧な子育てなどはないため、必要以上に落ち込む必要はありません。子供とたくさんコミュニケーションをとりながら、より良い接し方を探っていくことが大切です。

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