物理チャレンジとは?3つの段階|目的や参加するメリットとは? 物理チャレンジとは?3つの段階|目的や参加するメリットとは? - chokomana
ホーム >

物理チャレンジとは?3つの段階|目的や参加するメリットとは?

物理チャレンジとは?3つの段階|目的や参加するメリットとは?

物理チャレンジとは

物理チャレンジというものを聞いたことがありますか。物理チャレンジとは、20歳未満の高校生や中学生が対象の物理コンテストです。

公益社団法人物理オリンピック日本委員会(JPhO)が2005年の世界物理年を記念して、第1回全国物理コンテスト「物理チャレンジ2005」を岡山県で開催して以来毎年開催されていて、今年の「物理チャレンジ2020」は第16回になります。

また、「物理チャレンジ」は「国際物理オリンピック」に派遣する日本代表選考も兼ねています。

自由研究特集!学年別に選べる小学生向けテーマ選び

物理チャレンジに参加できる年齢

満20歳未満で、大学などの高等教育機関に在籍していないことが参加条件です。

物理チャレンジは、中学生、高校生が中心のコンテストとなっています。物理を履修していない場合でも参加することが可能で、物理に興味のある人はだれでも応募できるのが魅力のひとつでしょう。

物理チャレンジの目的

高校で物理を履修していなくても物理の楽しさ面白さに触れ「物理的探究法」を培うことができ、同じ目的を持った仲間や第一線の科学者との交流ができます。

さらに成績優秀者は翌年行われる、国際物理オリンピックに出場できる他、大学の入学試験に利用することができます。物理チャレンジに参加することは、とても有意義で貴重な体験になるでしょう。

物理チャレンジには3つの段階がある

物理チャレンジには、第1チャレンジ、第2チャレンジそしてチャレンジ・ファイナルの3つの段階があります。

ここではその3つの段階を紹介していきます。参加を考えている方はどうぞ参考にしてみてください。

物理チャレンジの段階1:第1チャレンジで行われること

物理チャレンジの一次審査である第1チャレンジは、「実験課題レポート」と「理論問題コンテスト」の2つがあります。

実験課題レポートは実験課題に自宅や学校で取り組んで、その結果を実験レポートにまとめて提出します。理論問題コンテストは全国70か所ほどの会場で、全国一斉に実施するマークシート方式のテストです。

申し込み方法は、ホームページからのオンライン申し込みか郵送のどちらかです。

実験課題レポートの提出

事前に出された実験課題を各自取り組み、決められた項目、その内容に沿ってレポートを書き郵送にて提出します。

実験課題は事前にホームページ、募集要項にて発表されます。2019年度の「物理チャレンジ2019」の実験課題は、「水中を落下する物体の終端速度を測ってみよう」で、2020年度は、「鉄、銅、アルミニウムなどの金属の比熱を測ってみよう」となっています。

ホームページには過去の課題、成績優秀者の実験総評、募集要項には詳しいレポートの書き方などが出ているので参考にするといいでしょう。

理論問題コンテストに参加

第1チャレンジの理論問題コンテストは、毎年7月に全国一斉に実施されるマークシート方式のコンテストです。

問題は高等学校物理で扱う基本的なもので、教科書や参考書、問題集などの資料の持ち込みが可能です。

勉強法としてホームページに2005年度からの過去問、解説があります。2016年に『物理チャレンジ独習ガイド』(丸善)も出版されているため、理論問題コンテストの対策に使ってみるといいでしょう。

物理チャレンジの段階2:第2チャレンジで行われること

関連記事一覧

関連記事一覧へ