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子供にも起こりうるいじめとは?定義や理由から12の種類と対応策まで解説

子供にも起こりうるいじめとは?定義や理由から12の種類と対応策まで解説

4:平成25年のいじめの定義

平成25年は富士山が文化遺産になった年です。この年いじめ防止対策推進法が公布されました。そのため文部科学省の「いじめとは」という定義ががらりと変わりました。

今まで被害者と関りのある人間としか示していなかった部分が学校等で関りがあるという表現になり、心理的苦痛や物理的苦痛の中にインターネットも含まれるとはっきり明記されました。

いじめ防止対策推進法の施行

平成25年にいじめ防止対策推進法が施行されたことにより文部科学省のいじめの定義が大きく変わりました。

いじめ防止対策推進法は、いじめ防止のための基本指針や自治体や国、学校そして保護者の責任について記されています。平成23年の滋賀県大津市の中学2年生のいじめ問題がきっかけとなりこの法律は制定されました。

出典:いじめ防止対策推進法(平成25年9月28日)|文部科学省
参照:https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1406848.htm

5:最新のいじめの定義

平成25年以降もいじめ防止対策推進法に基づき、少しずついじめの定義は変化しています。いじめが酷く犯罪行為に該当した場合これまでも警察が関わってきましたが、平成31年からは学校と警察との連携が求められています。

これにより学校や保護者の意向などを考慮しながらですが、いじめを把握した早い段階から警察が関わることになり捜査や調査の結果によっては警察が通告や事件化するなど適切に対処することとなりました。

いじめを始める主な理由5つ

ここまで、いじめとはどのような定義によって判断されるか紹介しましたが、「いじめとは何なのか」という部分は理解できたでしょうか。

いじめの定義も時代によって変化するため、今のいじめの定義も、今後変わってくることはあるでしょう。

では、いじめが始まってしまうのはなぜでしょうか。ここからは、いじめを始める主な理由5つについて紹介していきます。

1:遊びの延長

きつい言葉でからかう行為や、悪ふざけのつもりでちょっと仲間外れにする行為を、遊びの延長と思っている子供もいます。

最初はちょっとした遊びのつもりでも、相手が悲しそうにするのが面白いと思ってしまった子供は、行動をエスカレートさせてしまい、それがいじめになっていくことがあります。

2:自分と異なることが気に入らない

いじめがはじまってしまう理由で多いと言われているのが、自分と違う相手を気に入らないと感じることです。

「あの子は自分と違う意見を言ってきた」「自分やみんなができることが、あの子はできていない」など、自分や周りと違う相手を異質なものと判断して、意識的に避けたり、意地悪を言ったりすることで、いじめが始まっていきます。

3:自分がいじめの対象になるのを避けたい

「いじめ」とは、いじめられる側といじめる側が存在することで成立します。

そのため、自分がいじめの対象になるのを回避するためにいじめに加担したり、いじめがあっても見て見ぬふりをするケースもあるでしょう。

4:いじめでストレス発散

普段からストレスを抱えている子供が、いじめの主犯であるケースは多いです。誰かをいじめることで、自分のストレスを発散しているのです。

身体の小さい子や勉強ができない子、スポーツが苦手で競技で足を引っ張る子などは、ストレス発散の相手としていじめの対象になりやすいでしょう。

ストレスを抱えている子は、このような特徴がある子を自分よりも下だと認識してしまうため、文句をつけやすいということから標的にしてしまいます。

5:家庭環境に問題がある

保護者から虐待を受けていたり、愛情をあまりもらっていなかったりなど、家庭環境に問題がある子供の場合、いじめを始めてしまうことがあります。

家庭環境に満足できていない子供は、幸せそうな同世代の子供を羨ましく思い、「不幸を味わわせてやる」といじめを始めてしまうことがあります。

子供に起こりうる主ないじめの種類12選

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