ネットリテラシーの意味を子どもに説明しよう|一緒に学べる本も紹介 ネットリテラシーの意味を子どもに説明しよう|一緒に学べる本も紹介 - 2ページ目 (5ページ中) - chokomana
ホーム >

ネットリテラシーの意味を子どもに説明しよう|一緒に学べる本も紹介

ネットリテラシーの意味を子どもに説明しよう|一緒に学べる本も紹介

ここからは、ネットリテラシーの低さが招くリスクを見て行きましょう。

先述の通り、スマートフォンやパソコンは便利なものですが、その反面でリスクを孕んでいるのも事実です。

例えば、SNSの間違った使い方や不正アプリなどによってウイルスに感染したり、個人情報が流出したりする危険性があります。また、知らないうちに他人の権利を侵害したり、ネット上の誤った情報を鵜呑みにして拡散してしまったりという事例も見られます。

不要なトラブルを避けるために、リスクをしっかりと把握しておきましょう。

1:著作権・肖像権侵害

インターネットでSNSなどを利用する際、写真や動画などを投稿する時に注意が必要なのは、著作権や肖像権の侵害です。

例えば、テレビ番組や映画、音楽、本の一部を、許可なくネット上にアップすれば著作権の侵害にあたり、違法だと分かっている動画等をダウンロードすることも法律では禁止されています。

また、有名人の写真や他人の動画を許可なくネットに掲載した場合も、肖像権の侵害にあたります。

出典:著作権侵害・罰則など|公益社団法人著作権情報センター
参照:https://www.cric.or.jp/qa/hajime/hajime8.html

2:個人情報をネット上に晒してしまう

SNSなどを利用する時は、個人情報の取り扱いに注意が必要です。

例えば、親しい友人に向けたメッセージや写真でも、公開範囲設定をしなければ誰でも見ることができます。しかし、個人情報が公開された場合はトラブルに巻き込まれる可能性があります。写真に映り込んだものから生活範囲や学校、個人まで特定される危険もあります。

インターネットを利用する際には、個人を特定できる情報を載せない、写真や動画を共有する場合は公開範囲を絞るなどの危機管理が必要です。

3:ウイルス感染による情報漏えい

スマートフォンやパソコンは、ウイルスに感染する可能性があります。

時として、友人や知人を装って発信元をなりすましたメールが届くことがあります。その際、発信元を確認せず無意識に開いてしまうことで、ウイルスに感染する危険があります。

ウイルスの中には個人情報を外部に送信するものもあり、そのようなウイルスに感染してしまえば、スマートフォンやパソコンの情報が漏洩してしまう恐れがあります。また、万が一そうなった場合、家族や友人にまで迷惑を掛けてしまうでしょう。

怪しいメールは開かない、スマートフォンやパソコンの更新を忘れずに、セキュリティーソフトは最新のものを使うなどの注意が必要です。

4:トラブルに巻き込まれてしまう

子どもの場合、十分なネットリテラシーが備わっていないことから、様々なトラブルに巻き込まれる可能性が高くなります。

例えば、親が知らないうちにゲームのSNS機能やコミュニティーサイトを利用し、見ず知らずの人と交流していることもあるでしょう。しかし、その中には年齢や性別を偽り、悪意を持って未成年に接触してくる者もいます。

他にも、警戒心のない子どもがゲームのパスワードを教えたことで高額アイテムを買わされたり、直接会ってしまい性的犯罪や誘拐、監禁事件の被害者になったりすることもあります。

5:ネット上の情報を鵜呑みにしてしまう

不確かな情報は鵜呑みにせず、正確性が判断出来ない場合は安易に拡散しないことが大切です。ネット上の情報は正しいとは限りません。中には人を混乱させるためにわざと流されたデマ情報もあります。

ネット上の情報を拡散する時は、他の情報と比べてみましょう。そして「情報の発信元」「最新の情報であること」「伝聞や引用ではなく一次情報であること」の3点をチェックしましょう。

6:アプリ等を安易にダウンロードしてしまう

ネット上で簡単にダウンロードできる無料のアプリやサービスは、必ずしも安全なものばかりではありません。

アプリによっては、利用登録のために入力した個人情報が無断で不正利用されることがあります。また、人気アプリを装った不正アプリを誤ってダウンロードしてしまうと、ウイルスに感染する危険もあります。

「不必要なアプリはダウンロードしない」「アプリは公式ストアからダウンロードする」「個人情報を入力する前に確認する」などの対策が必要です。

7:他人の情報を無断で使用してしまう

学校の宿題やレポートなどを自分でするのが面倒だからといって、ネット上にある他人の文章や情報を無断で使用することは、いわゆる「剽窃」を意味します。

また、人気のあるSNSのアカウントの文章や写真を見て、まるで自分が生み出した情報であるようにネット上に発信するのもいけません。

ネットリテラシー身に付けさせるポイント5つ

スマートフォンやインターネットの使用者が年々低年齢化している昨今では、小さいうちから子どもにネットリテラシーの意味とその重要性を教えることが不可欠です。

では、具体的にどうすればよいのでしょうか。ここからは、ネットリテラシーを子どもに身に付けさせるためのポイントを5つ解説していきます。

ネットリテラシーの意味や必要性をどのように子どもに伝えてよいか悩んでいる保護者の方は、ぜひ参考にしてみてください。

関連記事一覧

関連記事一覧へ