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中学1年生が苦手な国語を克服するためには?おすすめの勉強法やポイントを紹介

中学1年生が苦手な国語を克服するためには?おすすめの勉強法やポイントを紹介

 
  • 音読する
  • 語彙力をつける
  • 漢字を覚える
  • 段落ごとに内容をつかむ
  • ポイントとなる文章に線を引く
  • 問題の答えは「本文に書かれていること」から探す
  • 選択問題の正解・不正解の理由を学ぶ

1:音読する

「音読」とは、文章を声に出して読むことです。小学生のころは宿題として、国語の教科書の音読を毎日していたのではないでしょうか。

 

声に出して読むことで、物語の登場人物の様子や情景が思い浮かべられるため、読解力を深めることが期待できます。物語文だけでなく、随筆文、説明文でも文章の構成がより理解できるようになるでしょう。

 

中学1年生ともなれば当然ですが、中には音読を恥ずかしがる子供もいるでしょう。しかしながら、音読にはいろいろなメリットがあります。

 

文章理解だけでなく、様々な言葉や漢字に触れることで語彙力がアップし、滑舌もよくなります。また、文章を理解していれば、抑揚をつけて読めるようにもなるため、読むことが楽しくなるでしょう。

 

音読の習慣ができれば、文章の理解も進み、語彙力もアップするため自然に国語の成績上昇が期待できます。

2:語彙力をつける

語彙力がないと、国語だけではなく他教科でも苦労することになります。では、語彙力をつけるにはどうしたらよいのでしょうか。

 

ドリルや四字熟語の本を与えるのも悪くはありませんが、他にもいろいろな方法があります。

 

まず、家族での会話を増やしてみましょう。大人と話すことにより、子供は多くの言葉を自分のものしていきます。時事問題などを一緒に考えるように、会話を誘導していくのもよいでしょう。

 

マンガやスマホで見る動画も、使い方によっては役に立ちます。

 

たとえば、マンガは漢字にルビがふってあるものも多く、描かれている情景から言葉の意味を自然に類推できます。

 

スマホで見る動画も、耳から言葉を聞くことができるため、語彙力アップにつながります。また、YouTubeなどでは、文字情報と音声情報が同時に発せられるものも多く、知らなかった単語を自分のものにしていく助けになるでしょう。

 

いずれにしても、子供が文字情報に頻繁に触れられる機会をたくさん作ることが大事です。

3:漢字を覚える

語彙の中でも漢字は特に重要です。高校入試では、国語以外の科目でも、回答が漢字で書かれていなければ失点することがあります。

 

では、具体的にはどのように漢字を勉強させればよいのでしょうか。

 

まず、読めない漢字があったら辞書で調べる習慣をつけさせましょう。保護者が教えるのは簡単ですが、辞書を引くことでより印象が深くなり、記憶に残りやすくなります。また、音訓の読み方の違いについても触れられるでしょう。

 

音訓、熟語、送り仮名まで把握できるようになれば、国語の成績アップにつながります。

 

次に、調べて読み方が分かった漢字は声に出して発音させます。目から入った情報を、口で発音すると耳でも聞くこととなり、この刺激で記憶が定着しやすくなるでしょう。

 

さらに、辞書で引いたら必ず書いてみる習慣を身につけさせます。記憶は覚える力と思い出す力の総合力です。翌日以降に、覚えた漢字が書けるかどうか確かめます。

 

この繰り返しで漢字力は身につくでしょう。

4:段落ごとに内容をつかむ

国語が苦手な中学1年生には、段落を捉えていない傾向が見られます。

 

段落には、文頭の1文字下げで表される「形式段落」と、形式段落をいくつか含むまとまりである「意味段落」があります。

 

まず、形式段落を理解させましょう。1つの形式段落には1つの話題が書かれています。形式段落ごとに意味を理解すれば、全体の意味の理解につながるでしょう。

 

意味段落は、いくつかの形式段落がまとまって出きています。話題が変わる接続詞や指示語に注視することで新しい段落に入ったことが分かります。これが理解できれば長文読解は難しくありません。

 

形式段落と意味段落を理解させて、内容をつかませることで、文章に対する苦手意識をなくさせましょう。

5:ポイントとなる文章に線を引く

国語の教科書を何度も読んでいくうちに、大事なポイントが分かってくるでしょう。大事なポイントになる文章に、ペンやマーカーで線を引く習慣をつけさせます。

 

最初のうちは、どこに線を引いたらよいか分からないかもしれません。いくつかのコツがあるのでここから解説します。

 

まず、繰り返し出てくる単語に注意させましょう。繰り返し出てくる単語は、筆者が強調したい部分なので、必ず線を引かせます。短い単語なら丸で囲ってもよいでしょう。

 

次に、筆者の意見が書かれている場所に注意させます。思う、考えている、などの言葉が使われていたら線を引くようにさせましょう。

 

他に重要なのは、逆接の接続詞の後ろです。しかし、逆に、などの言葉が使われている場合、直前の文章の内容を打ち消しているので線を引かせましょう。

 

そして、要約の接続詞の後ろです。つまり、要するに、などの接続詞が使われている箇所は、後ろに文章全体のまとめが書かれています。文章全体の理解ができるので線を引かせて、大事にさせたい部分です。

 

その他には、理由の接続詞の後ろです。だから、なぜなら、などの接続詞のあとには、直前の文章の理由を説明しているので重要になります。必ず線を引くようにさせましょう。

 

また、登場人物の気持ちや感情に注視することも重要です。物語文のテストではよく出題される部分なので線を引くことを習慣づけさせます。

 

最後に、気になる代名詞があったら、その内容を示す文に線を引かせましょう。これもテストでよく出題される箇所なので注視します。

 

これらは、普段の国語の成績にも関わりますが、入試の長文読解にも応用できます。可能であれば普段の読書でも、本に線を引くことを習慣づけさせたいところです。

6:問題の答えは「本文に書かれていること」から探す

国語の長文読解問題では、「文中の指示代名詞(これ・それ・あれ・どれ)は何を示しているか」や「主人公はどう思ったか」などを文章で書かせるものが多く見られます。

 

このような問題の答えは、主観的な意見を聞いているわけでないということに注意しましょう。回答は、本文中から導き出す必要があります。

 

文章を読む際に線を引く習慣ができていれば、それらの中から簡単に答えを見つけ出せるでしょう。

7:選択問題の正解・不正解の理由を学ぶ

国語の問題では、選択肢問題の解き方を知ることが重要です。

 

長文読解の回答には、選択肢の中から選ぶ形式の選択肢問題があります。選択肢にはどれも正解と感じるような内容が書かれているため、出題文をしっかりと読めていないと、正しい選択肢を選ぶことはできません。

 

しかし、不正解の選択肢には、問題の趣旨に合わない内容が含まれています。その理由を客観的に気づければ正しい回答を選ぶことができるでしょう。

 

試験対策として、問題集を解き、各選択肢が正答または誤答である理由を説明できるようにさせておくことをおすすめします。

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