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私立高校での学力特待生の選考方法とは?免除される費用についても紹介

私立高校での学力特待生の選考方法とは?免除される費用についても紹介

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1:入学金

入学前に特待生の選考を受けた場合、主に入学金が免除もしくは減額されます。成績でランク分けされる場合もあり、ランクによって全額免除が受けられたり、一部免除になったり、高校により様々です。

 

また、入学金だけが免除対象になっている特待生は、授業料などの学費は通常通り支払うことになるので、志望高校の免除対象がどのようになっているのかを見落とさないよう気をつけましょう。

2:授業料

特待生となった生徒への免除対象として、特に金額が大きいのがこの授業料です。

 

入学してから1年生の間だけ免除されるケースや、3年間ずっと免除されるケース、授業料の一部だけが免除されるケースなど、高校によって特待生制度の運用方法が変わります。

 

授業料の免除は入学金の免除と一緒に行われることもありますし、授業料のみの場合もあります。

3:施設費

施設費が対象の場合は、体育館やトレーニングルームなどの施設設備維持費や設備資金が免除もしくは減額されます。特にスポーツや芸術に力を入れている高校では、よく免除対象にされています。

 

学年が変わるごとに設備費を支払う場合は、1年生だけの特待生制度だと、2年生からは設備費を支払うことになります。スポーツ特待生では特に設備費が予想以上にかかることが多いので、免除対象についてはしっかり確認しておくと安心です。

特待生に求められる4つのもの

特待生制度は学校ごとに基準が違うため、特待生に求められるものはそれぞれの学校で変わってきます。そのため、進学したい学校の具体的な基準や最新の情報は事前に確認しておきましょう。

 

しかし、一般的に主に求められるものは以下の通りです。特待生にどのようなことが求められているのか、理解しておきましょう。

1:在学中の優秀な学業成績

学校によっては入学試験の結果だけが全てではなく、在学中の学業成績をもとに特待生を決めている場合もあります。

 

入学後に優秀な学業成績を修めたり、授業態度や生活態度が優良であったりすると特待生に認定してもらえる可能性があるため、これらを意識してチャンスを逃さないようにしましょう。

2:入学試験の優秀な成績

入学試験の点数によって特待生を決めている学校は多いでしょう。学校によって「受検者の上位〇位以内」や「総得点の〇%以上獲得している」などと明確な基準を設けて特待生を決めている場合もあります。

 

そのため、特待生には入学試験の成績が優秀であることが求められます。

3:文化活動やスポーツの優秀な成績

部活動をしていたり個人的な習い事をしていたりする生徒は、そこで優秀な成績を修めていると特待生に認定してもらえる学校もあります。

 

例えば、絵画コンクールで最優秀賞を取ったり、野球で全国大会に出場して優秀な成績を修めたりしていると特待生と認定してもらえる可能性もあるため、志望している学校がこれらの生徒を特待生の対象としているか確認してみましょう。

4:家計が厳しい生徒

世帯収入が低く家計が厳しい生徒のために、特待生制度を設けている学校もあります。

 

学校が基準とする世帯収入を満たしておらず、入学試験や在学中の成績が優秀な生徒は、特待生と認定される場合があるため確認してみましょう。

特待生に選ばれた際の3つのデメリット

特待生に選ばれると、学費などの免除もしくは減額により、高校生活を送る上での金銭的負担が軽くなります。

 

しかし、意味のある高校生活を送るうえで多少のデメリットもあります。

 

あまり神経質になってもいけませんが、どういう状況でデメリットになるのか知っておいて、対策に役立ててください。

1:特待生は取り消しになる可能性もある

特待生は、私立高校からしてみれば大学進学実績の他にも、その高校の生徒の模範となることを求められる面もあります。そのため、学業成績や生活態度が悪くなると、特待生の取り消しになるケースがあります。

 

特に定期試験の結果や、生活指導の対象になってしまう行動で、特待生としての意味を問われます。以下で詳しく説明していきましょう。

定期試験の結果が良くない場合

定期試験の結果が一度くらい良くなくても、先生の指導を受けて次の試験で取り戻せば、簡単には特待生の取り消しにはなりません。

 

しかし、指導を受けているにもかかわらず、定期試験のたびに成績が落ちていくようなら、残念ながら特待生が取り消されるケースに繋がります。

生活指導の対象になった場合

成績が良くても、遅刻の回数が増え、喫煙などの高校生らしくない行動を取ってしまうと、生活指導の対象になり、特待生を取り消されることもあります。

 

特待生は成績だけではなく、高校生活の面でも模範生として過ごすことで、学校全体のレベルを上げるという意味もあります。特待生として居続けるためには、生活態度にも気を配らなければなりません。

2:大学進学時に指定校推薦が使えない可能性もある

私立大学で実施している指定校推薦については、私立高校の特待生は推薦枠を使えない場合もあります。

 

なぜ推薦枠を使えないかというと、特待生は推薦枠を使わなくても大学に進学できるレベルの成績であるためです。大学進学実績を上げたい高校側としては、特待生には自力で大学に合格してもらい、その他の生徒に推薦枠を使い、大学進学数を増やしたいと考えます。

 

ただし、私立高校によって考え方は違いますので、大学進学時に指定校推薦が使えるかどうかは、志望する高校に問い合わせることをおすすめします。

3:特待生であるということにプレッシャーを感じてしまう

金銭的なメリットの多い特待生ですが、上で挙げたように常に成績を上位に保ちながら、その高校の生徒として模範を示すといったプレッシャーも少なからずあります。

 

特待生は保護者や先生からの期待も大きく、周りの目も気にしながら特待生でいることに全力を傾けなければならず、自分の許容範囲よりも頑張りすぎてしまう場合が多くなります。

 

そうなると特待生でいることのプレッシャーに負けてしまい、精神的に弱ってしまう生徒も出てきます。保護者としては、お子さんの高校生活への気配りが欠かせません。

高校の特待生制度が意味するものとは?

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