ワーキングメモリが低い子供にはどのようなことが起こる?サポートの工夫6選!
育児
2021.05.07
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ワーキングメモリとは?
ワーキングメモリ(working memory)とは「作業記憶」ともいい、ある情報を短時間で保持し同時に処理をする能力のことです。簡単な計算や短い会話、電話番号をメモに移すまで覚えておくなどといった場合に必要になります。
ワーキングメモリと発達障害は関連している部分はありますが、ワーキングメモリの低い子供が必ずしも発達障害であるということではありません。
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ワーキングメモリが低い子供に起こること
ワーキングメモリが低い子供に起きる可能性があることにはどんなことがあるのでしょうか。
ワーキングメモリの容量が低いと「記憶しておける数が少ない」という傾向がありますので、「忘れ物が多い」「話の内容が覚えられないので会話がかみ合わない」ということが考えられます。
また「勉強に集中できない」「先生の問いかけに答えられない、指示に従えない」ということもワーキングメモリの低さが要因の場合があり、子供の努力やモチベーションとは無関係の可能性があります。
こういったことで授業についていけず学力が低下したり、人間関係がうまくいかない状況になり、失敗が多く劣等感を感じてしまうことで不登校になってしまうこともあります。
ワーキングメモリが低い子供へのサポート工夫6選
ワーキングメモリが低いということは、「一時的に記憶することが得意ではない」という状態ですので、その部分を工夫してサポートしてあげられれば良いのです。
ワーキングメモリが低い子供へのサポートにはどのような工夫があるのでしょうか。「具体的な指示をする」をはじめに6つ紹介します、ご興味のある方は参考にしてください。
1:具体的な指示をする
ワーキングメモリが低いと、聞いたことを頭の中で整理しづらいことがあります。指示をする場合は具体的にするようにしましょう。
例えば目の前にあるペンを持ってきてほしいときに「それを持ってきてちょうだい」だと「それ」が何か理解できない場合があります。
代名詞ではなく具体的な名詞を使うことで理解がスムーズにできる可能性がありますので、例のようなときは「それ」ではなく、目の前のペンを指差して「ペンを持ってきてちょうだい」といえば、より具体的になります。
2:短い言葉で伝える
子供に何かを伝えるときは、できるだけ短い言葉で伝えるようにしましょう。
例えば水をコップに汲んで持ってきてほしい場合は「水をコップに汲む」と「水を汲んだコップを持ってくる」に分けて伝えることで、より理解ができる可能性があります。
一度に複数のことを伝えずに1つずつ伝えてあげるようにしましょう。
3:情報を視覚的にする
ワーキングメモリが低い子供に何かを伝えたいときは、文字や絵・写真など目で見て理解できるように工夫をすることも有効です。
ワーキングメモリが低い場合、耳で聞いた情報を認識したり、記憶することがうまくできない可能性があります。情報を視覚的にすることで、子供の理解を助けることになります。
4:理解しやすい例に置き換える
指示や学習時の問題の理解が難しそうに見える場合には、理解しやすいように例えてあげることも有効です。
文章題を図式化したり、数字を何か物(例:数字の3をキャンディー3つなど)に例えてあげたりすることで、子供が理解できるようになる可能性があります。
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