不登校の中学生も卒業はできる?できるだけ学校と関わりを持つ方法4つ
教育(中学生)
2021.06.04
目次
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2:期末試験だけは受ける
学校と関わる方法の1つに、定期テストや期末テストといった、試験だけを受けるという方法もあります。まずは1科目など、狙いを定めてテストに向けて勉強してみましょう。学習には、問題集や参考書だけでなく、進研ゼミのような通信教育を使うのも便利かもしれません。
たとえ1科目であっても、勉強をしてテストを受けることは達成感を味わえ、高校受験のような入試の良い練習になります。テストを受けた後は、その後に燃え尽き症候群とならないよう、習い事などの外的刺激のあるイベントを用意しておくことがおすすめです。
3:1時間だけ授業を受けてみる
気力・体力が回復してきたら、教室で1時間だけ授業を受けてみることにトライさせてみてはいかがでしょうか。友達に誘いにきてもらい、やる気の出る好きな教科だけ参加するのでも構いません。
最初は、1日1時間から始め、少しずつ出席する授業を増やしてみましょう。授業が終わったら保健室などの別室に戻るという方法を繰り返し、少しずつ教室に滞在する時間を伸ばして苦手意識の克服を目指しましょう。
4:修学旅行など行事に参加してみる
不登校の中学生ができるだけ学校と関わりを持つ方法に、修学旅行などの行事だけ参加するという方法があります。
しかし、ここで気を付けなければならないことは、「修学旅行だけ参加するのは周囲の友達にずるいと思われるのではないだろうか」と気にして、登校を頑張りすぎてしまうことです。
無理をしてしまうと、修学旅行後に燃えつきたり、体調を崩してしまうことが心配されます。体調や気力と相談しながら、慎重に登校日や時間の調整をしていくことが重要です。
不登校でも出席扱いとなるパターン4つ
不登校の中学生でも、中学校に通わずに出席扱いとなるのには4つのパターンがあります。 中学校に登校するのが難しくても、次に紹介する方法を実行すれば、出席日数を得ることができるかもしれません。
1:フリースクールへ通う
出席扱いにして欲しい時には、フリースクールに通うという選択肢もあります。
各中学校の校長の裁量によりますが、フリースクールでの出席日数を、中学校での出席日数に含めてもらえる場合があります。
フリースクールの中には、出席日数を中学校に認めてもらえるよう、フリースクール内での生徒の取り組みや成果をコンスタントに連絡している学校もあります。
これまでの中学校に復帰することにこだわらず、フリースクールという新しい場所でトライしてみるのも良いかもしれません。
2:保健室へ登校する
教室に入るのが難しいけれど、学校に行く気力はある場合、対策として保健室という別室に登校してみる方法もあります。保健室であっても登校していることになるため、出席日数としてカウントされます。
まずは、保健室登校で自信をつけ、教室に対する恐怖感を克服できたら少しずつ教室復帰を目指しましょう。
3:カウンセリング資格のある家庭教師と勉強する
カウンセリング資格のある家庭教師を派遣する、教育サービス会社というものがあります。カウンセリングを行って子供の心に寄り添いながら、学習面でのサポートもしてくれます。
カウンセリング資格のある家庭教師を利用すると、学校復帰のきっかけや高校進学に向けた学力不足の対策をすることができるでしょう。
4:適応指導教室(教育支援センター)を利用する
適応指導教室とは、文部科学省が管轄する支援施設のことを指します。適応指導教室は、不登校の中学生の勉強をサポートしてくれる、頼もしい機関です。
中学校とは違う場所にありますが、適応指導教室への登校は、中学校の出席日数としてカウントされます。
出典:不登校への対応について|文部科学省
参照:https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/04121505/004.htm
中学生が不登校になったきっかけ7つ
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