中学生の記憶力を高める！勉強が出来るようになる暗記方法10選

ホーム >

教育（中学生）

2021.05.07

短期記憶は、「電話を掛けている間だけ」といった、ごく短時間だけ覚えていればよいという場面での記憶です。

短期記憶の特徴として、覚えておける情報量の上限がある、外部からの干渉に弱いなどがあります。

短期記憶は「忘れてしまう」と思われがちですが脳から完全に消えてなくなるのではなく、「記憶をした場所が分からなくなっている状態」ということのようです。

長期記憶は年単位で覚えていられるもので、一般的に記憶と呼ばれるものは、この長期記憶になるでしょう。

長期記憶は短期記憶とは異なり、「記憶してある場所が分かっていて、いつでも取り出せる状態」といえるでしょう。

長期記憶は自伝的、社会的な出来事の記憶である「エピソード記憶」、家族の誕生日などの事実や言葉の意味などの知識である「意味記憶」、自転車の乗り方など体で覚えた記憶である「手続き記憶」に分類されます。

ヒトの脳はインプットした情報をすべて記憶していくのではなく、重要でないと判断した情報は短期記憶として時間とともに忘れるようにできています。逆に重要であると判断した情報は長期記憶として脳に定着します。

反復学習をさせると、その情報を何度もインプットさせることになり、脳に「それは必要な情報である」と思わせることができます。

反復学習のメリットは、「何度も情報をインプットしていくうちに、覚えるまでの時間が短くなる」ということです。

学校で習ったことをその日のうちに復習すると、脳は「大事な情報である」と思い込み、記憶に定着しやすくなります。逆に学校の定期テストの時など一夜漬けで暗記するのは、授業で習ったことを最初からやり直しているのと同じことで効率が非常に悪いことです。

成績を上げるために記憶力を高める方法を子供に教えてあげよう

子供の学業やテストの成績を上げるには、子供自身の記憶力を高めることが不可欠です。しかし、子供自身はなかなかそのことに気づかず、またその方法を知ることはできないかもしれません。そのために、保護者が記憶のメカニズムや暗記方法を知ることが大切になるでしょう。

保護者が記憶のメカニズムや記憶力を高める方法を知り、最適な方法を子供に教えてあげましょう。