高校生の子供に貯金方法を教える時のポイント5つ｜明確な目的を持たせよう

高校生の貯金額の平均はどれくらい？

高校生はどれくらい貯金しているのでしょうか。最近の傾向を見てみましょう。

SMBCコンシューマーファイナンス株式会社が行った「10代の金銭感覚についての意識調査2020」によると、2020年度の高校生の貯金額平均は71,073円になります。

出典：10 代の金銭感覚についての意識調査 2020｜SMBCコンシューマーファイナンス株式会社
参照：http://www.smbc-cf.com/news/datas/chousa_200402.pdf

高校生が貯金をするためにとれる手段3つ

高校生は、小学生や中学生に比べて支出がかかる傾向にあります。行動範囲も増え、友達と遊ぶための交際費や、スマートフォンの代金などといった使い道もあるでしょう。

お子さんは普段から貯金する習慣を付け、必要な時に使えるお金を確保することを身につけた方がよいでしょう。そこで高校生が貯金するためには、どのような収入源があるのか、またどのような手段をとるのが良いのかということについて解説します。

1：アルバイト

初めに、高校生のお子さん本人がアルバイトするといったやり方があります。

高校生は日々の授業や部活動、試験などもありますので下校後が全てフリーなわけではありません。両立させるためには、どのような条件でアルバイト探しをすればよいのでしょうか。

また、高校生にアルバイトをさせる場合は労働基準法がいくつかありますのできちんと確認しましょう。ここではその探し方について解説していきます。

出典：高校生等の満 歳未満の「年少者」を、アルバイト等に｜厚生労働省
参照：mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/kantoku/dl/040330-8a.pdf

続きそうなバイト先を選ぶ

バイト探しをする中で、様々なバイト先が見つかるでしょう。その中で、長続きしそうなバイト先を選ぶというのが大切です。

また、色々なバイト先を転々としないほうが良いでしょう。受け入れるバイト先にとっても、新人教育や研修などで手間をかけて新人育成します。入って合わなかったからといってすぐ辞めるのではバイト先にも迷惑がかかってしまいます。

バイトの仕事内容をお子さんとチェックしながら、お子さんが興味を持って続けられそうなバイト先かを一緒に検討するのをおすすめします。

シフトを重視して選ぶ

高校生は日々の学業に加え、部活動に入っているのであれば部活動や、定期テストもあります。高校生のお子さんが、学校生活と両立できるシフトを考慮してくれるところをバイト先に選びましょう。

また、条件で選ぶ際には自分が行けるだろうなと思うシフトのうち、6割か7割位の力におさえて働くことをおすすめします。なぜなら、お子さんが体調を崩すこともありますし、予定外の行事が入ってくることもあるからです。

余力を持ってシフトを組んでもらえるバイト先を探しましょう。

2：使用していないものを売る

フリマアプリなどを利用して、高校生のお子さんが自宅で使用していないものを売るといった方法もあります。

高校生は未成年ですので、保護者の承諾があればアカウント作成が可能です。また、心配なようであれば、保護者が代理出品するのもよいでしょう。

日々の買い物やアルバイト、通帳の管理など、様々なルートでお金は循環しています。フリマアプリでのお金の流れを学ぶことで、社会勉強やお金の勉強にもなるのでおすすめです。

3：お小遣いで貯める

高校生のお子さんがアルバイトやフリマアプリなどで稼ぐ方法ではなく、お小遣いを着実に貯めていくといった方法です。

お小遣いがあるかどうか、金額やもらうペースなど家庭によって様々です。必要な時に必要な分を渡す家庭もあれば、月に3,000円や5,000円など決まった額を渡す家庭もあり、また定期テストで良い点数を取れば特別支給するといった条件を掲げている家庭もあるでしょう。

例えば毎月お子さんにお小遣いを渡している家庭の場合、1ヶ月で使い切ってしまうのではなく、何ヶ月かお小遣いを貯金してやや高額な欲しいものを買うといったこともできるとお子さんに伝えてみましょう。

例えば1ヶ月5,000円お小遣いを渡しているとすれば、1年貯金すれば6万円、1年8ヶ月すれば10万円になるといった教え方ができます。

お小遣い制を導入している家庭は、貯金して必要な時に備えるといった使い方もあるということを教える良い機会なのではないでしょうか。

高校生の子供に貯金方法を教える時のポイント5つ

高校生のお子さんに貯金方法を教える際、どのようなことから教えたらよいのでしょうか。

ここで、貯金する際に特に気を付けたいポイントを5つお伝えします。高校生のお子さんへの教え方で迷われている方は、ぜひ参考にしてみて下さい。

1：貯金の明確な理由や目的を持たせる