ペットボトル顕微鏡の作り方!材料をそろえてお家で作ろう
「自由研究のネタに困っている」
「家で子どもと楽しく過ごしたい」
「科学の楽しさを子どもに教えたい」
このような悩みをお持ちではないでしょうか。
この記事では、ペットボトルとビー玉を使って簡単にできる、顕微鏡の作り方を紹介しています。今回は、作った顕微鏡で玉ねぎの繊維を見てみました。ペットボトル顕微鏡では、普段目にすることのできないミクロの世界を体験することができます。
なぜ、ペットボトルとビー玉で顕微鏡が作れるのか、その仕組みについても解説しています。この実験が、子どもが科学に興味を持つきっかけになる可能性もあるでしょう。
ペットボトル顕微鏡は、作成から観察まで子どもと一緒に楽しむことが可能です。ペットボトル顕微鏡で身の回りのものを観察してミクロの世界を体験しましょう。
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目次
ペットボトルを使って顕微鏡を作ってみよう
ペットボトルとビー玉の2つを使い、今回はペットボトル顕微鏡を作ります。
「ペットボトルとビー玉で顕微鏡ができるの?」と疑問に思われる方もいるでしょう。ビー玉の凸レンズの役割を利用して、身の回りのもののミクロの世界を体験することが可能です。
ペットボトル顕微鏡は、比較的簡単に作成することができます。そのため、作成から観察まで子どもと一緒に楽しむことが可能です。
実験に必要なもの・環境・準備
- 2Lペットボトル
- ハサミ
- カッター
- 懐中電灯(LEDで電球が1灯のもの)
- セロハンテープ
- キリ(ペットボトルに穴を開けるのに使用しますが、カッターでも可)
- 黒色のおりがみ
- 白い紙(A4程度のもの)
- 黒い紙(A4程度のもの)
- 玉ねぎ(玉ねぎ以外にも顕微鏡で覗きたいものがあればそちらをご準備ください)
- 透明のビー玉
ペットボトル顕微鏡を作る際に必要なものです。
身の回りにあるものや、100円ショップで購入できるものがほとんどです。カッターやハサミを使用するので、小さいお子さんと一緒にされる場合は怪我に注意してください。
実験の方法・手順
- ペットボトルをカッターで半分に切りましょう。 ※ケガをしないように気をつけましょう。
- 半分に切ったペットボトルの上の部分を使用します。ペットボトルの片面を切り、観察窓(入り口)を作ります。
- 黒い折り紙を透明のビー玉に巻きます。
- ペットボトルのキャップをとって、3で黒い折り紙で巻いたビー玉をセットします。
- ペットボトルのキャップに穴を開けます。穴は少し大きめで大丈夫です。
- 切り抜いたペットボトルのキャップの穴の上にセロハンテープを貼ります。これはプレパラートになるため、なるべく指紋がつかないようにしましょう。
- キャップの上に玉ねぎの表皮を貼り付けます。その上から、セロハンテープを貼り固定しましょう。ここでは玉ねぎを使用していますが、他に観察したいものがあればそちらでも構いません。
- ペットボトルにキャップをセットします。
- 懐中電灯を使用して、観察しましょう。部屋を暗くして、キャップの上からライトを当てると玉ねぎの細胞が見えます。部屋が明るくても、ペットボトルの周りに黒い紙を巻くことで観察可能です。
必要物品が揃ったら、ペットボトル顕微鏡を作り始めていきましょう。
今回は、玉ねぎの細胞を観察していますが、他のものでも観察可能です。薄くて光をよく通すものや、食塩などの粉が観察しやすいです。
さまざまなものの、ミクロの世界を体験してみましょう。
うまく映らない時は、食紅などで玉ねぎを染めるとより見やすくなります。また、電灯の光をビー玉に集中して当てるようにすると見やすくなります。ライトの部分を手や紙で覆って、光をビー玉に集中させてみましょう。
ペットボトルの蓋に穴を開ける際にはキリやカッターを使用しますが、細かい作業になるのでケガをしやすいです。手伝いながら行いましょう。
ペットボトル顕微鏡では、玉ねぎ以外にも、ムラサキツユクサの花の部分やオオカナダモの葉を観察することができます。しかし、玉ねぎと比べてムラサキツユクサやオオカナダモの観察は難易度が上がります。他にも、髪の毛や花粉なども観察することが可能です。
手作りの顕微鏡で、身の回りにあるさまざまなものを観察してみましょう。
実験からわかること
ビー玉をものに近づけてみると大きく見えます。これは、虫メガネのようにビー玉が凸レンズの役割をしているからです。その仕組みを利用して作ったのが、ペットボトル顕微鏡になります。
ビー玉よりもっと小さいガラス玉を使うと、100〜200倍ほどにも大きく見える顕微鏡を作ることも可能です。
簡単に手に入れることのできる材料で作成できるため、親子で一緒に作成から観察まで楽しむことができます。
夏休みなどのお家時間を利用して、ぜひチャレンジしてみてください。