子供の生理について基礎知識を知っておこう|気にかけるべきポイントも紹介
育児
2021.08.06
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子供の生理について
女の子の体は小学校高学年ごろから、大人になるための準備が始まります。女らしく丸みをおびた体つきになり、生理が始まる子供が多いのもこの時期です。
また、大人の女性への変化は心にも現れます。異性に興味が出てきたり、逆に避けてみたり、おしゃれに興味を持ち始める子供もいるでしょう。保護者は、子供の生理について正しく知り、心配や不安をサポートしながら教えるべき時期だといえるでしょう。
子供の生理について基礎知識10個
生理が始まる時期の女の子は、体の成長や変化で不安定になりやすく、多くの悩みを抱えます。初めての生理(初潮)を迎えるときには、まわりの友だちはどうなのかが気になったり、いつから始まるかとイライラしたり不安になることもあるでしょう。
ここからは、子供の生理について知っておきたい基礎知識10個を紹介します。
1:生理についての悩み
生理が始まる時期は思春期とも呼ばれ、自分の体や心に多くの悩みが発生してきます。特に女の子の場合、生理についての悩みが代表的です。「何歳から始まる?友達は始まっているみたい」「腹痛がするけれどこれは生理痛なの?」など、内容は多岐に渡ります。
子供の生理についての悩みには、わかりやすく余裕を持って応えてあげられるように準備しておけば安心です。保護者に生理についての悩みが相談しやすい環境を整えておきましょう。
2:初潮とは何かを伝える
初潮とは初めての生理のことで、初経(しょけい)ともいいます。迎える時期は10~14歳ごろですが個人差があります。それでも、初潮を迎える時期になったら、初潮とは何かをわかるように伝えましょう。
学校でも初潮について教わりますが、実際に生理を経験している保護者に教えてもらうのが安心です。保護者側も子供の初潮を迎えるにあたって必要なものを準備しておきましょう。
3:月経の仕組みを理解してもらう
なぜ大人になると月経(生理)があるのか、その仕組みを子供に説明し、理解してもらうことが大切です。左右どちらかの卵巣で約1ヶ月に1個ずつ、新しい命のもとになる卵子が成熟すると、受精卵を迎えるために子宮内膜が厚くなります。
その後、成熟した卵子が飛び出す「排卵」が起こります。排卵が起こるとさらに子宮内膜が厚くなりますが、妊娠をしなかった場合は血液を含んだ子宮内膜が剥がれ落ちます。これが月経です。
出典:生理とは|大宮駅前婦人科クリニック
参照:https://omiya-fujinka.jp/treatment/period/
4:月経の期間を知ってもらう
生理は数日間続くものですので、子供に月経の期間を知ってもらうことも大切です。正常な生理期間は3~7日ですが、2日以下で終わるものは「過短月経」、8日以上続くものは「過長月経」といいます。
また、生理周期は25~38日が正常で、24日以下と短い場合は「頻発月経」、39日以上だと「稀発月経」です。周期や日数が気になる場合は病院を受診しましょう。いずれにせよ子供のうちは期間も周期も安定しないことが多いです。
出典:月経異常・不正性器出血|ベビースマイル レディースクリニック有明
参照:https://www.babysmile-clinic.com/department/%E6%9C%88%E7%B5%8C%E7%95%B0%E5%B8%B8%E3%83%BB%E4%B8%8D%E6%AD%A3%E6%80%A7%E5%99%A8%E5%87%BA%E8%A1%80
5:初潮の経血量の違い
子供が初潮を迎えるにあたり、経血量が心配という声も聞かれますが、初潮の経血量は量が多いとは限らず、少量の場合も多くあります。月経周期が安定してくるにつれ経血量が増えて行くので、初潮の経血量の違いについて覚えておけば安心です。
また、経血の色も赤いとは限らず、少し茶色っぽい経血が出る場合もあります。月経が始まったばかりのころは、経血量や色についてあまり心配しなくても大丈夫なことを伝えてあげましょう。
6:初めの頃は不順や不安定になることもある
生理が始まっても、子供の場合、まだ子宮や卵巣の発育途中であるため、生理不順になることがあります。生理周期が安定するまでには、生理不順や不安定な状態になることもあると理解しておきましょう。
なお、18歳くらいになっても生理不順や不安定な状態が続くようであれば婦人科を受診し、医師に相談してみることをおすすめします。
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