子供の生理について基礎知識を知っておこう|気にかけるべきポイントも紹介
育児
2021.08.06
目次
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7:生理が中々こないことも理解してもらう
友達は生理が始まったのに自分がまだだと不安で悩む子供もいます。しかし生理が来るタイミングには個人差があり、確実な時期を知ることはできません。生理が中々こないことも理解してもらう必要があるのです。
医学的には15歳以降に開始では「遅発初経」、18歳以降でも生理が始まらないと「原発性無月経」と診断されます。16歳を過ぎても初潮がなく心配な場合は婦人科での診察をおすすめします。
出典:月経異常・月経痛|自由が丘 ちあきレディースクリニック
参照:https://chiaki-lc.jp/menstruation.html
8:突然始まることへの不安を解消する
子供の生理は大人の場合と違い「そろそろ来る」という感覚がつかめません。そのため、突然始まったらどうしようと不安になる子供もいます。腹痛や頭痛、吐き気や胃痛など、体調に変化があったときも「生理かも」と気になってしまうのです。
学校や習い事、塾などの出先で生理が始まっても大丈夫なように、日頃からナプキンポーチを携帯し、サニタリーショーツを準備するなどして、突然始まることへの不安を解消してあげましょう。
9:ナプキンの上手な選び方
生理は日によって経血の量が違いますので、ナプキンの長さや厚さ、形状を使い分けるなど上手な選び方ができると快適に過ごせます。
運動をするときは、横モレが防げる羽つきタイプがおすすめです。羽部分でナプキンとショーツが固定され、活発な動きをしてもズレにくくなるからです。
また、長時間ナプキンを替えられない就寝時や遠出などには、夜専用やロングタイプのナプキンを選びましょう。
10:ナプキンの使い方と捨て方を教える
ナプキンの使い方のきまりや、捨て方のマナーも教えましょう。羽なし普通サイズならショーツに付けるだけでOKですが、羽つきは羽を折り返して使います。ロングタイプには前後があるので、貼る位置の確認が必要です。
また、捨てるときは汚れた部分を内側にして丸め、個別ラップやトイレットペーパーに包み生理専用ゴミ箱に捨てます。ナプキンは水に溶けないのでトイレに流してはいけません。専用ゴミ箱が無い場合は持ち帰ります。
子供が生理を迎えたときに気にかけてあげるポイント7つ
子供から大人へと移り変わる思春期に始まる生理には、さまざまな不安や悩みが発生します。保護者としてできることは、あまり神経質になりすぎず気持ちに寄り添いながらも、あいまいにせず、きちんと伝えてあげることが大切です。
ここからは子供が生理を迎えたときに気にかけてあげるポイントを7つ紹介します。
1:月経周期の確認をする
子供が初潮を迎えたら、始まった日と終わった日、生理中の体調変化などもメモしておきましょう。子供がいつ生理になったのかをきちんと確認しておけば、何度か生理を経るうちにどのくらい間隔があくのがわかるため、月経周期が把握しやすくなります。
月経周期をメモするのを忘れそうな場合は、アプリを利用すれば楽に行えて見える化できます。生理日予測なども可能なので、次の生理に備えやすく体調管理もしやすくなるでしょう。
2:食生活や生活リズムの改善をする
生理中でも体調を崩しにくくするには、食生活や生活リズムの改善が大切です。
生理中だけでなく、生理前に体調が崩れることもあります。まだ生理がきていないからと乱れた生活を送るのではなく、自分の体のために規則正しい生活を心掛けるよう教えましょう。
3:生理痛に伴うイライラを理解する
生理になってまだ年数の浅い子供は、生理痛が辛くてイライラしてしまうことがあります。
特に排卵から生理までの期間は、気持ちがネガティブになったり、痛みに敏感になったりする場合があります。
生理痛に伴うイライラは大らかに受け止め、ひどい場合は医師に相談するのも良いでしょう。自己判断で痛み止めの服用はおすすめしません。
4:衛生管理の徹底をする
子供の生理では不潔にならないように、保護者が衛生管理の徹底をすることが大切です。長時間同じナプキンをつけたままでいるのは不衛生です。
経血量には個人差がありますが、ナプキンをこまめに取り換え、生理用ショーツも毎日清潔なものに交換してください。湯舟に浸かれない日でも、シャワーを浴びて清潔を保つことが大切です。
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