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偏差値の求め方とは?5教科で異なる理由や見方と注意点など解説

偏差値の求め方とは?5教科で異なる理由や見方と注意点など解説

偏差値は、「自分の得点」と「試験の平均点」を用いて簡単に求めることができます。公式は下記のとおりです。

 

偏差値=(個人の得点-平均点)÷2+50

 

この求め方であれば、受験者全員に対する情報である「標準偏差」を用いずとも、簡単に偏差値を求めることができます。

 

現在の偏差値をすぐに知りたい方は、この方法で求めるのが良いでしょう。

 

出典:偏差値を求める計算式|栄光ゼミナール
参照:https://www.eikoh-seminar.com/koukoujuken/column/p7208/

標準偏差を使った場合

標準偏差を使った求め方は偏差値=10×(個人の得点-平均点)÷(標準偏差)+50になります。

 

ステップは大まかに以下の6つに分けられます。
1:「平均値」を求める
2:「偏差」を求める
「偏差」は、「平均点から各自何点離れているかをあらわす数値」です。
3:「偏差」の2乗の合計を求める
4:「分散」を求める
「分散」とは「点数のばらつき」のことです。求め方は「2乗の合計値」を人数で割ります。
5:「標準偏差」を求める
「標準偏差」は、「分散の平方根」であらわされます。
6:「偏差値を求める」
最後に、上記の公式に当てはめて、偏差値を算出します。

5教科偏差値の求め方の見方と注意点

ここからは5教科偏差値の求め方の見方と注意点4つについて解説していきます。

 

5教科偏差値の求め方の見方と注意点についてご興味がある方は、参考にしてください。

1:偏差値は上位からの人数の割合によって決まる

上位から0.13%であれば偏差値は「80」、0.62%であれば「75」といったように、偏差値は上位からの人数の割合で決まります。

 

点数や順位に左右されず、自分の実力を知ることができるのも偏差値のメリットになります。

 

出典:偏差値の正規分布の一覧表|合格テラス
参照:https://aidnet.jp/media/hensachi-wariai/

2:集団が異なると偏差値も変わる

どの集団で受験するかによっても偏差値は変わってきます。

 

例えば、「学内の定期テスト」と「全国の統一模試」でいえば、前者は「一つの学校内の生徒との比較」、後者は「全国の受験生との比較」ということなります。集団が違えば、当然、受験者数や平均値、標準偏差なども変わっていきます。

 

そのため、たとえ同じ教科で80点を取ったとしても、一方では偏差値「60」、もう一方では「55」といったように違いが出てきます。

3:通知表の評定とは異なる

偏差値は「受験者全体の中で自分がいまどの位置にあるのかを知るための数値」です。

 

一方、通知表の評定は、「学内独自の基準に基づいて算出された評価」です。偏差値とは性質が違います。

 

たとえ学内の成績が「オール3」だったとしても「偏差値50」と等しいわけではありませんので、注意が必要です。

 5教科の偏差値の求め方が違う理由

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