文節の分け方覚えている?区切り方のコツや間違いやすい言葉も紹介
教育(中学生)
2021.10.05
mokuji_dummy
文節の分け方が分かってきたところですが、まだ間違えやすいところがあります。文章の中に、「この、あの」や「ない」「もの、こと、とき、ほう」が入っているときの分け方です。詳しく説明していきましょう。
1:この・あの
「この、あの」と何かを指し示す言葉のことを指示語といいます。指示語の前は文節を分けます。いわゆる「こそあど言葉」です。
例えば、「あの赤い花は昨日から咲いている」は「あの赤い/花は/昨日から/咲いている」ではなく、「あの/赤い/花は/昨日から/咲いている」と、分けることができるということです。
2:ない
「ない」という言葉は、直前の言葉によって、自立語にも付属語にもなるため注意が必要です。具体的にいうと、「助動詞」になるのか、「形容詞」になるのかです。助動詞は直前に動詞がくるのに対し、形容詞の直前には動詞がくることはありません。
例えば、「食べない」の「ない」の直前には「食べる」という動詞があります。そのため、この「ない」は助動詞になります。また、「美しくない」の「ない」の直前には動詞がありません。そのため、この「ない」は形容詞だということになります。
助動詞は付属語、形容詞は自立語なので、前者の「食べない」は「食べ/ない」とはならず、後者の「美しくない」は「美しく/ない」と分けられることが分かります。
3:もの・こと・とき・ほう
「もの」「こと」「とき」「ほう」これらは、名詞(形式名詞)です。名詞は自立語でした。そのため「これは私のものです」は「これは/私のものです」ではなく、「これは/私の/ものです」と分けます。
文節が分からなくなったらポイントを振り返ろう
日本語の文法、文節は、国語の勉強をするにあたって、とても大切になってきます。
小中学校で文節をきちんと理解しておくことで、高校や大学受験にも役立つ可能性があります。また、冒頭でもお話ししたように、日本語の文法、文節がきちんと理解できていることで、英語の文法も理解しやすくなる、という利点もあります。
ぜひ、この記事を読んだことをきっかけに、今一度文節の大切さをご理解いただき、文節の勉強に力を入れることで、国語の成績をあげること、そして、これから進む道においての基礎を固めていきましょう。
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