二十四節気「大寒」ってなに?由来やこの時期に美味しい食べ物も紹介! 二十四節気「大寒」ってなに?由来やこの時期に美味しい食べ物も紹介! - chokomana
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二十四節気「大寒」ってなに?由来やこの時期に美味しい食べ物も紹介!

二十四節気「大寒」ってなに?由来やこの時期に美味しい食べ物も紹介!

1月の2つ目の二十四節気「大寒(だいかん)」。
2024年の大寒は1月20日(1月20日~2月3日)です。
では「大寒」はどのような季節なのか詳しくご紹介します。

「大寒」とは?

大寒(だいかん)とは、1年で最も寒い季節です。
この日を境に、だんだんと日も長くなってきて、“三寒四温”という言葉のように、寒さと温かさを繰り返し春へ向かう時期です。

縁起が良い?!「寒の水」

大寒には、昔から縁起が良いものがあります。
それは「寒の水」です。

今ではきちんと管理された水道水を生活用水として利用していますが、昔は井戸水を利用していました。
そのため、夏場のように外気温が高い時はすぐに雑菌が繁殖してしまいます。

しかし、気温が下がる寒の時期に汲まれた井戸水は「寒の水」と言われ、雑菌が繁殖しづらく、餅をつくにも、酒を造るにも、薬を飲むのにも、特別な効き目を発揮するといわれています。
特に、寒の入りから九日目は「寒九」と呼ばれ、効果が増すそうです。

この時期に調味料などの仕込みをすることを「寒仕込み」と呼びます。
この頃に汲んだ冷たい井戸水は細菌が繁殖しにくく、不純物が少ないため仕込んだ味噌や醤油、酒はずっと腐らずに保存できる、ともいわれています。

昔の人は寒い中でも生活の知恵として暮らしに取り入れていたのですね。

大寒の時期の美味しい食べ物

「鶏卵(けいらん)」
大寒の二十四節気を更に細かくした七十二侯の1つには、「鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)」という言葉があります。
鶏が春の気を感じ、卵産むために鳥屋(とや)にこもる時期という意味です。

私たちが年中食べている卵にも、実は「旬」があることをご存知でしょうか。
有精卵の卵に限りますが、2月~4月に旬を迎えます。
鶏の産卵量が減る冬から春にかけては、卵が母体内で成熟される期間が長くなるため、栄養価が高くておいしい
といわれています。

一般的に大量生産されている無精卵では、このような旬の考え方はなく、一年を通して均一の品質ですが、ぜひ、有精卵の旬の卵を食べてみたいものですね。

「金柑(きんかん)」
きんかんは昔から風邪の予防やのどの痛みに効く生薬として用いられてきました。
のど飴の名前にも使用されているのを皆さんご存知だと思います。
皮が薄くそのまま食べられるため、果実丸ごとの栄養を摂取できます。

ビタミンCやヘスペリジンという成分が含まれており、発がん抑制作用、動脈硬化予防に効果があるとされています。

また、果物としては珍しくカルシウムを比較的多く含んでいます。
カルシウムには骨や歯を作り、神経の興奮や緊張を鎮めるはたらきがあります。
小さな果実で手軽に摂取することができるのも嬉しいですね。

冬の時期にしか食べることのできない果物ですので、ぜひみなさん手に取ってみてください。

まとめ

今回は、大寒についてご紹介しました。

1年の中で一番寒い季節となりますが、寒くても悪いことばかりではありません。
昔から伝わる「寒仕込み」や「寒の水」など、いまの私たちの暮らしにも通じるものが多くありますね。
餅つきをする時や、普段のお料理で味噌や醤油などを使う際には、ぜひ今回のお話を思い出してみてください。

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