子供にも起こりうるいじめとは？定義や理由から12の種類と対応策まで解説

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いじめの種類をご紹介いたします。今まで見てきたように、いじめの種類も時代とともに変わってきています。暴力や陰口そしてからかいといったものから、インターネットを利用したいじめも起こるようになりました。

いじめは被害にあっている種類によっては気づかれにくいことも多く、教師や周りの大人には子供同士でケンカや悪ふざけをしているだけと取られてしまい、発覚しづらいこともあるようです。

1：陰口や暴言

陰口いじめとは本人がいないところで悪口を言うことです。このいじめは加害者が被害者に直接悪口を言ってくることはありません。また陰口による悪口が噂になってしまうと被害者が孤立してしまうことがあります。

同じ口頭でのいじめに暴言があります。こちらは陰口とは違い直接本人に向かって被害者が傷つく言葉をぶつけてきます。このとき加害者側は集団であることも多く、落ち込んでいくなど被害者に変化が現れることがあります。

2：嫌がることの強要

パシリといういじめ方はこれに該当します。いじめとして嫌がることを強要するのは意地悪することが目的というよりも利益を得ることが目的の場合もあります。

そのため被害者に万引きさせたり、保護者のお金を持ってこさせるという加害行動を強制する場合があります。このいじめは被害者が命令されてそうした行動をとっているという事実が見えづらいため、被害者が問題行動を起こす子供であるとされてしまうことがあります。

3：暴力を振るう

殴る蹴るなど暴力を振るういじめ方は目撃した大人によっては、子供のケンカとして片づけられてしまうことがあります。ケンカはお互いが公平な立場である場合のみ成立します。暴力は一方的であるため被害者の反撃を許しません。また加害者が集団のときもあります。

殴る蹴る以外にも「押す」や「ぶつかる」なども暴力を振るういじめに該当します。物を使うことや加減して殴り殴ったことが分からないようにする場合もあります。

4：集団でいじめる

集団いじめとは1人の人間に対して複数人でいじめをすることです。集団いじめの1つに集団無視というものがあります。そのいじめ方は集団で1人を「存在していないもの」として扱い存在を無視します。

集団無視は被害者が暴力を受けているわけでも悪口を言われているわけでもないため、周りが気づきにくいとされるいじめです。また加害者が注意を受けたとしても「気が付きませんでした」と言えば無かったことにされることもあります。

5：性的な嫌がらせ

服を脱がせるや性的意識を持って触ってくる以外にも性別や身体的特徴に関しての悪口も性的な嫌がらせになります。

社会に出ればセクハラとなりますが、子供同士の場合単なるいたずらや同性同士なのにと処理されてしまうこともあるようです。

また被害者側が性的な嫌がらせにあっていたことを「人に知られたくない」として隠してしまうこともあるため大人が認識しづらい場合もあります。

6：物質的ないじめ

物質的ないじめとは、物を隠すことや物を壊される、そして持ち物に落書きをされることなどです。このいじめは被害者本人に直接何かをしてくることがないため、加害者の特定が難しい場合が多いようです。

上履きなど大勢の人の目に触れるものに何かされているのであれば周囲もいじめに気が付きますが、ノートや教科書など個人の目にしか触れないものに落書きなどをされた場合、いじめられていることを周囲が分からないときがあります。

7：お金を持って来させる

お金を持ってこさせるといういじめとは、いじめというよりは犯罪行為の強要に近いといえます。金銭を強要するのはいじめることが目的というよりもお金を得ることが目的です。

そのため加害者は被害者のお小遣いや保護者のお金を持ってこさせるという方法で金銭を要求します。このいじめは被害者が被害者であることを証明できないと、被害者であるにもかかわらず被害者は問題行動を起こす子供であるとされてしまうことがあります。

8：いじめを捏造する

いじめの捏造の仕方はいくつかあります。本当は加害者であるにもかかわらずいじめられていると立場を入れ替えて騒ぐことや、いじめられている事実がないのにいじめられたと騒ぐ方法などです。

いじめの捏造は被害者側の意見を尊重しようと対応してしまうと本来の被害者である立場の人間を加害者であると決めつける態度を自然にとってしまうため、本来の被害者を傷つける可能性があります。

9：ネットで噂を流す

ネットいじめとは掲示板やLINEなどインターネット上で起きるいじめ全てを指します。近年いじめもLINEや掲示板などで起きるようになりました。

このいじめは、学校の裏サイトやクラスLINEなどに悪口を書き込まれるだけでなく、悪意を持って個人情報をネットにバラまかれる場合もあります。ネットは匿名で書き込みができるため、だれが書き込んだものなのかを特定するのは難しく加害者の特定には時間がかかります。