二十四節気「清明」とは?その由来や時節を感じられる風物詩ついて解説! 二十四節気「清明」とは?その由来や時節を感じられる風物詩ついて解説! - chokomana
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二十四節気「清明」とは?その由来や時節を感じられる風物詩ついて解説!

二十四節気「清明」とは?その由来や時節を感じられる風物詩ついて解説!

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「清明」とは?

「清明」とは、すべてのものが清らかで生き生きとしている、という意味です。やわらかく降る春の雨が植物を潤し、草木や動物たちが生命力にあふれ動き出します。春の到来を告げる「清明風」という風も吹き、青い空を見上げると清々しい気持ちになる季節です。

花まつりとは

4月8日はお釈迦様生誕を祝う仏教行事である「花まつり」が行われます。正式名称は「灌仏会(かんぶつえ)」であり、降誕会(ごうたんえ)、仏生会(ぶっしょうえ)、浴仏会(よくぶつえ)などと呼ばれることもあります。
「仏に灌(そそ)ぐ」ことから「灌仏会」と名付けられていますが、その理由はお釈迦様生誕のときに天から竜が降りてきて、清らかな甘露水を吐いて産湯を満たしたという伝承がもとになっているそうです。また、生誕の場所がルンビニ花園だったことから、たくさんの花で飾り付けたお堂(花御堂)に、生誕のお釈迦様をかたどった彫像(誕生仏)を安置します。これが「花まつり」と呼ばれるようになった由来です。
花まつりの時期になると寺院や保育園、幼稚園などで稚児行列がみられるところもあり、子どもたちが華やかな衣装に身を包み歩く姿を見ると、これからの成長が楽しみになりますね。

甘茶

花まつりの参拝者は誕生仏に甘茶をかけることで体を洗い清め、子どもたちの健やかな成長を願います。灌仏会は、日本では平安時代より行われていたようですが、現在のように甘茶をかけるようになったのは江戸時代からといわれています。
甘茶はアマチャの葉を煎じた飲み物です。日本特有の生薬でもあり、砂糖が普及する前には甘味料として使われていたくらい、甘味が強いのが特徴です。しかし、生の葉は苦くて甘味はなく、加工の段階で発酵させることで甘くなります。
甘茶は誕生仏にかけるだけでなく、参拝者に振る舞われています。普段飲むお茶とは違う味わいがありますので、健康を願い、花まつりの時期に味わってみるのもいいかもしれません。

清明の時期の美味しい食べ物

「浅蜊(アサリ)」

 

スーパーに売られているアサリは、大きさが3~4cmくらいですが、成長すると6cm近くになるものもあります。
アサリにはうま味成分であるコハク酸がたっぷりと含まれており、煮汁ごと食べる味噌汁やスープ、パスタなどの料理にすることで、うま味を逃すことなく栄養もしっかり摂ることができます。アサリには貧血予防に効果のある鉄やビタミンB12が豊富で、カルシウムや肝機能を改善する効果のあるタウリンも多く含んでいます。
 酒蒸しのようにアサリそのものを味わうのもいいですが、食材との組み合わせで、栄養の吸収を高めることができます。春キャベツや菜の花、しらすなどの春の食材と相性もよく、彩りも増し、食卓が春らしくなりますよ。

「春キャベツ」

 

一年を通して食べる機会も多いキャベツですが、春キャベツ、夏秋キャベツ、冬キャベツとあり、収穫時期によって見た目や味わいも変わります。春キャベツは秋に種を撒き、4月~6月頃に収穫されます。内側の葉の色が鮮やかな黄色をしており、丸いボールのような形です。葉の巻きはゆるく、一枚一枚の葉がやわらかいので、生のままサラダにするとシャキッとした食感と甘みが感じられ、春キャベツならではの味わいです。
キャベツの栄養は収穫の時期によって大きな差はありません。ビタミンC、ビタミンK、カロテン、食物繊維などを多く含みますが、特徴的な栄養はビタミンUです。
ビタミンUはキャベツから発見され、別名をキャベジンといいます。胃酸の分泌を抑え、荒れた胃の粘膜を修復する働きがあります。とんかつなどの揚げ物などに千切りキャベツが添えられているのも理に適っているのですね。

まとめ

今回は、清明についてご紹介しました。寒い冬を乗り越え、春を迎えた喜びが、花咲く草木や鳥たちの声からも感じられます。春の日差しを浴びて旬を迎える食材もたくさんあります。自然の美しさを心の栄養に、そして食材から体の栄養をしっかりもらい、新年度をスタートさせたいですね。

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