集団行動が苦手な子供に共通することとは?特徴や対処法もあわせて紹介
育児
2021.04.02
目次
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子供が集団行動を苦手に感じる時は、苦手になる理由や原因があります。理由や原因に合った対処法を模索しましょう。以下では、集団行動を克服するためにできる対処法を8つ紹介していきます。
1:信用できる存在をつくる
子供が集団行動を嫌う場合、状況・感覚・相手の気持ち・生活リズムなど様々な領域に対して敏感に感じてしまうことが原因になっている可能性があります。
感受性が強く、人一倍敏感な子供が集団行動を取る際には、その子が信用できる存在(安心できる人)をつくると良いでしょう。
2:他者に関心を持つ
集団行動を苦手に感じている子供の場合、いきなり大きな集団での行動は難しいでしょう。最初は、小さな集団との関わりを増やしていき、その子のペースで関係づくりを始めていきます。
そうした中で子供は次第に安心できるようになり、他者への興味や関心を持つようになっていきます。
3:相手の話から聞く
集団行動への抵抗感がある場合には、自分の話が一方的になってしまったり、場の空気を読まない発言をしてしまったりといった失敗経験を積み重ねている可能性があります。
その場合、会話をする時には、相手の話から聞いてみるようにすると良いでしょう。
4:適度に自分の時間を作る
集団行動を苦手と感じたり嫌がったりする子供の中には、情報や刺激に敏感な特性や、感情や行動のコントロールが難しい特性を持つ場合もあります。
しかし、集団行動では様々な人たちが一緒に活動しているため、情報や状況の変化が起きやすく、また人に合わせることが必要になります。
そのため、集団行動中に気持ちが落ち着かなくなってしまった時には、クールダウン(集団から距離を取り、自分の時間を持つ)できるようにすることが大切です。幼稚園や保育園、学校の先生やスクールカウンセラーに相談してみるのもいいでしょう。
5:興味や関心の幅を広げる
興味や関心が限られていることで集団行動を避けてしまう子供もいます。そうした場合には、子供の興味を少しずつ広げてあげましょう。
たとえば、いつも行っている遊びや行動の中に、それに関連した物を用意し興味の幅を広げていきます。また、遊びや作業、趣味が同じ子供同士で小集団をつくり、他の子供たちとの関わり合いを増やしていきましょう。
子供の興味や関心が広がっていくことで、様々な価値観を知るきっかけになり集団行動への抵抗感を和らげられます。
6:自分の価値観と合う友達を見つける
子供の中には、情報や刺激を敏感に感じ取る特性を持つ子供もいますが、そうした特性を持つ子供は、一方で豊かな想像力と内面世界を持っていると言われています。
子供のペースで、興味や関心から関係づくりを始めていくことで、自分の価値観と合う友達やグループを見つけることができるでしょう。
7:集団の中での自分の役割を明確にする
集団行動や活動は子供同士の関わりができる場であり、一方で社会的スキル(他者と良い関係を築き、社会に適応するために必要な能力)が必要になる場でもあります。
けれども、集団行動を苦手に思う子供の中には、この社会的スキルが未熟であったり偏りがあったりする場合があります。集団行動や活動を行う際、グループ内で役割分担を行い、その役割を明確にしていくと良いでしょう。
8:集団行動が苦手であることを正直に伝える
子供が、集団行動や活動に抵抗感がある場合には、幼稚園や保育園、あるいは学校を安心できる場所と思えていない可能性があります。そのため、幼稚園や保育園、学校側には、子供が抱えている問題や特性を伝えておくことも大切です。
また、学齢期の子供の中には集団の中で上手く振舞おうと考え、自身で集団行動へのハードルを上げてしまっているケースもあります。まずは、信頼できる友達やグループの人たちに、集団行動が苦手であることを打ち明けてみても良いでしょう。
集団行動が苦手な子供に意識させたい4つのポイント
集団行動を苦手と感じている子供たちの中には、無意識に相手の顔色をうかがったり、自分の意見をのみ込んでしまっている場合があります。
以下では、集団行動が苦手な子供に意識してほしいことを4つのポイントで紹介していきます。
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