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読書嫌いの子供への対策方法11選!本に興味を示さない原因を探ろう

読書嫌いの子供への対策方法11選!本に興味を示さない原因を探ろう

4:読書の前に調べる習慣をつけさせる

読書に馴染みがない子供にとって、本選びは難しい課題です。難しい言葉や文字数の多い本を選んでしまっては、最後まで読み切ることも読書が楽しいとも思えず終わってしまうのではないでしょうか。

読書を始める前に、どんな本が自分にとって良いか、まず調べる習慣をつけましょう。

岐阜県図書館では、子供の読書活動を推進するために、児童向けのイベントの開催や子供と本を選ぶ支援である「子どもの読書活動支援」をおこなっています。

また、子供の本を選ぶ時に参考になる「しらべかた案内」コーナーも設けられています。

「実践に基づいている本」「複数人で選び、多くの人が共感できる本」「表紙絵があり紹介
文が魅力的で思わず読みたいと思える本」など様々なジャンルから提案してくれます。

このような支援を有効活用し、「自分はどんな本を読みたいのか」を知るところから始めてみましょう。

出典:子どもの読書活動支援|岐阜県図書館
参照: https://www.library.pref.gifu.lg.jp/user-guide/resolution-support/children-reading/

5:保護者自身が読書習慣をつける

厚生労働省が平成22年に発表した「第8回21世紀出生児縦断調査結果の概況」の調査結果によると、保護者の読書量が多いと子供の読書量も多いという結果が出ました。

保護者が本を読む姿や本が身近にあることで、子供が自然に読書に興味を示します。子供の読書週間は、親から受け継がれるものが大きいのです。

出典:第8回21世紀出生児縦断調査結果の概況|厚生労働省
参照:https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/syusseiji/08/dl/03.pdf

6:地域の図書館に行く

読書が嫌いな子供の多くは、読書に楽しみを見出せていません。子供の興味をひくためにも、一度図書館に連れて行ってみましょう。

無理やり本を読ませる必要はありません。図書館には、様々なジャンルの本があるので子供に気になるものを選んでもらいます。

図書館には膨大な量の本があり、物語や伝記、スポーツに科学や歴史、子供の関心をひくには十分すぎるほどあります。

全て読めなかったとしても、「おもしろそうだな」と感じることを繰り返していけば、本を身近に感じられるようになるでしょう。

7:漫画から読ませるのもあり!

読書に慣れていない子供には、文字がたくさんあるだけの本は読む気が失せてしまいます。そんな時は、漫画から始めてみましょう。

子供に漫画を禁止する保護者もいますが、漫画は絵が伴うことで理解の助けをしてくれます。

小学生向けの学習漫画の中で、歴史に関する本は特に多く出版されています。子供が興味をひく人物や時代から始めても良いですし、好きな漫画家や絵柄から選んでも良いでしょう。

8:保護者との会話で語彙力を育む

文部科学省が定める「学習指導要領」が新たに改定され2020年度から順次実施されます。新要領には、語彙指導の改善と充実が追加されました。

読解力とは語彙力を基本に読み解く力です。語彙力不足は読解力の低下に繋がるとされています。そこで、新たな要領書に語彙指導の充実が追加されました。

保護者との会話で語彙力を育むことは可能です。子供の興味をひくものだけでなく、時事ネタや日常生活の中でテーマを見つけて語り合ってください。

小さい子供の場合は、「しりとり」や「なぞなぞ」から始めてみてください。

出典:第1章 4.2.(6)体系的語彙指導のための学習活動を充実させる|文部科学省
参照: https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoukasho/seido/08073004/002/010.htm

9:正しい音読をさせるところから見直す

子供のたどたどしい音読を聞いて心配になる保護者もいるでしょう。しかし、音読の目的はすらすら読めるようになることではありません。

音読には、脳を刺激する効果があると言われています。脳トレブームの火づけ役の川島隆太教授によると、音読直後の大脳の70%以上の神経細胞が働くとされています。

正しい音読とは、声を出すことが目的ではなく「、」や「。」を意識しながら日本語の響きを体感することにあります。

また、発音を意識し「雨」と「飴」や、「橋」と「箸」など保護者と一緒に確認しながら読んでみましょう。必要なら、保護者が範読してあげると分かりやすいでしょう。

出典:東北大学 川島隆太教授 インタビュー「読む&書く」からこそ学びは深くなる|学校法人産業能率大学 総合研究所
参照:https://www.hj.sanno.ac.jp/cp/feature/201911/08-02.html

10:分からない言葉が出てきたらその場で教える

語彙力を増やすためにも読書は効果的とされていますが、意味が分からないままでは使いこなすことはできません。

もし、子供から「これはどういう意味?」と聞かれたら、その場で教えてあげてください。語彙数が少ない子供は、教えるだけどんどん吸収していきます。

音読中につまったり、ページが止まったままの時は読めなかったり何か疑問があるかも知れません。その時に、保護者から「読めない文字がある?」や「何か気になることがあった?」など質問してあげると読書をもっと深められるでしょう。

11:長いスパンで読書を促す心構えを持つ

読書週間のない子供が、本を読み続けるのは簡単ではないでしょう。また、「読みなさい」と強制されると読む気が出ないのは当然のことです。

子供が自然に読書するようになるまで、焦らず長い目で見守りましょう。

読書に馴染みのない子供は、まだゲームやテレビに興味があるのかもしれません。保護者が意識して読書を促し、徐々に興味をひけるものを示してあげてください。

図書館や書店に連れて行くのも良いですし、学校では朝の読書運動や推薦図書の紹介など子供の読書を促すよう取り組んでいます。

子供が読書嫌いになってしまう保護者の特徴4つ

本を読まない子供を、ついつい叱ってしまう保護者は多いのではないでしょうか。しかし、怒ったり強制するだけでは本を読まないどころか、読書嫌いになってしまいます。

読書嫌いと読書好きになる分かれ道はどこにあるのでしょうか。ここからは、子供にやってしまう保護者のNG行動4つを紹介します。

1:読書の強制

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