子供と向き合うために大切なこと9つをご紹介|できた後にすること
育児
2021.08.06
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子供と向き合うことの意味とは?
保護者にとって、最初に出てくる子育ての課題のひとつは、子供と向き合うことではないでしょうか。
例えば、「働いていて日中はあまり家にいないから」「保育園にお任せしているから」と子供と向き合う時間が満足に取れないという家庭もあるでしょう。
しかし、保護者が働いていても家にいても、子供と一緒にいる時間は取れます。学校へ出かける前、今日一日に出会ったたくさんの物事の話を聞く時間、休日の食卓も子供と向き合う時間です。
子供と接する中で大切なのは、保護者の立場としての論理や都合ではありません。子供だったかつての自分を思い出すことです。自分が子供と同じ歳だった時、どんな言葉をかけられたら嬉しかったでしょうか。
子供と向き合うとは、大人と子供と立場を分けて上から目線で話すことではなく、同じ景色を見て子供の気持ちに寄り添うということです。
保護者や大人の立場ではなく、目の前の子供と同じ歳の自分を思い出して接する姿勢を心がけましょう。
大人と子供の違いを思い出そう
子供と同じ風景を見て、同じ歳だった人間として寄り添うことが大切であると紹介しましたが、大人と子供の違いとは何でしょうか。
もちろん身体の大きさの違いがあるでしょう。また、大人になるまでに、さらに保護者になるまでに培ってきた経験や知識の差もあるでしょう。
しかし、何より大きな違いのひとつは、視線の先にある世界の大きさです。
まだ知識や経験の浅い子供にとって、目に映るのはたくさんの新しい出来事です。そのため全力で物事にぶつかります。
見えない敵と戦うことも、ホースから流れた水がどこへ向かうのか確認することも全力です。紙パックにストローを挿すという行為も、そのとき限りの大イベントです。
一方、保護者はどうでしょうか。明日の仕事のために、この後に夕食を作るために、少し余力を残して動くことがあります。余力を残して動くことが悪いということではなく、大人と子供の違いのひとつです。
全力で動いた子供と再び向き合うために、余力を残しておくことも大人の知恵と言えるでしょう。
子供と向き合うために大切なこと9つ
子供と向き合う中で培われるのは、信頼関係です。親子の信頼関係は、話を聞くことや褒めることなど、日常のささいなことから生まれます。
ほんの少しの心がけが、信頼関係を築いていく大きな一歩になることを覚えておきましょう。
1:子供と手を繋いで歩く時間を作る
子供との時間において、スキンシップも重要だといわれています。スキンシップは、言葉を交わさずとも保護者が子供に愛情を伝えられる有効な手段です。
例えば、手を繋いで一緒に歩いている時、危なければ保護者は無意識に子供の手をぎゅっと手を握るでしょう。ぎゅっと繋がれた手からは愛情が注がれています。
さらにスキンシップを取ると脳内では「オキシトシン」というホルモンが分泌されます。このホルモンは、「愛情ホルモン」や「幸せホルモン」とも呼ばれ、その効果は保護者の愛情が子供に伝わるだけではありません。
子供のストレス反応を弱めたり、情緒を安定させたりするという働きがあることも研究されています。
出典:スキンシップから期待できる効果|西宮回生病院
参照:https://kaiseihp.jp/news/id_8235
2:出かけるときには見送る言葉を言う
どんなに時間がなくとも、「いってらっしゃい」と声をかける時間はあるでしょう。朝学校に行く前、放課後や休日遊びに行く前、見送りの声掛けをする機会は日々あります。
声掛けすることで、出掛ける前の子供の顔を見られます。顔を見ることで体調は良いのか、何か不安な顔をしていないかという気づきにも繋がります。
さらに、保護者にとっての「いってらっしゃい」は、子供を信頼して送り出す言葉でもあります。子供のすべてが心配であるなら、保護者は子供を送り出さずに一緒に出かけるという選択をするでしょう。
つまり、子供と向き合う上で見守りと信頼を含んだ見送りの言葉は、大切な要素のひとつと言えます。
3:食事は家族一緒に食べる
家族と一緒に食事を食べることも重要です。食卓を共にすることで食事のマナーという社会のルールを学べますし、家族間のコミュニケーションを図れるからです。
また、家族と一緒に食事を取る方が食材の種類が増えバランスの取れた食事習慣になると言われています。加えて、多感な思春期に問題行動を起こす率が低くなっていること、将来に対してポジティブな性格に育つという結果も得られています。
同じものを食べ、同じ時間と話題を共有するということは、子供と向き合う大切な時間となります。
4:何かをしながらの向き合いはダメ
もし自分が一生懸命話しているのに、相手は目も合わせず「ながらスマホ」で片手間に対応されたらどう感じるでしょうか。「きちんと向き合っている」とは感じられないのではないでしょうか。
子供と向き合う上でも同じことが言えます。子供にとっては大事な話を一生懸命しているのに、保護者がテレビを見ながら片手間に聞いていたとしたら、悲しい気持ちになるでしょう。
片手間に話すことや、何かをしながらの対応が常態化すると、きちんと話を聞けない子供になってしまうこともあるため、保護者の方でも注意が必要です。
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