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謝れない子供の心理とは?保護者ができることを理解しておこう!

謝れない子供の心理とは?保護者ができることを理解しておこう!

3:肯定することを心がける

子供は自分の非を認めて謝ることで「悪い子だと思われるかもしれない」という心理がはたらきます。そうならないために、謝らないことを怒るのではなく、子供を肯定することを心がけましょう。子供の言い分を聞き、共感することが効果的です。

 

友達と喧嘩したときには「ゲームを取られて悲しかったよね」と共感の言葉をかけます。食器を落としてしまったときには「お皿が割れてびっくりしたよね」とまずは子供の心をいたわってあげましょう。

 

そのうえで「次はこうしようね」と正しい行動を教えます。すると子供は、次は気をつけようと学ぶのです。

4:理由をしっかり聞いてあげる

どうして悪いことをしたのか、子供の言い分を聞いて思いを受け止めましょう。気持ちを理解してもらえなければ、素直に謝れないことがあります。お友達を叩いてしまった場合、気持ちをうまく伝えられなくて手が出てしまった、ということもあるでしょう。

 

なぜ伝えられなかったのか、どうやったらうまく伝えられるのか、一緒に考え子供の行動を促します。共感してあげることで子供は安心して、謝ろうという気持ちが生まれます。

5:謝る必要がある意味を伝える

悪いことをしたという自覚がなく謝らない子供には、自分の行動で友達を悲しませてしまったこと、悪いことしたことを認識させることが大切です。「お友達はどう思ってるかな」「自分が悪かったとこはどこかな」と何が悪くて、なぜ謝る必要があるのかを説明します。

 

友達との喧嘩の場合一方だけが100%悪いとは限りません。自分がどんな悪いことをしたのか、どの程度なのかを判断し、子供に考えさせましょう。自分だけが悪いわけじゃないことをわかってくれたことで素直に反省し謝ることができます。

6:謝らない子供に対して怒らないようにする

子供が謝らない時の対処法で一番気をつけたいのが、謝らない子供に対して怒らないということです。わけもわからず怒られたら子供は心理的に追い込まれてしまいます。感情的に怒りをぶつけると、「怒られた、怖い」という感情だけが頭に残ります。その結果せっかく伝えても内容を理解できません。

 

また、謝らないことで怒りすぎると、とりあえず自分が悪いと思っていなくても「ごめんなさい」と言ってしまう謝り癖がついてしまいます。

謝れない子供に保護者ができる3つのこと

子供の気持ちを聞き出し、心を整理させたら実際に謝るという段階に移りましょう。それでも子供にとって自分の非を認めて謝るのは勇気がいることです。

 

しっかり保護者がサポートして、謝れるようにしてあげましょう。ここからは子供が謝らない時に保護者ができることを3つご紹介します。

1:子供と一緒に謝る

子供が謝らないなら、保護者が一緒に相手の子に謝りに行きましょう。子供の口から「ごめんね」と言えなくても、一緒に謝る体験ができます。どのように相手に気持ちを伝えたらいいのかわからない子供に、お手本を見せることは大きな意味があります。

 

子供は想像している以上に保護者の姿を見ています。悪いことをしたら素直に謝るということを見せて教えてあげましょう。

2:謝ることができたら褒める

謝る=悪いことだとネガティブなイメージを持つ子もいます。「ごめんなさい」を言えたら、謝れることはすごいことだと褒めてあげましょう。「謝れば仲直りできるね」と謝ることのメリットを教えるのです。

 

謝ればスッキリする、状況がよくなるという経験を積んで、謝るということに対してのイメージがポジティブなものになります。謝るという行為には勇気がいるものです。「素直に気持ちを伝えてくれてありがとう」と勇気を出したことを褒めて認めてあげることも大切です。

3:謝るまで見守る

しっかり言い分を聞いてあげてもなかなか謝れないこともあるでしょう。そんなときも急かさずにじっくり待ってあげましょう。納得して謝るために自分の気持ちを整理している状態なのかもしれません。

 

この時保護者が相手の子に謝っておくと安心です。気長に見守り、謝るチャンスをあげましょう。時間を置くことで言葉がまとまり、相手の子に気持を伝えて謝ることができます。

謝れない子供の心理を理解した上で対処しよう

今回は、謝らない子供の心理や対処法をご紹介しました。子供が謝らない時はしっかり言い分を聞いて理解してあげることが重要です。怒らず、急かさず何が悪かったのかを説明し、子供自らが自然に謝るように促しましょう。

 

「ごめんなさい」という言葉を発することよりも、子どもが納得した状態で謝れるように育ててあげることが重要です。

 

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