【学年別】苦手な図形問題を克服するコツ|求められる能力も解説 【学年別】苦手な図形問題を克服するコツ|求められる能力も解説 - chokomana
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【学年別】苦手な図形問題を克服するコツ|求められる能力も解説

【学年別】苦手な図形問題を克服するコツ|求められる能力も解説

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「図形が苦手な子どもをサポートしたいけれど、教え方が分からない。」
「子どもに楽しく学習して欲しい。」
子どもの学習において、このような悩みや思いを抱かれている方も多いのではないでしょうか。

 

本記事では、図形問題を解くために必要な力や、苦手を克服するためのコツをご紹介しています。

 

この記事を読むことで、学年ごとにみられる図形問題のつまずきや、苦手意識をもちにくくするコツが分かります。また、図形問題を教える際のポイントにも触れていますので、勉強を教えることが不安な方でも、安心して子どもの学習をサポートすることができるでしょう。

 

子どもの学習で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

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図形問題が苦手な小・中学生は多い?

算数、数学の単元にある図形に苦手意識をもつ子どもは多くいます。その理由は様々ですが、原因の一つに、図形問題が単発で終わらず、小中学校を通しての積み重ねの単元であることが挙げられます。

 

図形問題は、積み重ねが必要な単元である上に年齢と共に学ぶ内容が多く、複雑になることから、苦手意識をもつ子どもが多くなるのでしょう。

 

小学校高学年、さらには中学校での図形学習に対応していくためには、低学年のうちから図形に慣れ親しむことが重要です。

図形問題で求められる能力とは?

図形問題を解くためには、柔軟な頭でひらめく力が必要だとよく耳にする方もいるのではないでしょうか。

 

確かに、問題を解く場面で柔軟性は時に必要です。しかし、図形問題で求められる能力は柔軟性以外にもあります。

 

以下で具体的な求められる能力について解説していきます。

問題文を正確に読む能力

問題文を正確に読む能力は、算数科のみならず全ての教科において重要となる能力です。国語力ともいえます。

 

問題を解く以前に、問題文に書いてある情報を正確に読み取る力がなければ、そもそも問われていることが分かりません。

 

学年が上がるにつれ、問題文は複雑になるため、いくら知識があっても正解にたどり着くことは困難です。

 

この能力を向上させるには、漢字の読み書きや教科書の音読、読書等で基礎的な国語力を身に付け、読解力を高めていく必要があります。

空間や平面を認識する能力

図形の知識が十分あり、用語も正しく覚えているものの、空間図形になると苦手意識をもつ子どもがいます。その原因は、空間認知能力の低さにあると言われています。

 

空間認知能力とは、三次元空間における物体の大きさや形状、方向、位置関係等を素早く正確に認識する能力のことです。

 

教科書やテストの問題にある見取り図は、あくまで印刷された平面です。空間図形の問題を解くためには、実際には見えない位置にある辺や頂点、図形の断面を頭の中でイメージする能力が必要になります。

 

この能力が低いと、いくら知識があっても頭の中が混乱し、正解にたどり着くことが困難になるでしょう。

 

空間認知能力は、折り紙やパズル、積み木等のおもちゃで遊びながら鍛えることができます。

図形の定義や用語を暗記する能力

算数科では、論理的思考(道筋を立て、分かりやすく説明できる考え方)を大切にしています。

 

特に中学校では、「図形の合同」「図形の相似」の単元で証明が求められます。図形の定義や用語の暗記が曖昧だと、証明問題で正しい説明ができません。

 

図形の定義を理解し、性質やきまりをしっかりと定着させることで、答えに根拠が生まれ、証明問題にも対応できるようになります。

過去の問題から類推する能力

図形問題だけでなく、算数科において重要となる能力の一つに、「類推する能力」があります。

 

「類推する能力」とは、ある事柄について、既習内容との類似性に着目し、見通しをもったり、根拠を説明したりする時に用いられる能力のことです。

 

過去に学習したことと類似する場面において、知っている事項を用いて類推することで、道筋を立てて、論理的に考えられるようになります。

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