絵に描かれたモノや色使いから見る子供の心理総合23選|注意することなども解説
育児
2021.07.09
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2:顔
子供が小さい時に描く正面向きの顔は、自分と他人を区別していると言われています。鏡で認識している自分の顔をイメージして、2つの目のある正面向きのものから描き始め、他人と区別します。
片方の目だけの横向きの顔を描くには、空間認知能力が発達することが必要なため、横顔は6~7歳以降に描き始めることが多いでしょう。
3:家族
子供が家族の絵を描いたら、その中でその子がどのように描かれているか注目してみましょう。
家族の中に自分がいなかったり、非常に小さかったり、他の家族から離れてポツンと描かれていたら、自分に自信がなく自己肯定感が低くなっている可能性があります。
絵の中で他の家族がその子のことを見ていれば、家族に対して信頼している気持ちが表れています。また、ある特定の家族だけ違うトーンで描かれている時には、その人との関係に違和感を覚えていることもあります。
4:太陽
子供が絵の中で描く太陽は、大きなエネルギーと温かさを持つ父親を象徴します。描かれる太陽の位置や大きさで、子供にとっての父親の存在感や愛情深さが表現されることがあるでしょう。
もし絵の下の方に太陽が描かれているなら、父親の存在や愛情をあまり大きく感じていない可能性があります。逆に上の方で明るくサンサンと輝いているようなら、子供は父親をなくてはならない、エネルギーを与えてくれる大切な存在と認識していると言えるでしょう。
5:雲・雨
雲や雨などの自然が子供の絵に描かれている場合、その時の子供の気持ちを反映していることがあります。
分厚い雲に覆われた暗い空を描く時は何か不安を抱えていたり、激しい雷雨は怒りや悲しみなど心が動揺している可能性があります。
逆に、明るい空に暖かな太陽の日差しを描く時には、安心した穏やかな気持ちでいると考えられるでしょう。
6:乗り物
車やバス、電車など、絵に乗り物が描かれている時、それらの乗り物は母親を示しています。乗り物にどんな色が塗られているかも注意してみましょう。
ピンク色で塗られている場合、子供は愛情を十分に感じ取って安心しています。母親に対して「もっと注目して構ってほしい」と思っている時は黄色を、不安や恐怖を感じている時は黒で描かれることがあります。
7:絵を描いている線の太さ
子供が描く線の太さは、心の中の自信を表しています。
太く堂々とした線で描かれている時、子供は自信に満ち溢れ、のびのびと過ごしています。反対に、ひょろひょろと細くて薄い線で描かれている時は、自分に自信が持てなかったり、自信を失い不安な心でいたりする可能性があります。
8:色使いが対照的
赤と青、白と黒など対照的な色使いをしている場合、子供の心の中も2つの対照的な思いに揺れている可能性があります。
弟や妹の手前、甘えたい気持ちを我慢していたり、挑戦したい気持ちはあるけれど失敗したらどうしようと不安に感じるなど、2つの思いに戸惑っている時に使われるでしょう。
9:色味が少ない
今まで色とりどりの絵を描いていた子供が、急に色味の少ない絵になった場合、単純に趣向や気分が変わっただけの場合もありますが、気分が落ち込み、沈んでいる場合もあります。
友達と喧嘩をしたり、親に怒られたり、何か変わったことがなかったか考え、見守っていきましょう。
10:背景に色が無い
背景に色がなく、ポツンと何かが描かれている場合、心の中に寂しさを感じている可能性があります。
特にそれが子供自身だった場合、周りからの疎外感や孤独を感じていることがあるので注意が必要です。
11:画用紙に対する絵の大きさ
子供の絵には、画用紙いっぱいにのびのびと大きく描かれたものもあれば、画用紙の大きさに対してちまちまと小さく描かれているものもあります。画用紙に対する絵の大きさは、その子の自信の大きさを表すと言われます。
紙に目一杯の大きさで描いている場合、その子は自信に満ち溢れています。逆に大きな紙に小さな絵を描く時は、自信を持てず不安な気持ちでいる可能性があります。
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